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2006年 09月 16日
どう見てもドリフターズです
どうも。きむらです。
先月、rage で観て以来、すっかりとりこになっている PV があります。

OK Go の「Here It Goes Again」です。
バンドの名前はずいぶん前から rage の play list で見て知っていましたが、まともに意識して PV を観たのはこれが初めてでした。

まあ「百聞は一見にしかず」ということで、ブツをご覧下さい。


一体、このPVを作るのにいくらかかったんでしょう。
バックに金色の布を貼り、中央にランニングマシーンを8つ並べただけの部屋。
営業時間外のジムでもレンタルしたんだろうと思いますが、きっとたいした金額じゃないのでは。

しかし、バンドの息のあった演技で、どんなに贅を尽くしたCG 使いまくりの PV もかすむほどのすんばらしい作品になりました。
この間TVで紹介してましたが、この演技の振り付けを考えたのもメンバーのお姉さんだか妹だかだそうです。
ほとんど「家内制手工業」の世界。

で。
見たところ、カメラを止めた形跡もないですし、NG が出たら最初からやり直しの、まさに「一発勝負」。ヘタすりゃバンドの人間関係に影響が出かねない、考えようによってはリスクの高い PV 作りだと思います。
そういう意味では「メンバー総すっぽんぽん写真」を撮ったレッチリとか「メンバー総厚塗りメイク」の聖飢魔II「メンバー総着ぐるみ&グロいメイク」のLORDIなども仲間同士の信頼と一体感があって、こういうおポンチ試みができるのかもしれません。

日本のバンドでこの PV が作れる(た)のはやはり往年のドリフターズだけだと思います。
子供のころは「おもしろ〜(笑)」とガハガハ笑いながらドリフの番組を見ていましたが、ドリフターズも元はれっきとしたバンド、ビートルズの来日公演では前座をつとめたほどの腕前なんですよね。
あの「八時だよ!全員集合」だって、考えてみれば生放送。
あれだけ「一発勝負」の内容を毎週1時間、何年も続けていたなんてすごいっ!

よく「音楽感の相違」「マンネリ」など、イマイチはっきりしない理由でぐずぐずと解散してしまうバンドがありますけど、バンド活動に物足りなさを感じたら、解散を決意する前に捨て身でこういう PV を作ってみてもいいかもしれませんね。


(蛇足)
オーストラリアにSleepy Jacksonというバンドがあります。
パース出身ということで、Eskimo Joe と並んで、何となく気になる存在です。
で、そのバンド。
前から PV を観るたび「このボーカル(Luke Steele)、誰かに似てるんだよなぁ」と思い続けてました。
そしたら。
ある日突然分かりました。

藤井隆そっくりじゃ〜ん!」

そしたら・・・も、もういけませんっ。
以来、PV を観るとメイクをして(このバンド、ビジュアル系かも?)大まじめに歌う彼の顔が藤井隆以外の何者にも見えなくなってしまって。
笑い死にをこらえてヒクヒクするようになってしまいました〜(涙)

by kaoru_oishi | 2006-09-16 10:34 | きむらとギターと音楽


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