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2005年 02月 10日
蘇る悪夢
どうも。きむらです。
今日は「G」の件は脇に置いて、歯医者の定期検診に行ってきました。

みなさん、覚えてますか?
きむらが日本の歯医者とんでもない目に遭ったことを。

事態はそれで済んでなかったのです。

一般的に言われていますが、欧米人(豪&NZ人も入れときましょ)は日本人より歯がきれいです。
でも、これはどうも生まれつきではないようです。
なぜかというと、こちらの人を見ていると、年配の人の歯は日本人よりちょっといい程度なのに、40代あたりから歯に詰めものをしている人の数がガクンと少なくなるからです。
不思議に思って相方に聞いてみたところ、こちらではちょうどそのころから虫歯予防のために水道水にフッ素(fluorine)を混入し出したのだそうです。
道理でねー(納得)
おかげで、バリバリ「フッ素混入世代」の相方は虫歯が一本もありません。
とってもうらやましいです。

そんなわけで。
虫歯がほとんどないため、こちらの人が歯医者にかかるのは定期検診か歯列矯正(これはそれ専門の歯医者(orthodontist)ですが)をするときぐらいです。
そうすると面白いもので、足繁く通わない分、こちらの人はひじょぉーに歯医者を恐れています。

なにしろ、単なる定期検診&歯石取りをするだけなのに、麻酔かけてもらっちゃったりするんですからっ!(爆)
歯医者通い暦ン十年、ありとあらゆる治療をし、ほとんどフリークと化しているきむらの敵ではありません(えっへん)
で、歯医者側も、恐怖感を与えないようにか、クリニックをエステサロンと見まごうばかりの贅沢な内装にしたり、(診察台から見られるように)天井にテレビ画面を仕込んだり、いろいろ工夫をこらしています。
あるいは。日本と比べると虫歯人口が極端に少ないですから、少ない患者を取り合って歯医者間の競争も熾烈になり、サービスが異様によくなってるのかもしれません。

さて。
きむらは半年に一回定期検診と歯石取りをしてもらってますが、前回と今回の間に日本で歯の神経(root canal)を抜かれたので、そのことを歯医者と衛生士に話しました。
歯「Oh, no......」
そう言ったきり、絶句する歯医者さん。
き「え?(歯医者のリアクションに驚いている)」
歯「豪ではね、最初から神経を抜いたりはしないんだよ。歯の神経は大切だからね。まず、他の可能性を調べてからするはずだよ。風邪で歯痛に似た症状が出ることがあるのはよく知られているけどなぁ」
ひえ〜、そうなんだ〜(冷汗)
き「でも、向こうじゃ、はっきりした説明もなく、いきなり始められちゃいましたけど」
衛「それでこんな誤診したら、こっちじゃ、まず、法廷沙汰よ」
誤診。そっか、これって、やっぱり誤診だよね〜。
法廷沙汰か〜。
歯「神経を抜いた歯はもろくなる。だから、なるべく早く差し歯(crown)にしたほうがいいね」
き「えええっ!!!!」
ちょっと待って下さいよぉ〜。
その歯、日本に行くまでは健康そのものだったんです。今も、神経はなくなっちゃってますけど、見た目はきれいですが。
歯「いったん神経を抜いちゃうと、いつでもダメになる可能性があるんだ」
き「そんなぁ〜(泣)」
で、気になる値段ですが・・・。
歯「歯の材質によるけど、1番長持ちする陶器製のだと1,500ドルぐらいになるな」
き「せ、せんごひゃくどるぅぅぅ〜〜〜っ!?」
ちなみに円に換算すると、約12万円になります。

う、うそでしょっ!?
誤診で勝手に歯の神経抜かれて、その上1,500ドル払って差し歯にしないとならないなんてっ!?


今日の費用を払い、次回の予約を入れてクリニックを出たものの、きむらはショックさめやらず、茫然としたままでした。
あんまり茫然としていたので、ろくすっぽドアのサインも見ずに入り、

うっかり男子用トイレで用を足してしまいましたよっ!!(恥)

「何だか、このトイレ、異様に臭いな〜」とは思ったものの、用を済ませて個室の外に出て手を洗うまで、全然気づきませんでした。
「さて、出よう」と後ろを振り返り、個室の向こうにアサガオさんが並んでいるのを見て、初めてギョギョッとなり、あわてふためいて脱出した次第です(爆)

ああ、よかった。他に使っている人がいなくて〜。

でも。
そういえば、確か、入ろうとしたときに人とすれ違ったような。
男の二人組だったはず。
しかし。

どうして「間違ってますよ〜♪」って、声かけてくれなかったんだろう。

それとも。

きむら、男に見えましたかっ!?(滝汗)

(あ。おととい、○クドナルドできむら子供にシェイクを買ってあげたときも店員に「Yes, sir」なんて言われたのでした。「Yes, madam」だろがっ!(怒))

歯の治療代とトイレの一件で結構、精神的に参ってしまったようです。

その後、きむらはフラフラとクリニックの近くの店(セカンドハンド専門)に入りました。気を鎮めるため、あてどもなく洋服や靴を見ます。
で。
気がついたら、靴を一足、買っていました。

この靴、安かったです。
値札によると、元の値段が$299(約24,000円)だったのが、DAVID JONES(高級デパート)のバーゲンで$199(約16,000円)で売られ、この店では、なーんと$30で売られてました。(値札ついたまんまの全くの新品で)

でも。
いくら$30だったとはいえ、
きむらは一体、こんなフェミニンな靴をいつ、どこで履くつもりなんでしょう。
ジーンズにとても合うとは思えません(泣)


(蛇足)
今週末、いよいよメールによる小説の送付を開始します。
第一回配送は第10章(2)です。
そして、今後も定期的に小説の続きを送付していくつもりです。

by kaoru_oishi | 2005-02-10 23:19 | その他もろもろ


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