2004年 12月 17日
どうも。きむらです。 もう12月も半分ないんですね。早いもんです。 早いといえば。 今週の水曜日にギターレッスンが終了しました。 思い起こせば2か月前、土砂降りの雨の中、ギターともどもずぶ濡れになって始まったのでした。 9人で始まったレッスンも最終日は6人でした。(1人は引っ越しで、どうしても来られなかった)1年の最後の月までレッスンがあるという、なかなか厳しいコンディションではありましたが、みんな結構、頑張って来てたと思います。 今回は最終日ということもあって、新しい曲は習いませんでした。 しかーし。 きむらが最も苦手とするバーコードの練習がありました。 バーコードと言っても、 「スーパーで品物をレジに持っていくと、店員さんが手に持った機械で黒い線をシャッてやる」 アレじゃありませんぜ。 人さし指で弦を全部びちーっと押さえて、残りの指でコードを形成するという、超難関テクニックなのであります。きむらにとっては。 (ここを読んで、ギター弾きのみなさんが爆笑していることでしょう(悔泣)) やってみました。 でも、音がほへ〜っとなってしまいます。 指一本ずつで押さえるとちゃんと音になっているのに「よっしゃあ!」と全部押さえると力がうまく入らずちゃんとした音が出ません。で、力がうまく入っているときは、勢いあまって他の弦に指が触れて、またしても音が変になります。 悔しいんで、他の人たちが雑談しているときも、ずーっとバーコードの練習を続けていました。ぶっつづけで1時間ぐらい。 おかげで翌日、筋肉痛になっちゃいました(嘆息) ま、でも、先生も言ってましたが、メゲずに続けていれば、いつかはちゃんとした音になるそうです。だから、今回できなくてもしっかり練習します。 バーコードの練習だけだったら、ちょっと冴えない最終レッスンになるところでしたが、先生はちゃんとごほうびを準備してくれてました。 それが今回の目玉、 エレキギターに触っちゃお〜っ♡ です。 きむら、小説ではいかにも知ってるかのようにブチあげてますが、実はエレキギターを触るのはこれが初めてでした。 (楽器屋でこっそり弦をはじいてみたことはありますが、店員の目が怖かったので、触るなり、速攻で逃げました(笑)) 先生が今回持ってきてくれたのは、黒いギターでした。特別なメーカーのではないと言ってましたが、後でインターネットでいろいろ見た感じではギブソンのに近いような。ギターを目の前にすっかり舞い上がってしまって、詳細を覚えていないのが悔やまれます。(そうだ、後でメールして聞いてみよう♪) 先生はシールドでアンプにつないで簡単にセッティングしてから「ほら、触っていいよ」とすすめてくれましたが、みなさん、尻込みしています。そこで、不肖きむら、こっぱずかしいのをこらえて立ち上がりました。 先生からギターを受け取り、ストラップを肩にかけます。 ちょっと、これ、長いよぉ〜! ギターがおへそどころか股下まで来ちゃって、手がうまく届きません(焦) どうして、こんなに下にぶら下げるんですかぁ〜? 「そのほうがカッコイイから」 あ、そうすか(納得) きむら、気を取り直すと、指先で弦にちょこっと触ってみました。 ぶぃぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っん ひえーっ。こんなんでも音が出ちゃうんですねー! 先生がつまみを調節して、音を変えてくれました。 続いては、ピックで弾いてみます。 ぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅぃ〜っ!! どっひゃー、大音響っ!(驚) んでもって、単なる解放弦弾いただけでも、こんな音になっちゃうんですねっ! うっわ〜〜〜〜っ、すごいっ!!!! きむらがエレキギターを触っていたのはせいぜい5分ぐらいでしょうか。でも、その5分の間、きむらの頭の中は感嘆符で埋め尽くされてました。 うーむ。 どんぴしゃりの表現が見つかりません。 でも、きむらの乏しい語彙の中で一番近い言葉で言うなら、 カ・イ・カ・ン♡ でしょうか。 確か、映画「セーラー服と機関銃」で、マシンガンをぶっぱなしたあとで薬師丸ひろ子もそうつぶやいていましたね。しかし、きむらのはセリフではなく、正直な感想です。 今までいろんな形でエレキギターの演奏シーンを見て「あ、カッコイイ♡」と思いましたが、弾く側がどんな風に感じるかなどと考えたことはありませんでした。今年になってロックがテーマの小説を書きはじめてからも、あくまでも弾いているのは登場人物で、きむらは一歩下がったところで「しかし。やっぱりこういうのは若い子がやってサマになるんで、きむらはとてもとても」なんて思っていました。 エレキギターは他の世界のもので、自分とは縁がないんだと思ってました。 でも、実際は違いました。 年食ってようと、子供がいようと、ロックなファッションしてなかろーと、誰が触ってもエレキギターはちゃんと音を出してくれます。 そして、その音が好きなら、ギターを弾くのが好きなら、エレキを始めちゃって一向に構わないんです。 ギターを持ってられなくなるほど年とってしまう前にそのことに気づいて、本当にラッキーだったと思います。 もう、こうなったら、やるしかないっ。 来年こそ、エレキギター、買うぞ〜っ! (蛇足) そうそう。 ハリポタ先生の引き継ぎだったので、タームの半分しか教わりませんでしたが、とても楽しいレッスンをしてくれたので、きむらはお礼に箱入りのチョコレートをあげることにしました。 ちょうどクリスマスシーズンで、家には包装紙が転がっていますし、最近、ラッピングとカード書きに凝っているきむら子供が目の前にいるもんですから、迷わず、その任務を与えました。 子供 「先生の名前、どう書くの?」 きむら「ええと、ゴーとポール。どう書くかチェックするね」 きむら、ギターケースのポケットから先生の名前とメルアドの書いてある紙を取り出しました。引き継ぎ初日にもらったのですが、目を通さず、折り畳んでしまったままでした。 きむら「ポールは P, A, U, L。ゴー(珍しい名前だなぁ)は G, O, Hで、ラストネームは.......うっそぉっ!」 ゴー先生ったら、日本人だったんですっ!! きむら、3レッスンも習っていて、全然、気づかなかったんですっ!! うっわ〜っ、はずかしぃ〜〜〜〜〜〜っ!! この心境って、日本にお住まいのみなさまにはうまく説明できないのですが、 強いて云えば、 「つき合い始めた彼女が兄の元カノだったことが分かった」とか 「フーゾクで指名した子が実はクラスメイトだった〜っ」とか 「友達が見せびらかしていた彼氏が実は高校時代につき合っていた自分のカレで、記憶を失ったばかりか、眼鏡をかけ、髪も染めて違う名前で別人として自分の周りをウロチョロしていたことが分かった」とかいうレベルの、何とも形容しがたいこっぱずかしさなんです。 (最後の例は激しく的を外れているような気もするが、まあ、いっか♪) そんなわけで、いつもならチューニングをしてから個別の練習を始めるのですが、今回はギターについてではなく、 「あの‥‥先生って、もしかして、日本人ですか?」(英語で聞いた) という、おポンチな質問からレッスンが始まりました。 答えを云うと、 ゴー先生は日本生まれではあるが、育ちはこちらなので、日本人というよりはオーストラリア人なんだそうです。 あー、よかった〜、日本語で話しかけなくて。 (こっち育ちの日系2世に日本語で話しかけてしまうと逆パターンのこっぱずかしさを味わうことになります) とにかく。 ハリポタ先生、ゴー先生、ポール先生、 どうもありがとうございました。 来年も、もし時間に都合がつけば、是非レッスンを続けようと思います。 I'll be back ですよん♪ おっと。 ほとんど忘れかけてましたが、第9章(3)アップします。 で、来週、さ来週は、いつもより短めのをチョイチョイっとアップする予定です。 それから、この休みの間に少し家捜しして、昔、書いた小説を発見しようと思います。そうすれば、もし新体制に移行するのに予定より時間がかかっても、The Delicious Boy の代わりにアップできますしね(笑) (蛇足の蛇足)2004年12月18日(土) 第9章(3)アップしました。 今日(シドニー時間では昨日ですが)、今月最大のイベントが無事に終了したので、ほっとしています。 で、来週の今日はクリスマスなんですよね。 この時点でこんなに疲れまくっていて、クリスマスまで体が保つんでしょうか(溜息)
by kaoru_oishi
| 2004-12-17 20:35
| きむらとギターと音楽
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