2011年 05月 23日
中庸 at Eurovision !?
どうも。きむらです。
今年も観ました Eurovision、今回は2夜連続で Semi Final(たぶん録画)を放送し、その翌日(5月15日日曜日)に Final がありました。

できれば優勝国が決まるなりブログを更新したかったんですけど、ちょぉっと忙しさがMAXで遅れちゃいましたっ。

今回のEurovision の目玉は開催国であるドイツが去年と同じアーティストをエントリーさせたことです。
果たして同一アーティストによる2年連続優勝なるかっ?
ではここで例によってきむらのメモで出場国/アーティストをざっと紹介しときます。
今年の Eurovision は2日間のセミファイナルが行われ、そこで残った20カ国にシード国5カ国(英・仏・独・西・伊)が加わった総勢25カ国がファイナルに進みました。

Finland
小柄な男の子のギター弾き語り。去年もこんなジャンルがあったような。フォークだけどシャツがタキシードの下に着るようなヤツだった。背景に地球が映し出されたが・・・日本が無かった(涙)

Bosnia & Herzegovina
英語で歌う民謡調バンド。このオッサン、何かオリーブオイルとかのコマーシャルに出て来そうな日焼けっぷりで、どこかーで見た感がすごくあった。曲そっちのけで「このオッサン誰かに似てる、でも名前が出てこない、ほら、あれ、あの、そら」と頭脳をフル回転させるハメに。だから曲の印象が薄くて(笑)

Denmark
美形バンド、というくくりでよろしいでしょう(笑)間奏でギターとともに全力疾走したボーカルの体力に感服した。
あと、これのベースの人、絶対にきむらの憧れのお方の動きをコピーしていると思った。
パッと見顔が似てるようだったけど、注視してると自分に酔ったような弾き方や表情が憧れの方クリソツでありました。動きでも美形って演出できるんすね〜。

Lithuania
ミュージカル。「キャット」や「オペラ座の怪人」中の一曲と言っても誰も疑わない出来。つまりオリジナル感まるでなしということ。歌は上手ですがね。

Hungary
マイケル・ボルトン氏の髪が健在でミニドレスを着るとこうなるんすね。
曲自体は昔のディスコ調で途中から電子音ピコピコで後ろでヒップホップやり出すところが今風というか何と言うか。

Ireland
Eurovision の 長い歴史の中で燦然と輝く「おポンチ枠」の代表。
肩パットが2重に付いてる深紅のラメラメジャケットに筆のような逆立った髪。
しかもそれが2人(双子)。
歌もキャッチーで、きむら家では1番人気でありました。

Sweden
ボーイズバンド出身だとかいう男性+男性ダンサーズ。今回はこのパターンが目立ったような気がする。曲のタイトルが Popular で曲中でも popular、popular と連呼していたから、きっとこの人は有名になりたいんだと思う(笑)

Estonia
ひらめちゃ〜ん(笑)
何と言いますか、真ん中に鏡を置いたような左右対称顔。
曲は悪くはないけど、歌も踊りも School Spectacular(NSW州の公立校の代表が集まって行う大コンサート)という感じで、大人として批評できなかった。

Greece
曲のタイトルが Watch My Dance。
そして曲(歌詞ギリシャ語)の通りダンスばっかりだった。
(ダンスがパフォーマンスの大きい部分を占めるのも近年の傾向)
うーむ、歌で判断するかダンスで判断するか難しいところである。

Russia
はい、今年の「ウホッ、いい男」枠でございます。
ロシアが本気で勝ちに来てるのがよく分かるような人選。
でも本人もすごく自覚してる感ありありなのがちょっと鼻についた。

France
シード国にしてフランス語圏の宗主国、当然歌もフランス語であります。
確かにシードだけに歌は上手。顔はウィル・ファレルをキレイにした感じと言っておきましょう。
だが、曲相がオペラ、マジになればなるほど昨今の Eurovision の流れからは外れて行く。
背景の夕焼けはすごくきれいだったけどねっ!

Italy
長年の不在(棄権?)を経て今年復帰なんだそうです。それでいきなりシードなんて、どういう決まりでそうなっているのか分からないのが Eurovision らしくもある。
おっさんのピアノ弾き語り。ちょい昔のビリー・ジョエルとかこんな感じじゃなかったかなぁ。年配にはウケそうなパフォーマンスだった。

Swizerland
ナーナナナーナーナーナ〜♪(延々繰り返し)
「伝統的な Eurovision っぽい歌」とコメンテーターが言ってましたが、まさしくそんな感じ。ウクレレとコントラバスというシンプルな伴奏に合わせて歌う、きれいだけどどことなくあか抜けない女性。薬にも毒にもならないメロディだけど、確実にドイツ系には好かれそう、そんなところ。

United Kingdom
器楽演奏しないけどダンスは得意な今どき流行りのボーイズバンド枠。
しかーし。
スーツ姿の4人の若者のうち、なーぜーか、一人の黒人男性だけ袖が付いてない。
「これは何かい、肉体派だから少しでも余計に「肉」を見せようという配慮か? それとも、人種差別ってこと?」
まあ、音楽で何かを目指す意図がないことだけは分かりましたっ。キレイにまとめたけど、やはり今年の英国、優勝からは遠そうです。

Moldova
とんがりコーン(笑)あるいは「Tashi」
(Tashi というのは子供向けのファンタジーの本の主人公。やたら人気があって本もたくさん出てます)
どこまで真面目なのか、どこからウケ狙いなのか判然としないところが Moldova らしいです。異音の挿入などはかの O-Zone を彷彿とさせるようでもあり。

Germany
えーっと・・・コンドームのコマーシャル(笑)
Lena(去年優勝したアーティスト)は頑張ったけど、後ろの銀色全身タイツのダンサーが目を引きすぎて・・・。
きむらが言ってるコマーシャルは YouTube で「Durex」と入れれば簡単に出て来ると思います(笑)

Romania
今年のもうひとつの傾向「世界を〜しよう」
このユニットは「世界を変えよう」と歌っとりました。
あれっすね、地球温暖化とかエコロジーに感心があるという意思表示と見ました。
ボーカルがトム・クルーズ+「TORCHWOOD」のキャプテンなんとか風味で、かなり強引に縞柄のロングパンツを履いて足を長く見せようと言う目の錯覚を試みてました(笑)

Austria
コメンテーターによると、この国も今年だか最近だか Eurovision に復帰した国なんだそうです。イタリアにも言えることでしょうけど、伝統的に音楽で定評のある国にとってこういう玉石混合の音楽祭に出るのは沽券に関わるものだったのかもしれません。
でも、時代は変わりました。
今回のアーティストはホイットニー・ヒューストンばりの力強い歌声を響かせるカツラっぽいショートカットの黒髪の女性でした。

Azerbaijan
若い男の子とかなりいってる女性のデュオ。どう見ても Eurovision 恒例の「このイベントのために慌てて結成しました」系です。
・・・これ、パクリくさい。
絶対にこのメロディどこかで聴いたことある。
そして。
きむら家全員が腕組みして「うーむ」と首をひねっているうちに歌は終わってしまいました。

Slovenia
スロバニアのクリスティーナ・アギレラなんだそうです。
ドレスに指出し革手袋にロングブーツというドレスセンスに脱帽。
歌の後半になってやっと英語で歌っていたのに気づきました。
(この曲もパクリくさかったのです。70年代の歌謡曲みたいでした)

Iceland
今年の代表は Sigurjon's Friends というバンドで、名前の通り Sigurjon Brink 氏の友人だそうです。
バンドの紹介によると、元々はこの Sigurjon Brink 氏が Eurovision に出場する予定(国内選抜の最終選考に出ることになっていた)だったのですが、選考日の数日前に亡くなり、急遽彼の友人がバンドを結成し出場、見事 Eurovision 出場権を獲得したとか。
ディキシーっぽい明るい歌なんですが、聴いていると涙を誘いそうです。

Spain
シード国って一体どうやって選んだんだろう?
近年のスペインのパフォーマンスを見ているとそう思わずにいられません。
スペイン語でそれらしい明るいお日さまみたいな歌を歌ってますが、申し訳ないけど記憶に残らないんです。

Ukraine
本格派ありおポンチ系あり、いつも期待を裏切らないウクライナ、今回は本格はブロンド美人を送って来ました。歌のタイトルが Angel で衣装の肩に本物の羽がぼぼぼっと付いておりました。放送ではコメンテーターが「結婚してオーストラリア在住で子供がいる」とか何とか言ってたような気がするんですが、確認のためネットでいろいろ検索してもそれらしき記事が出て来ません。何なんでしょ、きむらの勘違いでしょうか?

Serbia
バリバリ60年代の再来。サイケのミニスカドレスにツィギーを模したブロンドのショートカットの女の子がピキピキと踊りながら歌っておりました。
あの時代をおぼろげながら覚えているきむらには悪夢でしかないですが、もっと後の60年代とは縁もゆかりも無い若い人たちには新鮮に映るようですねぇ(怖)

Georgia
今回のエントリーの中できむらが1番「オッケーじゃない?」と思ったバンド。
でもヘビメタ風味を女性が歌うとちょぉっと凄みに欠けてしまうのが残念。
相方は「ボーカルの女の人、Seinfeld そっくり!」なんて言ってますし。

以上、25カ国の紹介でした。

そして、結果は、というと。
ファイナル前の下馬評ではフランスとイタリアが優勝候補と言われていたようですが、フタを開けてみると、ぬわんと、

アゼルバイジャンが勝っちゃいましたっ。

「えっ、どうしてっ?」
というのが、正直な感想です。
歌は下手ではないけど特にアピールもなし、男女の絡みはあっても年齢差があって現実味が無く、曲もなーんだかパクリ臭い。

けれど。
逆に考えると、こういう可もなく不可もなく白でもなく黒でもないひたすらグレーで凡庸、だけど無難な曲が多数票を集めるのは、人々が無意識のうちに極端な選択を避けているからかもしれませんね。
極端なことばかり起こる今の世の中を反映して。


(蛇足)
例年に比べ、いまいち迫力に欠ける感のあった今年の Eurovision の中できむらが1番感心したのは、実はアーティストやパフォーマンスではなく、曲が始まる前に挿入される紹介ビデオの冒頭部分でした。

うーん、うまく表現出来ないんですけど、例えば高校野球の試合の前などに出場校の簡単な紹介があったりしますよね。今回の Eurovision では開催国であるドイツに何らかの形で在住なり滞在しているそれぞれのお国の人が出て来て今年のスローガン Feel Your Heart Beat をその国の言葉で言うという趣向でした。

で、そのビデオの冒頭がドイツのさまざまな風景だったんですが。
どういうしくみなのか分かりませんが、その風景、実際の建物なり人々なりを撮っているのに、ジオラマ風に見えるんですよね。

さすがジオラマ大国ドイツ!
感動しましたっ。

* 気になったので、後でネットで調べてみたんですが、ジオラマ風の撮影方法(逆ティルト)ってのがあるんですね。
なーるーほーど〜(感心)


(蛇足というか、おまけ)
オーストラリアで Eurovision を放送しているTV局SBSでは、本場とは別に豪州独自の人気投票を集計し、その結果を今週発表しました。
それによりますと、栄えあるNo.1に輝いたのはっ。
何とっ、

アイルランドでございましたっ!

さすが、オーストラリア、極端な「おポンチ枠」を選びましたっ。
そしてちなみに最下位は、何と優勝国アゼルバイジャン!
やはりオーストラリア、この極端を恐れない勇気、感服ものですっ。

きむら「子供、喜べ、アイルランドが勝ったぞっ!」

きむら子供、返事の代わりにおもむろに iPod をスイッチオン!
〜♪
おおっ、この曲はっ。
アイルランド代表 JEDWARD の歌う Lipstick ではありませんかっ!!
は、はやっ。
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by kaoru_oishi | 2011-05-23 00:06 | きむらとギターと音楽


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