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2009年 09月 23日
赤い嵐
どうも。きむらです。
前日夜更かしして眠かったんですけど、朝早くからきむら子供が大騒ぎしていて半強制的に目を覚ましました。

「起きて〜っ、空、見てよ、空!」
「へ?」

窓から外を見たら、何と空が真っ赤でした。

「ぶ、ブッシュファイヤーっ!?」

でも、焦げ臭いにおいはないです。
(ブッシュファイヤーのときはあたりが「火事のにおい」になるので分かります)
そこへ相方が登場。

「砂嵐(Dust storm)だよ」
「ひょえええええ〜っ!」

朝日の光が空気中に充満した砂埃に乱反射して大気全体が赤くくすんで見えていたのです。
そういえば、昨日のニュースで「キャンベラが強風でどーたらこーたら」と言っていて、黄色く霞む国会議事堂の映像を映していましたが。
まさか、それが風に乗ってシドニーまで来るとはっ。

きむら、こちらに住んでずいぶんになりますけど、こんな光景を見るのは初めてです。相方によると「1983年にメルボルンであった」そうです。(ニュースでは「2002年にもあった」と言ってましたけど、こんな大規模じゃなかったはず)日本でも近年黄砂現象が増加しているようですが、きっと今回のコレは「豪州版黄砂」なんだと思います。でも、発祥地のノーザンテリトリーは赤砂が多いので、もしかしたら赤味がちょっと強いかもしれません。

日が昇につれ、赤かった空はだんだん黄色に変わりました。そして相方が「臨時休校かもよ」なんて言っていたので親子共々期待していましたが、最終決定は「学校は通常通り。但し健康に不安がある子供は自宅待機を勧める」だったため、文句を言いつつ登校。

外を歩くときは、例の豚インフル騒ぎのときに買った高性能マスクをかけさせ、自分は市販の使い捨ての防塵マスクで鼻と口を覆いました。

でも。
学校へ行ったら、そこまで完全防備しているのはきむら子供と数名程度。あとは普通にしていました。
つ、強いっす、こっちの子供はっ。

(蛇足)
シドニー到着の飛行機はメルボルンまたはブリスベンへ変更、フェリーは運休、と、シドニー市街の交通は大混乱ですけど、この砂嵐、地方じゃそれほど珍しいことではないんだそうです。

たまたまTVで見たニュースでNSW州の地方からシドニーへ修学旅行に来た子供たちがシドニータワーの展望台から砂嵐で何も見えない景色を見ていましたが、インタビューに「朝、外を見て、家に帰ったのかと思った」なんて答えてましたもん。

そして、最新のニュースによると、砂嵐は現在ブリスベンに北上中だとか。
ブリスベンのみなさん、マスクの準備を!

(ニュースでは今朝の光景を「Red dawn」なんて呼んでました。きむらは忙しくて写真を撮る余裕はありませんでしたが、この映像はもうYouTubeなどで見られるようです)

by kaoru_oishi | 2009-09-23 11:16 | その他もろもろ


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