2006年 07月 07日
どうも。きむらです。 ここのところ、ずーっとワールドカップ関連の投稿ばかりしてましたが、久々にPVに目を向けてみます。 気になるPVはたっくさんありますが「復帰第1段」として、2月ごろ初登場して最近になってチャートインしてきたこの曲を取り上げようと思います。 「Red Dress」by SUGABABES こういうときに、大物アーティストでもなく、取り立てて名曲でもないイロモノを選んでしまう自分が何ともいとおしい今日このごろです(笑) SUGABABESは、数年前に「Hole In The Head」という一発ヒットを飛ばした後しばらくなりをひそめていましたが、去年「Push The button」で見事ヒットチャートへの返り咲きを果たしました。 女の子のユニットは、今や「ビクトリア・ベッカム」と呼ばれるほうが多くなった Posh Spice ことビクトリア・アダムスのいた SPICE GIRLS 以来しばらくブームがありませんでした。しかしここに来て、ATOMIC KITTEN(最近消息が絶えてましたが、W杯記念のCDに1曲入ってるとか)や PUSSYCAT DOLLS など「集団パワー」が売りのユニットが目立ってきました。 豪州でも人気オーディション番組「Australian Idol」出身の女の子4人が YOUNG DIVAS というユニットを結成し、シングルを発表しています。 ですけど。 誰一人ピンでやっていけそうにないから「束にして叩き売り」というレコード会社の思惑をびんびん感じるのは、きむらだけでしょうか。 SUGABABES を見ていると、何となくきむらの時代に燦然と輝いていた BANANARAMA とイメージが重なります。 BANANARAMA は80年代に活躍したユニットで「3人娘」という頭数「髪がブロンド・ブルネット・ブラック」なのも SUGABABES と一緒です。 しかし BANANARAMA は(髪の色は違っていても)みんな白人でしたが、あれから時代が変わったのか、SUGABABES は白人・黒人・中東系(ハーフ)と、人種的にもバラエティを持たせています(最近までメンバーだったMutya Buenaもアジア系(ハーフ)でしたし) そういや、ポップスターじゃありませんけど、Charlie's Angels もオリジナル(TV版)のエンジェルはみんな白人で「ブロンド・ブルネット・ブラック」と「色分け」されてましたが、映画では何気にアジア系のルーシー・リュー(Lucy Liu)が「黒髪要員」として入ってますよね。 いろんな人種や民族がメディアに登場することはもちろん大歓迎なんですけど、自然発生的なユニットではなく「マイノリティから差別云々と文句を言われたくないから、適当に配分しとけや」みたいに意図的に混ぜてあるんだったら、ちょっとなぁ〜、という気もします。 で「Red Dress」なんですが。 BANANARAMA の1曲と言っても違和感ないです。リミックスしたり、イントロとサビを延々リピートさせるとガンガン踊れそうなところも一緒であります。ディスコ、特にハイヒールを履いた女の子が踊るような場所では常備しておいてもらいたいですね。 この曲のPVもまさしくそんなイメージで、ドレスを着た3人がファッションモデル風に「つん、つ、つ〜ん♪」と風を切って歩く映像が何度も何度も出てきます。 そして、ドレスの色は「赤」です。 ちょうどタイトルどおりに。 ・・・・・タイトルどおり、です。 が、しかしっ。 歌詞のほうを、ちょお〜っと見て下さいまし。 Cooler than the red dress Cos I'm cooler Cos I'm cooler Cos I'm cooler than the red dress Cos I'm cooler Cos I'm cooler 「だって、私は赤いドレスよりクールなのよん♪」 このフレーズが、しつこくしつこく耳にタコができるほど繰り返されてます。 そしてここでは比較級「er」が使われてますので、 クールさにおいて: 私>赤いドレス 上記の不等式が成り立つことになります。 この後、自立した女が男を「引っ掛ける」ための心構えのようなものが続きまして、再びなじみのフレーズが戻ってきます。 Cos I'm cooler than the red dress I'd rather catch a guy on my own ええっと、これ、 「私は赤いドレスよりクールなんだから(ドレスに頼らずとも)自分で男を虜にしてみせるわよん♪」 となるんでしょうか。 どうも赤いドレスの存在意義を否定しているようなニュアンスを感じますね。 でも。 だったら、なぜPVでオネーサンたちは赤いドレスを着てるの? こんな疑問がどうしても浮かんでしまいます。 そして、さらに個人的な意見を差しはさませてもらうとすれば、 そもそも、赤いドレスってクールじゃないのではっ? (つーか、一歩間違うととんでもなくダサイっ) なんですけど。 他にも、 オネーサンたち、歌中で相手に「ベイビー」と呼びかけているにも関わらず、最後のほうで So don't call me baby なんて口走ってたりもします。 「私に電話しないで、ベイビー」なら、意味は通りますが、もし 「(ベイビー)私のこと「ベイビー」って呼ばないでね」 と解釈すると、 「ワシのことタコ言うな、このタコがぁっ!」 と用法が一緒もんになっちゃいます(汗) 難しいですね〜、英語の歌詞はっ! あんまりよく分からないもんで、ちょうど通りかかった相方に解説をお願いしたんですが、 「え? 歌詞の意味なんて、フツー考えないもんでしょ?」 と、あっさり「返り討ち」に遭いました。 そ、そうなんすかっ!? (蛇足) きっと世の中には不可解な歌詞の曲がたくさんあるんでしょうが、きむらの知っている中で最高に「?????」なのは、THE KILLERS の「Somebody Told Me」です。 どうやら失恋の歌らしいんですが、その相手が・・・・。 Well somebody told me 「誰かが僕に言った」 この1行は自然にツルッと分かるんです。 しかし、問題はこの後。 You had a boyfriend Who looked like a girlfriend That I had in February of last year 「君にボーイフレンドがいた 僕が去年の2月に付き合ってたガールフレンドのような」 この「君」って男? それとも女? 「僕」ってバイセクシャル? それとも、彼女を元カノに盗られちゃった? あるいは、彼女を元カノに似た男に盗られた、とか? 正直、ぜんっぜん分かりません。 もしかしたら首をひねっているのはきむらだけ? とも思いましたが、歌詞解釈のサイトを見たら、英語話者のみなさんもあーでもないこーでもないと論争してたので、ちょっとほっとしました♪ でも、本当のところ、一体どういう意味なんだろ〜。
by kaoru_oishi
| 2006-07-07 00:25
| きむらとギターと音楽
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