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2007年 03月 27日
狂おしく舞う夜の宴
どうも。きむらです。
野菜くずを庭のコンポストに捨てにいこうと階段を下りていたら、あやうくトカゲを踏んづけてしまうところでした。

トカゲといっても、例の「Blue Tongue」という巨大なヤツです。サイズ的には「ワニの子供」ぐらいあります。
ですけど。
きむらはは虫類は嫌いじゃないので、足元を巨大トカゲが這っていようとパニックせず、
「あ、わりぃ」
と一声かけて、その横をスタスタ行きます。

そして。さらに何十匹ものトカゲ(小さい普通のヤツ)をやりすごし、全長が15センチほどある、黄色と黒のまだら模様のクモが張った巣を「あー、じゃまじゃま」と二つ三つ手で払いのけ、コンポストのふたを開けて、中でうごめくミミズ目がけて
「ほれ、エサ〜」
と野菜くずを投げ込んで業務完了。

オーストラリアの動物というと、カンガルーやコアラが一番最初にイメージされると思いますが、シドニーではこれらの動物が野生の状態で見られることはまずないです。
(ちなみに Western Australia 州ですと、州都からわりあい近いところでもカンガルーや野生イルカが見られます)
でも、メジャーどころでない動物なら、そこかしこにいます。

よく海賊の頭の肩に乗ってたりする白いオウムは、こっちではそんなに珍しくない鳥で、きむら家付近にも住み着いていて、しょっちゅう洗濯物にウンチを落としてます。それから、日本人ビジターに「かわいい」と評判のポッサムも地元では珍しいどころか、
「ったく、鳴き声はけたたましいわ、夜、屋根の上をかけまわるわ、庭の植物は食い荒らすわで、ぜんっぜんかわいくないっ!」
な存在だったりします。

朝はワライカワセミの大笑いに起こされ、夜は夜で「ハリー・ポッター」に出てくるようなフクロウが「ホッホッホ〜」と一晩じゅう鳴き、とても都心に住んでいるとは思えないくらい「野生の王国」な生活です。

あ。
あと、この時期忘れちゃいけないのがコウモリ!
この辺に生息するのは「Fruit bat」と呼ばれる黒褐色のコウモリで、普段はおとなしくしてますが、一年のちょうど今ごろはやたら活発に飛び回ってます。
きむら家の場合は、近所になんだか南天をちょっと大きくしたような実が大量に成る木があって、コウモリはそれに群がってきます。
もしかしたらその実に何かコウモリを狂わせるような成分でも入ってるのかもしれませんが、とにかくその乱れっぷりは異常です。

コウモリの活動時間は夜間なので実際に群がる様子を目撃したことはありませけど、ま〜、羽音がすごいっ。
寝室や書斎の窓すれすれのところをコウモリが飛び「ぶわさっ、ぶわさっ」「う゛んっ」と、羽が風を切る音や「キィィィィーッ!」という鳴き声が聞こえてきます。

おそらく、吸血鬼とかのホラー映画がダメな人にはとても我慢ならない状況ではないかと思います。

それで、一夜明けると。
家の前は南天もどきの枝や実が散乱して、とんでもないありさまになっています。
ときにはフィーバーし過ぎたあげく電線に接触して感電死したコウモリの死骸も混ざってたりで、なかなかシュールでもあります。
よく魔法をかけるときに必要なレアなアイテムとして「コウモリの羽」なんてのが出てきますけど、ここじゃあっさり手に入っちゃいますね〜。

「シドニーでコウモリウォッチしよ〜♡」
なんてガイドブックに書いてあるかどうかは知りませんが、もし万が一コウモリの大群を見てみたいという奇特な方がいらしたら、きむらは City の Royal Botanic Gardens を散策なさることを強くオススメします。

そこでは、高い木の至るところからコウモリがぶらさがっています。
その数、もうハンパじゃないです。
うじゃうじゃうじゃうじゃ〜もぞもぞもぞもぞ〜、という感じ。
ほとんどの動物オッケー!な、きむらですら、怖気(おぞけ)がして5分と見ていられませんでした。
何なんでしょう、あの感覚は。
単体ならコウモリだって全然怖くも何ともないんですけどね〜。
集団でぎっしりいるからでしょうか。

ここはひとつ、是非とも誰かに限界に挑戦していただきたいものです♪

(蛇足)
上記以外にももう一種忘れていた動物の存在がありました。
「忘れていた」というよりは、むしろ「存在に気づかなかったらどんなにいいか」という動物。
それは、ネズミ(mouse)。
季節が変わると同時に、またしてもネズミがきむら家に出没するようになりました。
もう何度ネズミに悩まされてきたことか。

しかも。
どうしてだか分かりませんが、決まって「お客さまが来る」とか「きむら家でパーティ」とか、特別なイベントの直前に出てくるんですよね。
先週出没したネズミは、見事きむらが仕掛けたワナにかかってくれたんですが、昨晩またしてもネズミの気配が〜。

もともと狩猟民族を自認するきむらなので、ネズミ取りを仕掛けたりワナに工夫したりするのは結構好きではありますが、かかった即死状態のネズミの始末をするのはやっぱりあまり好きではないです。
だからといって、今さら
「きゃ〜、ネズミ〜、こわいぃっ」
なんて言っても、すでに「きむら=対動物無敵」として広く知られてますから、誰も信じちゃくれないでしょうし〜♪

もうすぐスクールホリデーに突入するもんで、そうなれば子供関連で「きむら家ご招待」なんてイベントがあることは必至。
「きむらちゃん家にはネズミがいるんだよ〜っ!(驚)」
と、子供らに言われないように、今のうちに何とか駆除しなくては・・・。
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by kaoru_oishi | 2007-03-27 13:05 | その他もろもろ
2007年 03月 22日
痛恨の75年
どうも。きむらです。

前回の投稿で「シドニーの交通ったら、めちゃくちゃなんですよ〜」と書いたばかりでしたが、その数日後にこれがあったのでした。

Bridge Walk @ Sydney Harbour Bridge

ハーバーブリッジが開通して今年で75周年になるのを記念して、開通記念日(3月19日)に一番近い先週の日曜日に行われました。
ハーバーブリッジは普段、車両(道路)と電車(線路)と徒歩(歩道)で渡るようになっているのですが、この日だけは特別に橋の道路部分が車両通行止めになり、希望者は橋のど真ん中をゆうゆうと歩いて対岸(但しノースショアからシティへの一方通行のみ)へ行くことができます。

何かワクワクしますよね、普段禁じられてることがやり放題できるってのは。
「これはもう、やるっきゃないっ!」
そう思いました。
ちなみにBridge Walkに参加するには事前登録が必要で、オンラインでするためのサイトなどが数週間前から新聞などで紹介されていました。

しかーし。
きむらと同じように考えた人がずいぶんいたようで。
「さて、登録するか」
と先週のはじめにサイトを開いたら、希望者が多いため登録はすでに締め切られたあとでした。

がぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜んっ。

ってーことは、こんなに近くに住んでいても橋は渡らせてもらえないんですねっ。
そうじゃなくても日曜は例によって橋の向こうに行く用事があるというのにっ。

で、当日。
配られた蛍光黄緑(最後の方の人は蛍光オレンジ)の記念キャップを被り楽しそうに橋を歩く人たちを窓からうらめしげに見ながら、きむら一家はいつものように電車で橋を渡りました(涙)

当たり前ではありますけど、ハーバーブリッジを部分通行止めにしたことと、Bridge Walkの起点がノースショアになったことで、ブリッジ周辺の混雑はとんでもないものでした。電車も、シドニーには珍しくぎゅうぎゅうで、つい東京の朝のラッシュを思い出したくらい(苦笑)

それにしても。
やっぱり記念行事ってのは、自分が参加しないとつまんないですよね〜。
Bridge Walkができなかったことで気が抜けたのか、あるいは電車の混雑で疲れたためか、その日は他にも関連イベントが一日中ありましたけど、きむら一家はそれにも参加せず、ごく普通に残りの一日を過ごしました。

そして週が明けまして。
子供たちの学校でも、街を歩いても、Bridge Walkの記念キャップを被っている人を結構見かけます。
ラジオで220万人がBridge Walkに登録したとか聞いて「うそだろっ!?」と耳を疑いましたが、キャップの浸透率を見る限りでは相当数の人たちが参加したと思われます。

ぐ、ぐやじい。

んでもって。
参加した人の話を聞くと、登録手続きをしていても本人確認がなかったり、登録してあった参加時間でない時間に行ってもオッケーだったり、登録していない友人も一緒に参加できたり、中には「キャップが2色欲しくて2回渡った」「実際には歩かなかったけど、タダでキャップだけもらった〜♪」なんてケースもあったそうです。

まったく〜っ!
「テロリスト対策で本人確認が必要なんだよな。クラウド・コントロールも必要だから参加時間もきっちり指定されてるんだろうし。だから、登録できなかった人はしょうがないんだよね」
なんて納得してあきらめてたのに、結局のところ「何でもアリ」だったなんてっ。

すんごくくやしいです。

きむら子供は「また今度行けばいいじゃな〜い♪」なんて、気楽に構えてますけど、今度っつったらですね、

25年後で、2032年なんですよ。

きむらには気が遠くなるほど未来の話だ〜。


(蛇足)
Bridge Walkを「激写」しようと、電車の窓ごしにデジタルカメラで何枚か撮ってみましたが、窓が曇っていたので出来はイマイチでした。
なので、画像のアップはやめておきます。
ですけど、さすがに参加者が多かったため「Sydney」「Bridge Walk」「2007」をキーワードにして検索するといろんな画像付きのレポートが読めますし、さらに「cap」も加えると、話題の蛍光キャップもどんなものか分かります。

それからSydney Harbour BridgeについてはWikipediaである程度まとまった参考記事(英文)が読めます。この中の橋の建造から完成までのすったもんだが結構面白いです。きむらはTVで記念のドキュメンタリーを見るまで、この橋がこんなにオモロイ歴史的背景を持っているとは知りませんでした(笑)
(そして、さらにもっと詳しく知りたい人には該当記事から当時の州知事のJack Langまで読むことをおすすめします。「昔の州知事って、すんごい大胆だったんだな〜」と驚くことウケアイです)

きむら一家は上記理由でBridge Walkに参加できなかったワケですが、地元、特にブリッジ周辺在住の人と話したらほとんどの人が「行かなかったよ(あっさり)」と言ってました。逆に近すぎて「珍しいから記念に!」という気分にならなかったのかもしれませんね。
かたや、TVのニュースでは「私はBridge Walkのために、はるばるロンドンから来ましたっ〜!」なんてインタビューに答えているオジサンもいたんですけど。

って、もしかしたら、
筋金入りの「橋フェチ」なオジサンだったとか(汗)
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by kaoru_oishi | 2007-03-22 10:35 | その他もろもろ
2007年 03月 15日
Welcome to the Chaos
どうも。きむらです。
先月のある日、きむらはきむら子供といっしょにバスに乗っておりました。

昼の名残りの熱い空気がゆるゆると漂う夕刻。
こんなときは疲れが出て、つい、居眠りしたくなりますが、うっかり乗り過ごすとハーバーブリッジを越えて対岸まで行ってしまいますので、油断は禁物です。

バスに乗って5分ほどが過ぎ、いつも降りるバス停の近くまで来ました。
「次の角を曲がって大通りに出たら、きむら子供に降車ボタンを押させよう(← 子供はボタン押しが異様に好き)」
きむらはそう思い、知らせるタイミングをはかりながら外の景色を見ていました。
ところが。

「次の角を曲がって〜」のはすだったんですが、バスは角を曲がる途中で止まりました。
「渋滞か」
日本とは比べものにはなりませんが、一応帰宅時のラッシュアワーのさなかですから、こういうこともあります。
でも、信号が変わればすんなり動き出します。

ところが。
信号が青に変わろうと、そこから再び赤に変わろうと、車の列は全く動く気配がありません。
それどころか、両車線がギッチギチに詰まり、さらに後続の車まで渋滞が広がっていく様相を見せています。

30秒でバス停に到達するはずが1分になり、5分になり、10分経ってもバスは全然前に進みません。
「事故? ったく、次で降りるってのに運悪いじゃ〜ん。これから家帰ってご飯つくんなきゃならないんだから〜。これ以上遅くなったら「The Biggest Loser」見られないし〜、ちょっとでも時間がズレると、あとの予定も総崩れになっちゃうんだよ〜。頼む、動いてくれぃ」
と、焦るきむら。

日本人と比べてはるかに気が長いオージーもさすがに15分を経過するあたりから、そわそわしてきました。
きむらの斜め前に座っていた女性は携帯を取り出し(← 車内での携帯使用は許されてます)
「あ、アタシ、今、バスの中。○○に向かってるとこ。そっちは電車でしょ? どっちが先に着くかしらね〜?」
と、実況を始めるくらいですし。

20分経ちました。
バスはまだ動きません。
とうとう業を煮やした乗客の一人が運転手のところに歩いていきました。

乗客 「一体、どうなってんの?」
運転手「これね〜、Queen Mary のせいなんだよ」

へ?
クイーン・メアリーっすか?
オーストラリアからデンマーク王家に嫁いだプリンセス・メアリーじゃなくて、クイーンの方?
と考え、ちょっと首をかしげてから「あああああ〜っ!」と納得。
Queen Mary 2 という名の船のことだったんですよっ。

でも。
Queen Mary が停泊してるのはハーバーブリッジの向こう側。しかも船だし、車の渋滞とは関係ないような気がするんですが。
なんて、首をひねりつつバスの中で過ごすことしばし、やっとのことでバス停に到着しました。

結局、5分で行けるところに30分もかかってましたぁっ!(驚)

で。
何とも腑に落ちない渋滞でしたが、ハーバーブリッジの向こう側から帰ってきた相方の話を聞いて、やっと納得。

対岸(Cityのほう)は Queen Mary が早朝に寄港して以来、船を一目見ようとする人たちでごったがえして大変な騒ぎだったそうです。
道路も、特別に交通規制をしていたわけではなかったのに、それぞれの車が船見たさに徐行したため結果として大渋滞を引き起こし、それがバスのダイヤを乱し、さらには電車のダイヤまでめちゃくちゃにした、とか。
で、最終的にその渋滞が、ハーバーブリッジづたいに対岸の道路まで波及した、と。

何だかまるでドミノ倒しみたいじゃないすかっ!!

そして。
「ま、Queen Mary はそんなにしょっちゅうは来ないから、もうこんなことはないでしょ〜♪」
などと苦笑してたんですが、まさか、これが1か月に及ぶ「大渋滞ドミノ」の序章だったとは、さすがのきむらも気づきませんでした。

数日後。
アメリカのディック・チェイニー副大統領来訪による特別警備のため、City の交通が完全マヒ。たまたま仕事関係のディナーに出かけていた相方はタクシーの姿もない街に唖然としたそうです。

その翌週。
シドニーでは非常に珍しい、人身事故による電車ストップ。Chatswood - Artarmon 間で起こったため、きむらの縄張りLower North Shore の交通は壊滅的な打撃を受けました。きむら子供の友達なんてバスに2時間カンヅメになったとか(怖)

そして昨日。
ハーバーブリッジ上で電車が故障して立ち往生したことが発端で City、North Shore 両岸の交通機能が一時停止状態に。相方は電車で延々待たされた挙げ句運行がキャンセルになり、スシ詰めのバスで帰宅。片や、きむらは電車の駅から溢れ出た人たちでいつものバスに乗れず、電車3駅分にあたる距離をきむら子供ともども歩いて帰りました。

今朝のラジオニュースでは NSW 州の交通大臣が「二度とこのようなことは・・・」みたいなお詫びをしていましたが、果たして改善されるのかどうか。

しかも。
ローカルレベルのトラブルでこれだけあっさり交通機能がダウンするってのに、今年9月には、シドニーで何と、

「APEC SUMMIT」

が開催されちゃうんですよね〜っ!

世界の首脳さんたちが大挙してやって来るんですよ。

・・・だ、大丈夫なんだろうか・・・(汗)
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by kaoru_oishi | 2007-03-15 23:23 | その他もろもろ