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2006年 03月 31日
水と空気 ー きむら in WA ー/第15章(1)
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by kaoru_oishi | 2006-03-31 21:10 | 第2部第15章 改
2006年 03月 29日
グレート・バリアリーフの国でバリアフリー
どうも。きむらです。
15日からメルボルンで開催されていた第18回コモンウェルス・ゲームも終わり、何となく豪州も秋が深まった感じがします。

あ〜。本当にスポーツで盛り上がった楽しい12日間でした。

アテネ五輪の202か国とは比べものにはなりませんが、大会参加国71か国というのはスポーツイベントの中では大きいほうだったのではと思います。

豪州の総メダル獲得数
金メダル84 銀メダル69 銅メダル68

やっぱりオーストラリアはぶっちぎりで強かったです。2番目のイングランド(金36 銀40 銅34)の倍以上ですもんね〜(驚)

いつもこんな風に強いんで「英国にならって豪州も州別に参加すべし」という意見もあるそうですけど、英国はUnited Kingdomで、もともとイングランド、スコットランド、ウェールズの三国の連合で成り立つから「国別」で参加する理由があるものの、ただ「強いから」って豪州を分割しろと言うのはちょっとフェアじゃないような。

あと、この大会ですごいなーと感心したのは、これらのメダルが「健常者の種目」と「障害者の種目」の合計、つまり、コモンウェルス・ゲームでは「オリンピック」「パラリンピック」という区別なしに、健常者の競技と障害者の競技が同じ大会で一緒に行われたということです。

オリンピックの場合、パラリンピックはオリンピックの終了後に開催することになってるんですが、どうしてもメディアや視聴者の注目はオリンピックに集中してしまうので、その後のパラリンピックになると関連の報道がガックンっと減少してしまいます。
ちなみに、シドニー五輪はこの点に留意してパラリンピックの先行開催案をIOCに提出したのですが、却下されてしまいました。
(確か「ロジスティックスや安全性は実際にオリンピックをしてみないと分からない」とか何とかいうのが却下の理由だったんですけど、本当のところは「オリンピック後のほうが規模縮小がしやすい(オリンピック運営中にどの施設・人員を削減できるかが分かってくるため)」ではないかと思います)

しかし、コモンウェルス・ゲームはオリンピックが壁に突き当たった問題を健常者の大会と障害者の大会をひとつにすることで、あっさり解決してしまいました。
そうですよね、別々にしようと思うから、前がいいか後にすべきかと頭を悩ませるわけなんで。
「ゴルディアスの結び目」というか「コロンブスの卵」というか、発想の転換の勝利であります。

「健常者も障害者も一緒の大会」ですから、普段はあまりTVで中継されることのない障害者の競技もゴールデンタイムに見ることができました。パラリンピックですと、「障害者の」というニュアンスが強いため、視聴者がどうしても障害者や社会福祉に関心がある人に限られてしまいますが、コモンウェルス・ゲームの場合は健常者と障害者の競技が同じ場所で交互に行われたため、スポーツに興味のある人みんながごく普通にそれらの競技を見たはずです。

学校で他の親御さんと話すと「コモンウェルス・ゲームを機に子供がスポーツに興味を持つようになった」と、みなさん口々に言ってましたが、障害者がスポーツをしている様子を見ることも子供たちにとてもプラスになったのではないかと思います。あるお子さんは、障害者の陸上競技決勝で両手のない選手が走っているところを見た晩は「両手がないとどうやって生活するんだろう」と、実際に足だけで着替えをしようと試していたそうです。学校では、ついこの間「Harmony Day」なるイベントがあって「その日を記念して当日はオレンジ色の服を着て登校して下さいね〜♪」なんて朝礼で言ってましたが、そうやって学校が決めたポリシーを行事として学ばされるより、実際に見て自分が考える機会を与えられるほうが深い理解につながるような気がしました。

そして。
大会は終了し、バトンはメルボルンからインドのデリーへ引き継がれました。
次回の開催は2010年です。

きむら「あのね〜、今日、外でカプチーノ飲んでたら、ジムの勧誘の人に優待チケットもらっちゃった〜♡ ちょうど何だか体を動かしたいって思ってたところだから、今度見学に行ってくる♪」
相方 「すぐ何かの影響を受けやすいタイプだよね、アンタ(溜息)」
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by kaoru_oishi | 2006-03-29 09:57 | It's Sporting Life
2006年 03月 23日
(更)何度でも観たいCM - Run Rabbit Run -
日本はWBCでの優勝で沸いているようですが、オーストラリアは先週からメルボルンで行われているコモンウェルス・ゲームで盛り上がっています。

参加しているのが旧英国連邦加盟国でオリンピックの強豪国である米中露を欠いているため、種目によっては「え〜、着地でオシリついても銅メダル取れるの〜?(女子体操個人)」と、大会レベルがあまり高くないものもありますが、さすがスポーツ王国豪州、全競技でまんべんなくメダルを取っています。

シドニーでもコモンウェルス・ゲーム期間中に競技の経過が観られるように、街の広場にスクリーンが設置され、休み時間の会社員や休憩中の作業員、買い物客がベンチに並んで腰を下ろしてスポーツ観戦しています。
かくいうきむらも友人と一緒にカフェからテイクアウェイしたカプチーノを手に、スクリーンに向かって、

「よおっしゃぁ〜、いけぇ〜っ!」

とコブシを突き上げています。
開会式を観たときは、日の丸がないんでちょっと寂しい気もしましたが、いざゲームが始まると、他のオージーと一緒にオーストラリアを楽しく応援しています。

なんて。
スポーツが好きな人たちにはウハウハの11日間ではありますが、そうでない人にとってはいつものTV番組が観られなくてつまらないかもしれませんね。

しかし、TVの神様(?)はそんな可哀想な人たちも見捨てません(笑)

おそらくコモンウェルス・ゲームの間だけだと思いますが、TV中継の合間にビクトリア州観光局のすんばらしいコマーシャルを観ることができます。

このCM、使われている曲名を取って一般に「Run Rabbit Run」と呼ばれています。2004年に初放映され、以来、州観光局の「キャンペーン強化月間(?)」にTVに復活していますが、こんなふうに毎晩観られるのは久しぶりです。

普通、CMは「水もの」あつかいで、どんどん新しいバージョンになると使い捨てにされていくものですが、このCMに限っては何度でも観たいし何年も放映され続けてほしいという気にさせてくれます。

で、どんなCMかといいますと。
ちょっと文章で描写してみますね。

若いカップルが部屋にいると、外からノックの音が。
執事がドアを開けようとしています。
顔を見合わす二人。
執事が部屋を開けると中はもぬけのから。
カップルがスーツケースを置いて部屋を抜け出した後でした。
執事から身を隠すため、宿泊していたワイナリー(ブドウ農場)をさまよう二人。
しかし、どこに行ってもそこには同じように隠れているカップルが。
無気味な笑いを浮かべてブドウ畑をスキップしながら二人を探す執事。
苦労の末、何とか執事の追跡を振り切り、隠れ場所を確保して微笑みあう二人。
そしてこのCMは二人のスーツケースを倉庫(他の宿泊客が残していった荷物でぎっしり)に押し込んでいる執事で終わっています。


要するに
「ビクトリア州のヤラ・バレー(The Yarra Valley)が素晴らしい所なので、誰もそこから帰りたくなくなってしまうんだよ」
というメッセージなのですが、とにかく映像、展開、音楽のコンビネーションが見事です。

暗い色彩のフィルムは決して青空ばかりではないビクトリア州の気候を表わし、かつ、あっけらかんと明るいNSW州やクイーンズランド州観光局のCMへの対抗とも取ることができます。そして登場するキャラクターの、豪州よりはむしろ欧州といった服装にも「他の州よりオシャレ!」というビクトリア州の自負が感じられます。

そして音楽。
男性の柔らかい歌声を聴くとのどかな感じですけど、実はこれ、
「金曜日はウサギパイの日だから、農夫に捕まらないように、ウサギたち逃げろ〜」
とか何とか歌ってるんです。
映像を観ていると、のんきに「かくれんぼ」でもして遊んでいるようですが、歌自体は銃が出てきたりして、死を暗示するかなりホラーなものであります。

きむらは最初にこのCMを観たとき、以前読んだロアルド・ダール(Roald Dahl)の短編小説を思い出しました。「チャーリーとチョコレート工場の秘密」のヒットのおかげですっかり「児童文学作家」という肩書きになっちゃってますが、ロアルド・ダールの大人向けの小説の中にはなかなかエグいというか、シュールな話があって、それがちょうど「Run Rabbit Run」の歌詞でこのCMを解釈したような感じです。

とにかく。
「コモンウェルス・ゲームの間、スポーツについて考えたくない人」
「豪州といえば、コアラ、カンガルー、サーファー以外思いつかない人」
「オサレなCMが好きな人」

には必見のCMでありましょう。

ググリまくって、CMそのものが見られるブログ(英語ですけど)を発見しましたんで、ココにリンクしておきます。
(↑ 注:CMが見られなくなりましたので、リンクは解除しました)
(↑ 注:ブログを「再発見」しましたので(蛇足の蛇足)で紹介しておきます)

つね日ごろ「シドニーのほうがメルボルンよりいい所だ!」なんて豪語しているきむらですが「現在コモンウェルス・ゲームを開催しているメルボルン&このCM」には完敗です。

それだけが、ちょっとくやしい(笑)

(参考資料)
ビクトリア州観光局サイトより関連記事・・・てか、こんないいCMは自局サイトで直接観られるようにしてくれないとな〜。


(蛇足)2006年3月26日(日)
リンクしていたブログの内容が変更になり、CMが観られなくなりました。残念。
今日でコモンウェルス・ゲームが終了したので、もしかしたら「期間限定公開」だったのかもしれません。



(蛇足の蛇足)2006年3月30日(木)
CMが観られるブログを再発見しました。どうやらブログのお引っ越しをしてたようです。こちら「クイック・タイム」と英語で書いてあるところをクリックすると小さい画面でCMが出てきます。
ちなみにこのブログの管理人はTVのCM関係のお仕事をしているようで、他にもいろいろなCMが紹介されていて面白いです。
(注:特に「リンク禁止」とか書いてないのでリンクさせてもらってますが、もし向こうの管理人に迷惑がかかるようでしたら、すぐにリンクを解除するつもりです。
なので。
早めにCMを観といたほうがいいかもしれませんよ〜(笑))

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by kaoru_oishi | 2006-03-23 10:37 | きむらとギターと音楽
2006年 03月 20日
HAPPY AUSTRALIA DAY/第15章(2)
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by kaoru_oishi | 2006-03-20 11:44 | 第2部第15章 改
2006年 03月 16日
コモンウェルス・ゲームに足りないのは室伏兄貴っ!
(メルボルンのみなさん、辛口の感想です、ごめんなさい)
どうも。きむらです。
15日夜、行われた「コモンウェルス・ゲーム」の開会式をTVで見ました。

コモンウェルス・ゲームというのは現&旧・英国連邦所属の国々が4年に1度行うスポーツ大会です。今年の開催地はメルボルンで、前回はマンチェスターでした(次回はインドのニューデリーだそうです)

オーストラリアは過去にシドニー、パース、ブリスベンでこのゲームを開催したことがあって、一番最近だったブリスベン大会(1982年)を記念して作られた50セント硬貨は、今でも普通に流通しています。

豪州にとって24年ぶりのゲーム開催に地元メルボルンは盛り上がっているようです。TVを見ても熱気が伝わってきます。
そして。
過去のゲームの映像とともに開催地の名が表示され、いよいよ開会式のカウントダウンが始まりました。

クアラルンプール。
マンチェスター。
そして、メルボルン!
大歓声が上がります。

すると、真っ暗になった会場の上空から、何かが翼をはためかせながら飛んできました。
あれは。
・・・あれは。

空飛ぶ路面電車っ(汗)

クリーム色と緑のツートンカラーの、おなじみの路面電車(1両分)に白い翼がついたものが宙づりになっていて、ゆっくりとフィールドに降りてきました。
あまりに突拍子もない取り合わせだったので、反射的に大笑いしちゃいましたが、これって大まじめな演出だったんでしょうか(困惑)

路面電車が降り立つと同時にフィールド上に市街の地図が投影され「市民」にあたるだんさーたちが登場してミニチュア版メルボルンの街が再現されます。そして、路面電車のドアが開いて、このステージの主役の少年(当然カワイイ子)が出てきました。

うーん(汗)
ケチはつけたくはないけど。
このパターンはシドニー五輪の開会式とクリソツでありました。
ディレクターは違う人(今回のディレクターは Andrew Walsh という人で、シドニー五輪開会式のディレクターはロス、バルセロナ、トリノ五輪開会式も手掛けた Ric Birch。どちらも豪人)とのことですけど、1人の子供を主役に持ってくるところや宙づりの演技が多いところは「シドニーとは別モン」と思いながら観ていても、どうしてもイメージがダブッてしまいました。

それと、これは特にすごいインパクトだったんで、忘れようにも光景が目に焼き付いちゃってますけど。
中盤で「コアラ」をテーマにした演技がありました。
で、これなんですが、もう・・・・・超極大級にトホホなシロモノでして(脂汗)
メルボルンタワーに引っかかって降りられなくなった少年を助けようと、ショボいコアラの被り物を着けたダンサーがわさわさ出てきて、彼らの親コアラと目される人形(かわいいというよりグロい)が大量に宙をふわふわただよっています。

もう、観ていて、こっぱずかしくてこっぱずかしくてたまらないシーンでした。

高いはずなんです、開会式の観覧チケットって。
大枚はたいてあのコアラを見せられたら「金返せ」と暴動になってもおかしくない、そんな出し物でありました。
あと。何だか分かりませんが主人公が作り物や本物のアヒルと戯れるシーンも「????」でありました。今朝のラジオ番組で夕べの開会式のディレクターは「平和を象徴していたんだ」なんて説明してましたが、観た感じでは「フツーのアヒル」でした(笑)

ああ。
きむら、ダメなんですよね〜、こういう演出(涙)
動物とか子供など「かわいくて当然と一般的に思われている」アイテムを出されて、
「ほらほら、かわいいでしょ〜、かわいいって言いなさいよ、ほらぁ〜っ!」
とぐりぐり押しつけられるようなのは。

きむらは子供の頃、動物園の飼育係を目指していたほど動物が好きですし(モチロン今でも好きです)きむら子供も親としてかわいいとは思いますけど、社会の他の人たちみんなが動物好きあるいは子供好きでないのはよく承知してますので「○○のかわいさが理解できないなんて信じられない」と嘆く「ペット溺愛型人間」にはなるまいと、いつも心掛けています。
なので。
CMでもPVでもこういった演出でも、不必要に動物や子供が前面に出てくると、きむらの中での評価は一気に−30%ぐらい下がっちゃいます。

そのあとエリザベス女王を迎えた式典があり(来月が誕生日の女王のために、国際的なNZのオペラ歌手キリ・テ・カナワ(Kiri Te Kanawa)が「ハッピー・バースデー」を歌いました)豪州の歌姫 デルタ・グッドレム (Delta Goodrem)の花火の中での熱唱があり(療養中でなければ、ここのシーンはきっとメルボルン出身のカイリー・ミノーグが演ってたでしょう。すごく残念っ)シドニー五輪と互角なほどの盛大な打ち上げ花火が上がりました。

「コアラ」さえ「なかったこと」にすれば、素晴らしい開会式だったと思います(笑)

でも。
観ていて、ちょっと寂しかったです。
(あたりまえですが)日本からの選手団がいなかったので。
やっぱり、こういう大会に欠かせないのは室伏広治ですよね〜。
彼が現れるなら、たとえ開会式の出し物がトホホだろうと、コアラでこっぱずかしい思いをしようと喜んで我慢しちゃいますよ、きむらっ。

というか。
島なども含む、これだけいろいろな国や地域から来てるんですから、あの室伏兄貴が旗持って悠々と行進してても、誰も見てて違和感ありませんって。
どうでしょうね、日本の無人島どこかひとつを「実は英国統治の過去があったようです」ということにして、室伏を「提督兼島長兼住民兼選手」として大会に送ってしまうのは。
ハンガリーには島がありませんから、ライバルのアヌシュが出場できないのは残念でありますが(笑)

・・・冗談ですってば。

ということで。
日本からの選手は出場しませんけど、日本名の重量挙げの選手(48キロ級)が出場しますので、彼女を応援したいと思ってます。

Erika Yamasaki 選手、がんがれ〜っ!
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by kaoru_oishi | 2006-03-16 16:39 | It's Sporting Life
2006年 03月 14日
とっかんとっかん
どうも。きむらです。
以前「お隣さんのお隣さんの家の地下からとんでもないものが〜っ!」という話を書いたことがありますが、そのお宅の建築作業はそれ以後も続いています。
今は地下室が終わって、一階部分の土台を造っているところです。

お隣さんのお隣さん、さすがに職業が建築家だけあって、普通の一軒家にしてはかなり頑丈な土台です。1月2月は岩盤をドリルで削ったりしていたため、さすがにその間は騒音に悩まされましたが、これだけしっかりした家を建てるなら後々大雨が降ったりしても、きむら家めがけて崩れ落ちてきたりしそうにありません(安心)

自分でデザインした家を建てるというのは、誰にとっても究極の夢じゃないかと思います。
きむらも以前「住み替え」について相方と話し合ったことがありまして「シドニー中心部から多少離れた所に土地を買い、自分たちの好みの家を建てよう!」なんて、一時期は熱心に候補の土地探しをしておりました。

ですけど。

相方 「平屋で、広い芝生の庭にプールとテニスコートが付いているようなの」
きむら「つまんね」

きむら「一見、普通の家みたいだけど、忍者屋敷みたいに隠し部屋や抜け穴があったりするといいな。あと、ラウンジに細長い電光掲示板が付いてて、株価が常に流れているようにもしたいね〜」
相方 「どうしてそこまでして株価を見なきゃなんないワケ?」
きむら「ウォール街のパブみたいでカッコイイから」
相方 「あああ(涙)」

話せば話すほど、お互いがイメージする「家」というものが全然違い、両者が納得するような家を建てるのはほとんど不可能に近いということが分かった時点で、その案は自然消滅しました(爆)

そして。
その後ちょうどいい時期に今の家に住み替え、現在に至ってます。
家族で住むのに適度な広さですし、ご近所ともうまくいってますし(親の家を譲り受け、最近住むようになったご近所さんのペットの猫が、きむら家のヌシを狙っているのだけは心配ですが)、なかなか満足であります。
古い家なので、天井が落ちたり、大雨の日に電気系統がショートして停電したり、ネズミが入ってきたりし、電線に触れて感電死したコウモリの死骸がときおり敷地内に落ちてたりもしますけど、こういうのは豪州ではごく一般的な現象ではないかと思います(笑)

場所は変わりまして。
きむら家のお隣さんのお隣さん宅から更に100メートルほど行ったところでも、もうひとつのプロジェクトが進行中です。
そこは、以前はアパートと隣接する一軒家でしたが、1年以上空き家状態が続いてから去年完全な更地になり、現在、小規模のタウンハウス(集合住宅)の建築が急ピッチで進められてます。

工事が始まるまでが長かったので「一体、何年先に完成するんだろ」なんて思ってましたが、いったん作業が始まってからは早いはやい。
まるで、フィルムを早送りにしているように猛スピードで進んでいます。
この分だと、冬になる前に完成しそうです。
たぶん分譲販売も同時進行で始まっているでしょうから、完成と同時に入居、かもしれません。

それにしても。
どうして個人住宅と集合住宅の建設スピードはこんなに違うんでしょう。

以前、知り合いの土地転がしデベロッパーに聞いたことがあるんですけど、住宅の建売りを計画する場合、プロセスの中で一番大変なのが建設地の確保なんだそうです。
タウンハウスを造るにはかなり広い土地が必要ですから、アパートを丸ごと買うか、通りに並んだ何軒かの家を買収しなければならないのですが、複数の売り手からほとんど同時にそれらの物件が買えなければ計画は頓挫してしまいます。

彼は最終的にMosmanのビーチが見える1等地に4軒の建売住宅を建て、それを分譲販売してかなりの利益を上げましたが、そこに到達するまでに何度か別の場所で物件の買収に失敗したとのことです。売り手が結託して言い値をつり上げてきたり、結託していたはずの売り手同士で内輪もめが起こったり、など、完全に物件が手に入るまでは息も抜けない緊張の日々が続いたそうです。

こうしてやっと土地を確保したら、今度は役所から旧家屋の解体許可をはじめとするさまざまな許可をもらわないといけません。そしてこのお役所手続きでまたしても膨大な時間を取られ、神経をすり減らします。
で、諸手続きが済んでようやく作業開始。
しかし、それまでにものすごく時間がかかり、かつ、その間は出費こそすれ収入はありませんから、その分の損失を埋め合わせるべく、建設のピッチに拍車がかかるワケです。

きむらの知り合いは多角的なビジネスを展開しているファミリーの一員なので、時間不足や資金繰りに苦しむことなく計画を遂行できましたけど、中には「よし、オレもいっちょうやるか!」とシロウトが手を出し見事にポシャるケースもあります(新聞の不動産広告をじっくり読むと、志半ばで売りに出された物件がときどき載ってます)

きむら家の近くの工事風景、大きなタウンハウスを建ててるんですから、モチロンきっちりした建築基準を守っているでしょうが、お隣さんのお隣さん宅と比べると、同じレンガで壁を作っていてもかなり出来に差があるような気がします。お隣さんのお隣さん宅が「丹誠込めた手作り」なら、タウンハウスは「ギネス世界記録挑戦中!」とタイトルを付けたいくらいの突貫工事です。

というか。
レンガをくっつけているセメントのところにかなり隙間が目立つんですけど、あれは配線を通したりするためにわざと作ってある穴、ですよ、ね(汗)

タウンハウスは一軒家に比べてメンテナンスの手間が少ないので、大きな家を手放してリタイア生活に入ったお年寄りやカップル、小さい子供のいるファミリーに人気があります。入居者の中には、きむら子供と同じ学校に通う子供もいるかもしれません。
工事が早く終わってくれた方が通行には便利ですけど、将来のことを考えると、多少時間がかかっても頑丈で入居者が安心して住めるような建物が出来上がってほしいです。

(蛇足)
きむらたちが前に住んでいた家、近々売りに出るらしいです。
直接聞いたんではないので詳しいことは知りませんが、購入したカップルが別れることになったからだそうで。

前・きむら家が売れることになったとき、買い手がかなり若いカップルと聞いて、
「ほ、ほんっとーに買えるんですか? マ、マジでっ?(驚)」
と、売り手ながら心配しちゃいましたが、やはり高額物件の購入が若い二人にとって負担になってしまったのでしょうか。
きむらには分かりません。

小さいけど趣のある、築100年以上のビクトリア時代のテラスハウスなんですけどね〜。

きむら「ね、もし価格が前より下がってたら、買い戻すっていうのはどう? 住んでたから、家のヤバーイ箇所はよーく知ってるし、そこを指摘するとディスカウントしてもらえるかもしれないよ」
相方 「アンタね〜っ(溜息)」


(追加)2006年3月15日(水)
昨日、買い物がてら街をブラついていたら、広場で作業員がワシワシと足場を組み立てておりました。
いよいよメルボルンで The Commonwealth Games(旧・英国連邦加盟国のオリンピック)が始まるので、それを放映するスクリーンを設置するための足場らしいです。

ですけど。

開会式は今日。

ま、間に合うんですかぁ〜っ!?(汗)

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by kaoru_oishi | 2006-03-14 22:32 | その他もろもろ
2006年 03月 11日
またですかい
どうも。きむらです。
日本のメディアが海外のニュースを取り上げるときは、センセーショナルな出来事や「へ〜んなのっ!(ぷぷっ)」と失笑をさそう事件が多いと思います。

女の子が乱暴な言葉を使う豪観光促進CM、英で放送禁止に

去年は「カンタスの空港手荷物係が預かったラクダのかぶりものを着て遊んでいた」というニュースが日本でも取り上げられ、その後、空港の監視カメラが増設されたことと合わせて、あたかもその一件がカメラ増設の理由のように報道されていましたが、実のところは豪州ーインドネシアの国際問題にまで発展したドラッグをめぐる事件が発端となっていました。

今回のニュースは誰の命もかかっていませんし、結果として豪州の観光にプラスになりそうですけど、英国側の報道を第3者の立場にあって、かつ、英語話者でない日本のみなさんが日本語訳だけ読んで「ふ〜ん、そうなのか〜」と納得してはマズイんではないの〜、なんて思いました。

ええと、簡単に言ってしまいますが。
英国での「bloody」と豪州で広く使われる「bloody」はニュアンスが異なります。

bloody
【形】血だらけの、血まみれの、血を含む、血のような
   《正式》血なまぐさい、殺伐とした、残虐な
   [限定]《英略式》いまいましい[否定を強めて]ただの(〜もない)
   [強意的に]すごい、ひどい
    形容詞・副詞・名詞につけて話し手の軽蔑・賞賛・怒り・失望などを表す
(ロングマン英和辞書より)

英国では不作法な言葉(これ、swear word ってことですね)かもしれませんが、豪州では日常的に使われる言葉です。

スポーツなどをしていて、
"You're bloody good!"
(すんごい上手じゃんっ!)

なんて言われたら、もう最大の褒め言葉ですから、喜んじゃっていいです。

そして、コマーシャルでも使われた「bloody hell」にしても「ったく、もう」みたいなニュアンスです。

「アンタの分のビール注いだし、ラクダも洗っといたし、ビーチも確保したし、サメだって追っ払ってあるのに。・・・アンタったら、一体どこにいるのよ?」

その女の子の物議をかもしたセリフを日本語に直すとこんな感じでしょうか。

はっきり言って、気さくな呼びかけであって、不作法でも、ののしっているわけでもありません。

ビキニのオネーサンにこんな風に言われて、
「不作法な言葉で呼びかけられて不愉快千万である!」
なんて怒る人はいないような気がするんですけどね〜。

それに。
観光目的でオーストラリアに来る人のほとんどが豪州人のフレンドリーさを期待しているんじゃないかと思います。
(現に、初めてこちらに来たときのきむらもそうでした(笑))

ですから。
いずれ、このキャンペーンの日本版がテレビで見られるようになるかもしれませんが、決してオネーサンにケンカを売られてるなどと考えずに、じっくりビキニをご鑑賞ください(爆)
そして。
もし、それでも疑わしいと思うんでしたら、ぜひこちらに来て、現地の人たちがどんな風に「bloody」と言っているのかご確認くださいませ♡

ソースどす
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by kaoru_oishi | 2006-03-11 21:42 | その他もろもろ
2006年 03月 10日
叶えられない願い
どうも。きむらです。
きむらは早起きが苦手です。
前夜どんなに早く寝ようが、何時間寝ようが、朝、スッキリ起きられません。

でも、誰かが起こそうとすると、
「あ、起こしてくれて、ありがとね〜。もう起きないとね〜♪」
などと、とても機嫌よく応対するので「もう起きてるのか」と思われてしまうのですが、実はまだ完全に寝ています。

で、しばらく経ってから、
「あああああ〜っ! どーして誰も起こしてくれなかったのぉぉぉぉ〜っ!(泣)」
と、部屋から飛び出してくることになります。

ほとんど毎日(汗)

自分ひとりなら、遅れるのも自業自得でしょうがないですけど、きむら子供を遅刻させるわけにはいきませんので、その後、超スピードで遅れた分を取り戻し、何とか滑り込みで間に合うように持っていきます。

まあ、そんなですから、一応きむら子供はちゃんとした格好をさせて学校へ連れて行くものの、きむらはいつも急場しのぎな身なりです。子供の学校から直行で出かける用事がないかぎりコンタクトレンズなんか入れませんし、ちゃんとブローして整えればストレートになるはずの髪もヘッドバンギング直後のロッカー風、ひどいときは寝グセそのままで「パンク」になってます。

ですが。
きむらはこんな感じで
「あ〜、も〜、今日もチコク寸前だったんですよ〜。恥ずかしいったらありゃしない。あ、や〜だ、何だか視界がヤケに白いな〜と思ったらメガネにミルクが。こりゃ、お恥ずかしいっ」
とか何とかシャツのすそでメガネを拭いたりしながら他の保護者の方々と談笑してるんですけど、中にはどんなに朝早かろうが、キチッとした身なりの保護者もいます。

お子さんの登校に付き添ってから出勤される保護者のみなさんはモチロン仕事モードの格好なんですが「キチッとした身なり」で登下校の送り迎えだけする方もいらっしゃいます。

しかも。
女性の場合だったら、身なりだけでなく、もれなく「お化粧」もついてきます。

きむら子供のクラスメートC君のお母さま。
毎朝、学校にC君を連れてきます。
とてもキレイな方です。
とてもキレイなんですけど。
俗に言う「男顔」というタイプでしょうか、
長いブロンドの髪を肩から流しているその姿は、
とてもキレイな

「The Lord Of The Rings(指輪物語)」に出てくるエルフの王子「レゴラス」にクリソツなんです〜〜〜〜っ!

彼女がすぐそばを歩いてたりすると、
「ああ〜、レゴラスさま〜♡」
と、つい、目が追ってしまいます。

しかし。
そのお母さま、
どうやら専業主婦らしいんですけど、きむらと違っていつも「キチッとした身なり」をなさっています。
つまり。

ファンデーションにアイシャドー、アイライン、マスカラ、口紅、と、
お化粧をバーッチリしてるんですよねっ。
せっかく「レゴラス」に酷似してるのに。

なんてもったいないっ(泣)

「メガネを外せば〜〜に似てる」とかいうのであれば、
多少親しくなったころを見計らって、
「あら、めずらしいデザインのメガネですこと。ちょっと見せてもらえます?」
なーんて言いながら、なかば強引にうばい取って、メガネなしの顔を見ることはできると思うんですけど、

彼女の場合は「お化粧」ですから、
「あら、ほおにチョークの粉が」
と、無理矢理化粧をゴシゴシ拭き取ってしまう、なんてことはまず出来ませんよね。

かといって、正面から
「どうか素顔を見せて下さいっ。押忍っ!」
みたいに堂々と頭を下げてお願いするワケにもいかないでしょう。
きむらは違いますけど、
「お化粧しなかったら、恥ずかしくて外に出られない」
という女性も結構いますんで。

あ〜、でも、見てみたいです〜。
彼女の素顔。

なので。
毎朝、
「C君がチコクしたら素顔のお母さまが見られるのにな〜」なんて、ヨコシマな期待をいだきつつ、学校のゲートをくぐっています。
でも。
遅れて来ないんですよね、C君にかぎって。

時間に追われて走ってくるのは、いつもきむら親子のほうです(恥)
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by kaoru_oishi | 2006-03-10 21:14 | その他もろもろ
2006年 03月 07日
A Gorgeous Autumn Day
どうも。きむらです。
例によって、日曜日はきむら子供の水泳教室の付き添いでシティのプールへ行きました。
前夜にマルディグラのパレード(記事&写真は去年のものです)があって街じゅう盛り上がったせいか、翌日は宴の後という雰囲気で、何だか閑散としていました。

太陽の光も。
3月になって暦の上で秋になり、マルディグラが終わってしまうと、どんなに日射しが強くても夏ほど暑さが伝わってこなくなるような気がします。
うまく表現できないんですけど、夏の太陽が空間全部を熱して「逃げ場のない暑さ」を作るなら、秋の太陽が温めるのはあくまでも表面だけで、木陰に入ると空気は思いのほかひんやりしている、といった感覚でしょうか。

東京の9月と比べると、まだまだ「夏」で通用しそうなシドニーの気候ですが、一度「ああ、秋なんだな」と思い始めると「一年中夏でも一向に構わないトロピカル人間」きむらはもうダメです。

「何だか夏らしいこともしないうちに終わっちゃったよ、今年の夏〜(涙)これでデイライト・セービング(夏時間)が終わっちゃったら、一気に日が短くなって秋まっただなかになって、長そで着て、葉っぱが落ちて「ロースト料理がおいしいね」なんて言って、寒いからヒーターつけようとしたら焦げ臭くて、調べたらフィルターに付いてたホコリが加熱されてて「これだったら、夏のうちに洗っとけばよかったのに〜」と後悔しまくって、で、気がついたら冬なんだよね、きっと。あー、やだやだ(泣)」

と、季節相手に文句を言いまくることになります(苦笑)

反対に、夏が終わると俄然元気になるのが相方です。
冷涼な気候が好きなんだそうで、雨上がりに冷たい風が吹きつけてくる冬の日など
「ちょっと散歩行ってくるね〜♪」
なんて、用事がなくてもウキウキと出かけていきます。
さすが、凍てつく高地にたくましく住んできたスコットランド人の血を引いているだけあります。

だから、こんな日も
「あ〜あ〜あ〜、夏が終わっちまうよぉ〜」
と嘆くきむらの横で
"It's a gorgeous Autumn day, isn't it?"
(素敵な秋の日じゃないか?)

などと映画に出てくるセリフのような言葉を発してます。

gorgeous か〜。
pretty とか lovely もそうですけど、きむらは個人的にあんまり気候や天気を描写するのにこういった言葉を使いません。
きっと英語として習得する前に、日本語の中のカタカナ言葉として覚えてしまっているから、何となく「日本語で使われている意味合いの範囲内」でしか使えないのだと思います。

きむらにとってゴージャスというのは、
そりゃ、ナイスバディでイケメンなオニーサンを形容するのに最もふさわしい言葉ですよねぇ、やっぱり(笑)

しかし。
秋冬は苦手ではありますが、
きむら、ご満悦の相方に対抗してみようと思いました。
「ちいさい秋 みつけた」(作詞 サトウハチロー 作曲 中田喜直)
をさりげなく口ずさんでみたりします(笑)

「ちいさい秋 ちいさい秋〜♪」

う〜ん、やっぱりこういう日本の歌はよいですね〜。
シドニーの秋にもぴったりっ。

「ちいさい秋、み〜つけたぁ〜♪」

って。
あらら、2行で終わっちゃいましたよっ(汗)

・・・これって、出だしは「ちいさい秋 ちいさい秋」じゃありませんでしたっけ?
ええと、ええと(焦)

「今の歌、何? もう一度歌って」

きむら子供にせがまれますが、どうしても最初の言葉が出てきません。

「すとっぷ、ざ、しーずんっ いん、ざ、さぁぁん
 夏よ 逃っげないでくれ〜
 もう少し このままで いたいのさぁ〜♪」


と、苦しまぎれにTUBEシーズン・イン・ザ・サンを歌ってごまかし、歩く速度を早めて秋の気配がチラリとただよいだしたハイドパークを一気に突っ切りました。

(蛇足)
家に帰ってから、歌の出だしが

「だ〜れかさんが だ〜れかさんが
 だ〜れかさんが 見ぃつけた〜♪」


だというのを思い出しました(恥)
遅いってのっ!(怒)

そして。
週が明け、シドニーの最高気温はまた30度ぐらいまで上がっちゃいましたっ。
せっかくいさぎよく夏に別れを告げたつもりだったのに〜(泣)
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by kaoru_oishi | 2006-03-07 09:37 | その他もろもろ
2006年 03月 03日
英才教育、実を結ぶ/第15章(3)改
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by kaoru_oishi | 2006-03-03 09:49 | 第2部第15章 改