カテゴリ:その他もろもろ( 353 )

2012年 12月 26日
見ろ!買い物客がゴミのようだ!
どうも。きむらです。
さっき、バーゲンから生還しました〜(ぜいぜい)

豪州はクリスマスの25日と翌日26日のボクシング・デーは休日です。
25日は絶対に絶対な休日なので、教会に行く以外はイベントはなし。みなさん家でまったり過ごすことになっています。
(前に書いたか忘れましたが、まだ相方とふたり暮らしだったン年前、きむらはうっかり「でも KFC は開いてるよね? だって日本じゃクリスマスに KFC のチキン食べるもん」と言い張ってクリスマス当日に KFC に行ったら、見事に閉まっていて路頭に迷ったことがあります)

しかし翌日の26日は何というか「グレーゾーンな休日」で、通常営業をするかしないかは産業あるいは地域によって違います。

例えば、映画館は新しい映画(しかも超大作)のロードショーを26日から始めるのが伝統になっているので、たいていの映画館は通常営業です。そしてきっと観光客のためなのでしょうが、観光地も普通どおりに店が開いています。シドニーの場合は、シドニー市街(Sydney CBD)は大型ショッピングセンターとその周辺は26日が事実上のアフター・クリスマス・セールの初日で、デパートなどは特別に早朝(Myer は朝の5時から!)から店を開けて一年で最も売り上げが高い日に備えます。

そして肝心の今年のセールですが。

なんだかものすごい混雑で芋洗い状態でしたっ!
「見ろ!人がゴミのようだ!」
ショッピングセンターの吹き抜けの部分に立って下を見下ろしたら、無意識に「天空の城ラピュタ」のムスカ大佐の名セリフが口をついて出て来そうなぐらい人・人・人でごったがえしていました。

昨日まではニュースで、
「オンライン・ショッピングの普及により、バーゲンセールに出かける人は減少傾向にある」
とか言っていたのですが、事実は識者の予測とは正反対でした。
きむら的観察では、恐らくは昨年を上回る、いや、ここ数年で一番の人出ではなかったかと・・・・(汗)
(ちなみに昨日は一日中雨で肌寒かったので、その反動でみんなが一斉に外出した、とも考えられます)

バーゲンを狙って買い物をする人を英語で bargain hunter と言いますが、様々な店の色とりどりの買い物袋をいくつも提げて歩く買い物客はまるで狩猟で仕留めた獲物を肩に担いだハンターのようです。
今年は違いましたが、もしニュースで言っていたようにいずれオンラインによるバーチャルなショッピングが身体を張ったリアルなショッピングを駆逐してしまうなら、こんな光景を見るのもあと数年なのかなぁ、などと感慨に耽りつつ、自分も獲物を手に家路を急ぎました。


(あまり役には立たないかもしれない情報)
これは通年バーゲンに行っての感想なんですが。

バーゲンの初日は「眼福の極み」でもあります。
なぜかというと、
シドニー中の「ファッショナブルな人々」が一斉に買い出しに来るからです。

今日行ったデパートの紳士服売り場も、イケメンの密度が通常よりグンと上がっていて、どこを向いても心の中で「きゃ〜」と黄色い声を上げてしまいました。

オージーの超絶イケメンを見てみたい方、是非バーゲン初日に行ってみてくださいね〜♪
[PR]

by kaoru_oishi | 2012-12-26 14:41 | その他もろもろ
2012年 12月 20日
(更)クリスマスがないって本当ですかっ(笑)
どうも。きむらです。
シドニーは暑いです。
半端なく暑いです。

どのぐらい暑いかと言うと、
「床下からどうにかクリスマスツリーを探し出したが、
ティンゼル(細い線状になっているアルミのような飾り)はあったものの、
オーナメント(ツリーのそこここにぶら下げる飾り)の入った袋がどうしても見つからず、
かといって家のどこかに絶対にあるはずだから新しく買う気は起こらず、
仕方ないので現存のティンゼルとツリーに付いたままになっていた唯一のオーナメントで飾ったら、
ものすごく「びんぼっちゃま」風のクリスマスツリーになり、
「まあ、いっか」と、そのまま放っておいたら、
きむら子供が雑誌の写真の切り抜きをツリーにべたべたと貼って、
何だか恐ろしい仕上がりになったが、
この暑さの中、これから再び床下に潜るのはとても気が進まないので、
「2012年にふさわしい、アポカリプティックなツリーだね♪」と開き直ってる状態」
です。

お分かりいただけただろうか・・・。

アポカリプティックというと。
巷では「明日で世界が終わる」とか何とか言われているようで。
もし万が一そうだったら。
「今年はクリスマスがない」ってーことですかっ!?
もー、やだなぁ。
それだったら、もっと早く言ってくれれば、
クリスマスツリーの飾り付けも
プレゼントの心配も
要らなかったのに〜(ブツブツ)

ところで。
もし仮に「明日で世界が終わる」として、
一体、世界のどの辺から「終わる」んでしょうか。
例えば日付変更線辺りだったりすると、
世界の「終わりの始まり」から「終わりの終わり」まで、
きっちり24時間ズレるということでしょうか。
もし全世界で同時に終わっちゃうとしたら、絶対にどこかでは
「おぉ、我が国は他のどの国より1日長く生き延びたぞ(喜)」
とか、
「ゲッ、ウチの地域は世界の終わりの日より前に終わっちまったぜ(怒)」
といった不公平が生じるような気がします。

アポカリプティック関連の話題その2ですが。
先月だか先々月だかに映画「2012」がTVで放送されていたので、観てみました。
相方(以前出張で乗った飛行機で観た)が「まあ、見てみなよ(笑)」と言っていましたので、何となくその声の感じでだいたいどんなものかは想像できましたが、
観ないでいろいろ言うのはフェアではないと思い、観てみたところ、
やっぱり相方がすすめた通りトンデモな映画でした。以下簡潔にストーリーを紹介しときます。

「人類終焉の危機に、それほど重要でもない主人公の男とその家族がもっと重要そうな他の人々を差し置いて生き延びる話。周囲の人間は主人公とその家族と関わっている間は無事なものの、ひとたび彼らと離れたら瞬殺。その間に何だか身分違いの恋愛やクスッと笑う程度のジョークがあり、アメリカ以外の国の様子がぱらぱらと紹介される。そして日本が出てくるといつもニュースか秋葉原」

考えてみると、大災害ものの映画はことごとくストーリーがこんな感じですね(笑)

「2012」は2009年の作品だそうですが、大自然の脅威に立ち向かう人間賛歌的なものが観られると期待して正規料金を払って映画館で鑑賞したお客さんの憤りを慮ると非常にやるせない気持ちになります。
きむらの知るかぎり、このテの災害もの映画でこの「2012」をしのぐトンデモっぷりを発揮したのはアメリカのTV映画の「Meteor」(これまた2009)ぐらいでしょうか。
(これもそういう意味ですごい映画なのでオススメしときます(笑))

まあ、今年中にやっておかないと、今後は絶対に誰も観ないこと請け合いなのでかなり滑り込みセーフ的に番組表に組み込んだという感じで、しかも予定より早く終わったクリケットの試合中継の後、しかも急遽前日と放送予定を差し替えで放送していたので、予約録画で観ようとした人(もしいるとすれば)は逃したのではないでしょうか。

ジョージ・オーウェルの小説を映画化した「1984」は1984年よりずっと後になっても観たい気がしますが、果たして後世の人々はこの「2012」を観たいと思うかどうか。

って、それ以前に明日で世界が終わるなら観られないじゃんっ(笑)


(蛇足)
今日一番ハートをわしづかみするセリフは、やっぱり、
「世界が終わる最後の日を君と過ごしたい」
ですよねっ!

うわーっ、これを言えば誰もがみんな災害もの映画の主人公だっ!!
言いたい。
是非言ってみたいぞーっ!!

が、しかーし。
相方はとっくに寝てしまったーっ!

・・・・・言い損ねて、すごく悔しいです〜(涙)


(追記)2012年12月22日(土)
どうも。きむらです。
どうやら世界が終わらなかったらしいことをここに追記しておきます。

ってーことは。
クリスマスは予定どおり行われるんですね。

あー、もうラッピングは勘弁してくださひ(溜息)
[PR]

by kaoru_oishi | 2012-12-20 21:04 | その他もろもろ
2012年 11月 21日
【歴女】天は二物以上与える【大歓喜】
どうも。きむらです。
突然ですが、子供のころの理想のタイプは「シャーロック・ホームズ」でした。
まあ、他にもウルトラセブンとかキングギドラとかガメラが「超スキで、超タイプ」だったのですが、残念ながら「人間じゃなかった」ので、リアルなお付き合いが出来るように思えませんでした(笑)

今にして思うと、シャーロック・ホームズはヤク中で、部屋の中で発砲したり(仕事の一環で)女装したりで、恋愛対象、ましてや旦那サマとしては決して理想的ではないですが、子供きむらはそのへんのところを完全に無視して、
「身長6フィート(約183cm)の長身で〜、頭がよくて〜、探偵〜。キャハ〜ッ」
と、本を読んではホケホケしておりました。

そして、月日は流れ・・・・・。
舞台は英国ではなく豪州、霧の街ロンドンではなく、ぴゃーっと青空広がるシドニーではありますが、きむらはきむらのシャーロック・ホームズ、又の名を「相方」と冒険の日々を送っています。
相方は探偵ではありませんし、性格もどちらかというとシャーロック・ホームズに振り回されっぱなしの相棒ワトソン医師に近いものの、頭がいいのは間違いないですし、見た感じも、きむらが「相方はシャーロック・ホームズに似てる!」と断言したら誰も否定できないと思います(爆)

よく「理想の男性に出会うには、まず自分がはっきりした理想の男性のイメージを持っていること」などと恋愛指南の本などに書いてありますが、このルール、あながち間違ってはいないかもしれませんね。

なので、きむら、次の世代にも早めにこの教えを伝授しようと思いました。
が。
「理想のタイプがシャーロック・ホームズって超ウケるんですけど〜」
笑い飛ばされました(涙)

ですが、めげません。
シャーロック・ホームズが古すぎなら、現代の、しかも実在するイメージを提供しようじゃないですかっ!

ということで、きむらが力強く推奨するのはこの人っ!(ババンッ)

ダン・スノー
英国歴史ドキュメンタリー番組のプレゼンターとして知られている人であります。
「TVの案内役? チャラいじゃん」などと思わないように。
身長193cmのイケメンで、オクスフォード大学卒。しかも大学ではボート部のキャプテン。
もうこれだけでスゴいのに、何と英国首相デビッド・ロイド=ジョージの玄孫(great-great-grandson)で、奥様(結婚してるんですよぉ)も「レディ」の称号が付く貴族の家系の方だったりします。
ポーカーで言うと「ロイヤルストレートフラッシュ」
花札で言うと「五光・猪鹿蝶・赤短・青短が全部出た」
ぐらいの揃いっぷりです。
(詳細はウィキでもご覧ください)

もしBBCかどこかでこの人の等身大特大ポスターを売っているならば、ぜひ2枚購入してきむら子供のそれぞれの部屋に貼って早期からイメージトレーニングの補助としたいものです。

「もうバンパイヤ(Twilight のことです)とか One Direction なんかに熱上げてないで、一緒にダン・スノーの番組見ようよ。イケメンだよ〜」

却下されました(涙)
きむら子供によると「イケメンじゃない」のだそうです。

21世紀のイケメンの定義ってきむらのとは違うのかなぁ・・・・・(汗)
[PR]

by kaoru_oishi | 2012-11-21 13:59 | その他もろもろ
2012年 11月 07日
小さいことからこつこつと
どうも。きむらです。
最近よく地元の図書館を利用しています。

ところで、日本の図書館は一回に何冊借りられるのでしょうか。
きむらが利用している図書館は普通の本は30冊まで借りられます。
(CDとDVDは10枚、朗読等とCD-ROMは5枚という制限はありますが)

こちらでは一度にけっこうたくさん本を借りる人がいて、そういう人たちはバッグでなく買い物トロリーにどどっと本を積み込んで運んでいます。いつぞやなどは、たぶん自分と子供の図書カードを一緒に使ったのだろうと思いますが、トロリーに入り切らないぐらい大量の本を借りているお母さんを見てびっくりしました。
小さい子供の絵本がほとんどでしたが、たぶん50冊は超えていたと思います。
3週間の貸し出し期間(延長可ですが)に50冊読み聞かせようという熱意もさることながら、50冊の本を運ぶ体力とそれだけの本を一気に家に持ち込んでも無くさない管理能力に感服しました。

きむら家なんて、2、3冊の本でも「ちょっと〜! どこにやったのよぉっ!」と、返却日前に大騒ぎですから(溜息)

それはさておき。
きむらはここのところ地理関係の本や旅行のガイドブックをよく借りています。
書いている小説のためのリサーチが本来の目的なのですが、棚にずらっと並んでいる本を見ると、つい、
「地中海いいよね〜」
「イタリア、行きてぇ〜」
「いやいや、南米も捨てがたい」
と、自分が行くことを考えて他の地域の本ばかり借りてしまって、結果、小説にまわす時間がなくなってしまいます。

そして、そんなことをやっているときに気づいたのですが。

日本の旅行関連のガイドブック、少ないです。
一応あるにはあるのですが、ヨーロッパやアメリカなどは地域や旅行の目的別にいろいろな本が揃っているのに比べ、日本は「JAPAN」かせいぜい「TOKYO」止まりです。しかも、悪いことに最新のガイドブックは一冊しかないので、常に「貸し出し中」で実際に手に取れるのは新しくて2年前、下手をすると6、7年前のガイドブックだったりします。

かたや、観光に力を入れている国は同じ本が2、3冊置いてあったり、常に新品を切らさないようにしてあります。本の購入に関して図書館が「ひいき」をするとは思えないので、恐らくは観光促進のためにその国の観光局かどこかがこちらの地元の図書館に寄贈しているのではないだろうかときむらは推測しています。

それからこれは数年前の話ですけど。
きむら子供の学校(公立)で異文化交流イベントがあり、それに先立って保護者にも「外国の文化をデモンストレーションしてください」と要請がありました。

そのとき、きむらはちょうど日本文化を紹介出来る方が身近にいましたが、それを職業になさっているので「ボランティアでパフォーマンスをしていただけたとしても、諸経費全部負担させては申しわけない」と思い、在豪の日本の公的機関(名前は伏せますね〜)に何かサポートはしていただけないものかと問い合わせてみました。

結果は・・・ダメでございました。
何日もかかって違う部署の数人に取り次がれた末、丁寧ではあるがテンプレなお断りのビジネスレターが届きました。
ダメだという決定自体は仕方ないです。
ですが、どうしてその結果を出すのに恐ろしく時間がかかるのか、なぜ進行を不透明にしたまま事案を転がしているのかは理解できませんでした。
こちらは日時は迫って来ますし、その方にもスケジュールがありますから、宙ぶらりんの状態で放置されて、正直、そのときは、かーなーりはらわた煮えくり返りでした(苦笑)

IKEA Australia の オンライン・アシスタント「Annaさん」のほうがよっぽど人間味のあるいい仕事してますって。

それまでは名前のとおり、外国で日本の文化を海外に紹介してくれる機関だと思っていたのですが、この件で「どんな名前であろうと、どれだけ活動ぶりを喧伝していても、結局のところやっていることは日本のお役所仕事なのだ」と納得しました。

2006年発行のボロボロになった日本のガイドブックをパラパラしていたら、そのちょっと苦い経験を思い出しました。

たかが本1冊という考え方もあるかもしれませんが、それによって旅行者の行き先が変わるとしたら最終的に日本に落ちるはずだった1人当たり数千〜数万ドルがどこか他の国で使われてしまうのですから、日本はもうちょっとこういった小さいところに目を向けてもいいのではと思いました。

きむら「図書館にガイドブックを寄贈すると観光促進につながると思うと観光庁の在豪機関に意見を寄せるのはどうだろう。・・・あれ、在豪機関ってないの? ってことは領事館? いや〜、これは領事館の仕事ではないだろう。となると、やっぱり数年前に放置プレイ喰らったあの機関が窓口か? じゃあ、やっても

無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄だァーッ!(泣)」
[PR]

by kaoru_oishi | 2012-11-07 11:26 | その他もろもろ
2012年 08月 16日
【速報】ウィキリークス創設者、エクアドルへの亡命を認められる
どうも。きむらです。

エクアドル政府は、政治的理由による亡命を求めてロンドンのエクアドル大使館内に約2ヶ月居留していたウィキリークス創設者ジュリアン・アサーンジ氏(オーストラリア人)のエクアドルへの亡命を認めました。

ついさっき、30分ぐらい前にライブでエクアドル政府による声明発表がありました。
スペイン語を英語で同時通訳したものを聞きましたが、ものすごく長いスピーチでした。

詳細を正確に思い出すことはできませんが、この決定を出すにあたりエクアドル政府がかなりの政治的駆け引きを行ったこと、国際法や過去の国際的事件(イランでのアメリカ大使館占拠事件等)を考慮した上で最終的な判断を下したことがかなり繰り返して述べられていました。

きむらは第三者の視点でニュースを見ていましたが、英国・アメリカ・スウェーデン(別件逮捕を行った国)そしてオーストラリア(氏をサポートしないことで間接的に英国側に味方したとされる)という大国を相手に国際的にマイナーな国(→ごめんなさい)のエクアドルが法を盾に亡命承認を宣言するのを見て寒気立つような感動を覚えました。

それにしてもネットがこれだけの国際問題を起こすようになる時代が来るとは。
未来世界は思ったよりもずっと近くに来ているのかもしれませんね。


(蛇足、ではなく、訂正!)2012年8月17日(金)
上の記事で「英国・アメリカ・スイス(別件逮捕を行った国)そしてオーストラリア」と書いていましたが、スイスではなく、スウェーデンです。
ここにおわびして訂正しておきます。

ほんとーに、すいまっせんでしたっ!!(ぺこぺこ)
[PR]

by kaoru_oishi | 2012-08-16 22:13 | その他もろもろ
2012年 06月 07日
背表紙
どうも。きむらです。
何だか、最近の更新といえば誰かの訃報ばかりという気がしますが、今回も訃報です。

レイ・ブラッドベリというとやはり創元社文庫ですよね。
結構味気ない白い背表紙、黒字に一字だけ赤いタイトルがレイ・ブラッドベリの本の特徴だったように記憶しています。

あまり目立ったベストセラーだったワケでもないのに、いつも本棚の一角を占めていて、しかしながら「ウは宇宙船のウ」とか「スは宇宙のス」とかタイトルがちょっと奇抜過ぎて何度も手には取るものの買う決心がつかず、
で、何度目かに「おっしゃあ」と買ってみたら、予想を大幅に上回る面白さだった。
どうしてあんなに読むのに躊躇したのか不思議なくらい。

それがレイ・ブラッドベリの本との出会いでした。

高校生のときには、ちょっと粋がって原書を買って読んでみたりもしたんですが、英語だと単語をブツブツと区切って読む感じで、どうにもこうにも日本語で読んだときのように面白いと思えませんでした。
ま、当時のきむらの英語力のせいなんだろうとは思うんですけど。
原書(というか、翻訳が出るのが待てなかったんです〜)で読んだのは'I Sing the Body Electric'と'Long After Midnight'で、後者はどこかの大学の英語の課目の教科書として売られていました。
「そこの大学の学生じゃない人が買っちゃったら、あぶれる人がいるかなぁ」なんて心配になりましたが、自分が大学生になったら、大学生はあまり教科書を買わないということが分かって安心しました(笑)

その後は他の出版社から出ていたハロウィーン関連の短編集(確か「恐怖のハロウィーン」だったと思うんですが)の中にひとつ入っていたのを読んだぐらいでしょうか。
ああ、あと、萩尾望都が「ウは宇宙船のウ」を漫画化してましたね!
文章で先に読んで自分の中におぼろげなイメージがあったものを後にくっきりしたビジュアルイメージになった漫画として改めて読むのはとても不思議な感覚でした。

そして去年。
前の前の年(!)に貰ったプリペイドの本のギフト券を置きっぱなしにしていて、もう期限がヤバいというので慌てて本屋に引き換えに行きました。
そのとき特にベストセラーの中で欲しい本がなく、かといってそのままギフト券を無駄にしてしまうのも惜しいので店の中をウロウロしていたら、一冊の本の背表紙が目に入りました。

RAY BRADBURY Stories Volume 1

短編が100も入っているブラッドベリの作品集でした。
全956ページ。凶器にもなりそうなぐらい分厚い本です。
迷わず購入決定。
(ギフト券の倍ぐらいの値段でした・・・)
よっぽど嬉しそうに見えたのか、お店の人に
「これ、Volume 2も出てますよ。もしよかったら注文しときましょうか」
と言われましたが、
「この本厚いから、読み終わってからにします。作者まだ生きてるからこの後も続刊あるでしょうし〜♪」
なんて返事をしました。
もう90歳超えていたなんて、そのときは思いもしませんでした。
まだ、この本全然読めてませんが、絶版になったら怖いからVolume 2も買ってこようかな・・・。


(蛇足)
奇しくも、こちらではここのところSBSで'Prophets Of Science Fiction'というドキュメンタリーをやっています。タイトルを日本語訳すると「SFの予言者たち」という感じでしょうか、SF作家が作品内で描いた世界がいかに実現化したかを映画監督リドリー・スコットの解説付きで検証するという、ものすごく面白い番組です。
きむらも相方もSFが好きなので、放送中は食い入るようにTVを見、CM中はあーだこーだと過去に読んだSFの本や映画の話をするのですが、そのときに
「そういや、ブラッドベリ、この番組で取り上げられてないね〜」
などと話題になりました。

確かに他の作家(Mary Shelley, Philip K. Dick, H.G. Wells, Arthur C. Clarke, Isaac Asimov, Jules Verne, Robert Heinlein, George Lucas←何かひとり違うのが混じってますが(笑))と比べるとブラッドベリはバリバリの硬派SFというより幻想系SFなのだろうと思います。


(蛇足の蛇足)
読めもしないのに洋書を買っていた学生時代。
きむらは毎年神田古本まつりに行ってましたが、そのときも洋書の専門店で大幅割引になった本をまとめ買いしておりました。
ですが。
「ブラッドベリの原書も買ったぜ〜」
などと、家に帰ってホクホク顔で戦利品を整理していたら、ぬわんと、
Bradburyではなく、Bradley (Marion Zimmer Bradley)でした。

ま、背表紙はちゃんと見ときましょうってことです(恥)
[PR]

by kaoru_oishi | 2012-06-07 22:28 | その他もろもろ
2012年 04月 30日
タイム靴箱
どうも。きむらです。
日本はGWでお休みですが、豪州はスクールホリデーも終わり、アンザック・デー(ANZAC Day、4月25日)の休日も終わって、すっかり平日運行です。

で、そのスクールホリデーの間に、思い切って家の中の片付けをしました。
外から来た人からは「なんだ、全然変わってないじゃん。どこが片付け?」状態ですが、今回手を付けたのは、引っ越し等いろんなイベントの度に箱に入れ、テープで封印していた所謂「開かずのなんとか」の類いです。

「何が出てくるか分からないからコワい」
「開けて中身を分類するのが面倒い」
「箱のままで置いとくほうがシンプルかも(笑)」
などなど、いろんな理由を付けてそのままにしてましたが、靴箱等紙の入れ物に保管しておくとsilver fish (シミ。こっちは結構います)やtermite(シロアリ)の繁殖源になってしまうので、この際紙箱は全廃してプラスチックのコンテナに移し替えて家の貯蔵スペースに移動させようということになりました。

しかし。
やっぱり長い間放っておいたものに手をつけるというのは勇気がいることですし、いざ初始めてみると、時間ばかりかかってなかなかはかどらないですね。
普通は年代順に地層を形成してるものですが、相方プロデュースで封印した靴箱などは過去20年ぐらいのものがランダムに入っていたりして、その都度
「なんじゃこれはっ!? どうしてこうなったっ!?」
と絶叫することになります。
(まあ、相方に聞いても本人が「さー、どうしてだろーねー?」と首をかしげてたりするので解決にも何もなりませんが)

ですけど。
作業自体はしんどいものの、昔の電車の切符やらスーパーのレシートやら出て来て、
「あー、昔ってこんなに運賃安かったんだよねー。切符も厚紙にスタンプ押したヤツだったしー」
などと、しばし手を動かすのを止めて感慨に耽ったりするのはちょっと楽しいです。

それからびっくりすることもありました。
20年もののレシートやら新聞広告にはいろいろな物の値段が書いてあったのですが、例えばフリーマントルのビーチ近くの家、90年代初頭には10万ドルしなかったのですよね。今じゃ軽く10倍ぐらいにはなっているはずです。
いや〜、そのころに借金してでも買っとけばよかった(溜息)
ま、当時は貧乏カツカツでしたんで、実際にはローンも組めなかったでしょうが(笑)

物価の上昇に驚く一方で反対のびっくりもありました。
またしても90年代初頭物の大手ピザチェーンの割引クーポン。
「なんでまー、こんなものまで保存してたんだろうか」と思いつつ見てみると。
ピザのラージサイズがクーポン提示で$19.95と書いてありました。

え(汗)
た、高っ!
今だったら、$20も出したらピザ2枚に1.25Lのドリンクとガーリックブレッドが付いてくるんじゃないかと思うんですけどっ!
それでも当時はその値段で買い、デリバリーもよく利用していた記憶があります。
高いと思わなかったんでしょうか、当時のきむらと相方は。

それをきっかけに改めて考えてみたら、ファストフードのメニューなどはここ20年あんまり値段が変わってないように思います。
洋服なども、こちらに来た当時は「こんな裏地もついてないような服がどーしてこんなに高いんだ!」なんて憤ったりしてましたが、気がつけば、いつの間にやらそこそこの品質の服がそこそこの値段で買えるようになっていますし。

衣食住のうち、衣・食の物価上昇がそこそこあるいは下落し、住の物価が突出して上がっている場合は経済全体として見るとデフレなのか、それともインフレなのか。

きむら、ない頭を使ってよーく考えましたが、答えが出なかったので、
「ま、いっか♪」
と、古いレシート類をまとめて紙袋に入れてリサイクルゴミに出しました。

でも詰め替え完了まで、まだまだ先は長いなぁ・・・・・。
[PR]

by kaoru_oishi | 2012-04-30 22:55 | その他もろもろ
2012年 03月 19日
グーグル、やるじゃん!
どうも。きむらです。

朝、調べものをしていてグーグルのページを開けたら、

トップページに何か見慣れたモノが、ばばんっと出て来ました。

これは・・・。

ハーバーブリッジじゃないすか。

せっかくなのでついでにウィキのほうものぞいてみましたが、それによると、
ハーバーブリッジは1923年7月28日に建造を開始し、
出来上がったのが1932年1月19日、
そして開業したのが同年の今日、3月19日なんだそうです。

ここ数年10月だか11月だかに半日ハーバーブリッジの交通を止め、橋の上で催し物をしていたので、てっきりその辺りが開業日なんだと思ってました。

確か州立美術館だったと思うんですが、そこの売店に白黒時代のハーバーブリッジのポストカードがあり、橋の上を通る車がボンネットが高かったりいかにも旧式で、それが逆にオシャレな感じがして友達に送ったりしていました。
今も同じ絵柄が売っているか分かりませんが、もう一枚の「馬に二人乗りして通学する小学生の写真」と共に、きむらの「お気に入りのカード」でした。


(蛇足)
ここのところものすごく忙しく、先月から全然書いてませんでした。
きむらの悪い癖(?)なんですが、忙しいときに敢えてイベントをどんどん追加して最後にはがんじがらめになってしまいます。
こういうのは、
「自業自得」ならぬ、
「自縄自縛」でしょうか。
字面だけ読むと「これ何てエロい技?」ってイメージですけどね(笑)

なんて、今、この忙しいさなかにこう書いてブログにアップしようとしていること自体が
既に「自縄自縛」だったりします〜(汗)
[PR]

by kaoru_oishi | 2012-03-19 09:13 | その他もろもろ
2011年 11月 17日
扱いの耐えられない軽さ
どうも。きむらです。
ついに、というか、やっと、というべきか分かりませんが、オバマ大統領が豪州に来ました。

・・・・・。
でも、何かピンと来ないんですよね。
TV局は特番を組んでライブで「追っかけ」をしていたりするんですが、レポーターには普段芸能ゴシップを担当しているような人も混じっているし、スタジオとのやりとりでもそんなに大したことは言っていないし。
取り上げる話題も出迎えた豪州総督(英国女王の名代。今は女性がやってます)の着ていたスーツがどうだ、とか、歓迎晩餐会のメニューが何だ、とか。

これにヒナ壇に並ぶB級芸人を足したら、まるで日本のバラエティ番組じゃないか、とちょっと呆れながら見ています。

まあ、前に一回ドタキャンがあったので、それもあって一段と盛り上がっているのかもしれませんが、メディアはもうちょっと「今、この時にオバマが来る意義」についてじっくり掘り下げて見解を出してくれてもいいように思います。


(蛇足、というか追加)
今、豪州国会にオバマが到着したところをライブ中継で見てるんですが、
国会の始まりって、
「先住民の皆様にごあいさつ〜」というセリフがあるのは今どきのトレンドなので何となく分かるんですが、聖書の一節をみんなで読んだりするくだりもあるんですね。
知らなかったわ〜。

では、清聴に戻ります〜。


(追加の追加)
豪州のギラード首相(労働党)とリベラル(野党第一党)のアボット代表のスピーチを聞いたところですが、正直な感想は「何だこりゃ」です。遠方からのお客さんを前に自分の党がいかに立派な考えを持ってるかを自慢し合ってるだけに聞こえました。

でも、アメリカにとって豪州は「数多ある国々のひとつ」なんですから、そんなローカルレベルの話題を振られてもオバマも困るんじゃないか、と。

こんなだから首相の名前を「ジュリア・ギラード」ではなく「ジュリー・ギリャード」なんて呼び間違えられちゃったりするんでしょうかねぇ。
[PR]

by kaoru_oishi | 2011-11-17 08:52 | その他もろもろ
2011年 10月 06日
サイケなリンゴだった
どうも。きむらです。
先週の週末に家の大掃除をしました。

年々大きくなり、自己主張も強くなるきむら子供に押しやられ、またしてもきむらや相方のサンクチュアリの一角を明け渡すことになったからでありますが、その際に、今まで何となく捨てられずに置いていた無用の長物もいくつか思い切って「えいっ!」と処分しました。

その作業をしていて、やたら出て来たのがACアダプター。
あれって、最近の小さい家電には必ずひとつ付いてくるじゃないですか。
で、家電自体は壊れるなりタイプが合わなくなったときに処分しても、ACアダプターだけは「あ、これ別の物に使えるかも?」とキープしてしまうんですよね。
そして、気がつくと5つも6つもゴロゴロしてる、と。

近くにチャリティーショップ(慈善団体が経営する一般から寄付された物品を売るリサイクルショップ)があるので、そういった売れそうなものはまとめて持って行きましたが、行き場がなくてどうしても捨てるしかほかに処分のしようのないものもありました。

例えば。

何年も前に作った書類の束の間から、古いステッカーが出て来ました。
トップの緑から始まり、黄色、オレンジ、赤、紫、そして青で終わる虹色をイメージしたストライプで彩られた右側がかじられたリンゴ。

そう、昔のアップルのシンボルマークです。
今はモノトーンのシルエットに取って代わられましたが、かつてのアップルの製品には必ずこのステッカーが付いて来ました。

きむらが行っていた大学の学部の研究室のドアにはそのステッカーが貼ってあり、学期の始まりには「う〜ん、いかにも研究の先端、学問の自由を象徴してるよね〜」と清々しい気持で見上げ、学期の終わりには「寝不足で虹色がウルウルして見える〜。あ〜目が回る〜」と、溜息をつきながら重いドアを押していたものです。

そんな思い出深いステッカーですが、かつての自由の象徴も今のモノトーンのシンボルに慣れたにきむらの目には「時代遅れのサイケ」にしか見えず、結局しばし手に取って見つめた後、きむらはそれを紙のリサイクルに出してしまいました。

そして今朝。
スティーブ・ジョブスの訃報を知りました。
(実はTVの速報を聞いて詳細を知るべくコンピューターを立ち上げたら最初のページに大きくスティーブ・ジョブスの遺影が出て来て「うそでしょおっ!」と大声を上げました)

昨日のiPhone4Sの発表のニュースに、かつて「手書きを認識してタイプできる」という触れ込みで売り出した「ニュートン」を買って大失敗した経験から、
「何だかメディアから思ったような反応が得られず、今ごろスティーブ・ジョブスは頭抱えてるんじゃないかな〜。iPhone4SのSiri(音声認識システム)がNewtonの二の舞にならないといいんだけど〜♪」と、ひねた感想を持っていましたけど、まさかその翌日にこんなニュースを聞くことになるとは。

人間、中年ともなると、これからは出会いより別離が多くなるのは仕方のないことですが、殊に今年はきむらが個人的に好きだったり関心を持ち続けてきた人物の訃報が多いように思います。

RIP
そして。
Mac(Macintosh)よ永遠なれ。
[PR]

by kaoru_oishi | 2011-10-06 15:03 | その他もろもろ