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2015年 04月 23日
ちょっとひとっ走りして方舟作ってくるわ
どうも。きむらです。
タイトルでお察しのとおり「雨」について、です。

ここ数日のシドニー周辺の雨の降りかたが尋常ではなさすぎて、前回の投稿から今回までにあったもろもろの出来事を吹っ飛ばして最優先トピックになってしまいました。

振り返るまでもなく、この「きむらブログ」では天気、特に雨についてよく取り上げてきました。どれだけどんぶり勘定で降るか、いろいろなケースを紹介してきたつもりです。
ですけど、今の雨の降りっぷりは過去の記憶を押しのけるくらいの勢いと量だったりします。

どれだけすごいかというと。
大雨がずーーーーっと降っています。
音楽ではありませんが、雨も緩急がついていて、大雨の後、小降りになり、ときには止んだりします。
ところが、今回の雨は止みません。
フォルテ(fですね)が常態で、そこからfの数が増えてフォルティシモ(ff)になりはしても、小降りでメゾピアノ(mpですね)やピアノ(p)化することはありません。

そして気象レーダーを見ると、恐ろしいことに雨雲がシドニー上空に貼りついたまま動く気配がないのです。
この間、TVのドキュメンタリー(「トップギア」のリチャード・ハモンドが案内役だったから、たぶんBBC制作ではないかと)で雨が降るしくみを見たばかりだったので、
「え。雨雲って、雨が降ったら消えていくものだよね。どうしてこんなに降ってもまだ雲が残ってるの!?」
と、驚愕してしまいました。

普段、それほど雨が降るところというイメージのないハンターバレー一帯もニュースによると洪水になっているそうですし、シドニー湾内もフェリーは運航中止になっている便も出ています。
(交通機関案内のサイトを見ると、注意を促す黄色と多数の「!」マークがどーんと出てきて被害の半端なさが分かります)

この天気はもう、異常気象ってレベルではないです。
TVのニュースを見たり気象レーダーがあったりするので何がどうなっているか理解できますが、もしそんな情報源のない時代にこの豪雨が起こったら
「こ、これは、世界の終わりじゃぁぁぁ」
と、DIYストアに工具と材木を買いに走って方舟でも作りだしても不思議ではないと思います。
まあ、その時代にそんな店があるかは分かりませんけど。

……などと。
落ち着いてキーボードをパコパコしている感じですが、昨日は暴風雨状態のときにいきなり前触れもなく隣家の大木の枝が折れてきむら家に向かって落ちてきたのでした。
サイズは人の背丈ほどで、きむらひとりでは動かせず、相方がノコギリで切って解体してどかせました。
それで。
その枝、落ちた先が家の外にあるデッキだったからよかったものの、もしあと2メートルほど家屋寄りに落ちていたら。

窓際に置いてあるデスクとPCがオシャカになっていたと思います。
そこで作業していたきむらごと。

2、3年前には、きむら家敷地内の木の枝(これはもっと大きかった)が突然落下して別の隣家との境のフェンスが壊れましたし、こうやって市街地でまったりしているつもりでも、結構スリルとサスペンスに満ちた日常生活を送っているのだぁとあらためて実感しました。

天気予報によると、この雨は週末には止むとのことなので、それまでは下手に木の側に寄らないほうがよさそうです。

まあ、晴れてからも雨水で重くなった枝がどーんと落ちてくる可能性もありますので、裏庭に用事があるときは上を見ながら全力疾走を心がけようと思っています。

枝が落ちてくるより、落ちている枝につまずいてコケる危険性のほうが高そうですけどね。


(蛇足)
学校は火曜からだったので、きむら子供は月曜に電車で友人の家に行きました。
なんでも、学校の課題を一緒に終わらせるとかで。
なぜ学校が始まる前日にやるのか……(静かな怒り)

そして。
夕方になって駅まで親御さんの車で送ってもらうことになっていたのですが、何と豪雨でそのお宅が停電し、電動のガレージのドアが開かなくなってしまいました。

結局、相方が夜、車で迎えに行って無事に連れて帰りましたけど、手動切り替えがないとこういうことが起こるんですね。
気をつけないと。

って、きむら家の車は絶賛路上駐車中だったので、ちょうどそのころ浸水の危機にさらされていたのでした。

ドアの開閉を心配する前に、まずガレージを手に入れないと……(汗)
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by Kaoru_Oishi | 2015-04-23 02:00 | その他もろもろ
2015年 03月 05日
秋ですね〜(笑)
どうも。きむらです。
秋、来ちゃいました。
暦の上で。
ですが、シドニーはまだまだ蒸し暑い日が続いています。

こちらは気候の感じですと、4月まで夏っぽい日があったりするので、衣替え等のはっきりした線引きが難しいです。

ちなみに学校は1月末から始まって4学期あるうちの1学期と4学期に夏服を着、2・3学期は冬服を着ます。しかし当然ながら季節を無視した、ちょー暑い日や寒い日がありますから、そのときは「冬服のブレザーの袖をめいっぱいまくり上げる」「夏服のワンピースの上に冬服のブレザー+タイツ」等、校則の外角高めギリギリのところを突いたトンデモファッションで登校することになります(← これは公立の場合。私立でこれをやったら一発アウトでしょう、たぶん)

そして一般は、完全に季節感ファッションの無法地帯です。
「自分の体が感じるままに着るのがジャスティス!」といったところでしょうか。
バスの運転手さんは真夏だろうと真冬だろうと一貫して半袖半ズボンですし(冬はジャケットを着ずに半袖にベスト着てます)集団がいると、必ずひとり以上「真夏にセーター・革ジャン」や「真冬に半袖・シングレット」な人が出現します。

真冬の8月(日本の2月ですね)でも、異常気象で気温が25度ぐらいまで上がって夏並みになったりすると、すぐにビーチ行って泳いじゃいますし。

自分の体感 > 季節感 > 暦

こちらに住むほとんどの人にこの図式が当てはまりそうな気がします。

では、一般に季節に敏感とされる日本人で、かつ、豪州在住の長いきむらは何に秋の到来を感じているのでしょうか。
きむらの感性を問われる瞬間ですね(ドキドキ)
…………。

ま、ズバリ、アレです。
「マルディグラ」♪

シドニー・ゲイ・アンド・レズビアン・マルディグラのパレードが毎年3月の上旬の土曜日に行われますので、そのダイジェストをニュースで見ると「ああ、今年も夏が終わったな〜」と、しんみりした気分になります。

パレードに向け、夏の間に(中には1年かける人もいます)肉体を限界まで鍛え上げた参加者のみなさんが、当日はおしげもなく観客にすべてを晒し、見せつけてくれる。
シドニーの街を乱舞するその姿は季節の終わりを告げる豪快な打ち上げ花火と称しても過言ではないでしょう。

今年のマルディグラのパレードは今週末の土曜日で、テレビでは翌日SBS放送でダイジェスト版が見られるはずです。
息のそろったダンスあり、凝ったコスチュームあり、社会や政治の風刺ありで、なかなか楽しめますので、シドニー在住の方は一度は沿道で鑑賞してみるといいと思います。

きむらも以前は毎年のように見に行っていましたが、きむら子供が生まれてからはトンとこういう夜の大人のイベントに出かけなくなり、ちょっと残念な気がします。

って。
生まれてからも行ってましたね、そういえば(← 言っているそばから言動を打ち消す、きむら(笑))
このブログ内にも自分で撮った写真をアップしておりました。
(どこかにまだありますので、ご興味あるかたはどうぞご覧ください♪)

今年は(というか、このところずーっと)どなたからもお誘いがありませんし、パレードを見に行く予定はありませんが、翌日のテレビ放送はぜひ見ておこうと思います。


(蛇足)
きむら「ねーねーねー、マルディグラがね、あるんだけど……」(← あわよくば、と思ってる)
相方 「この間、バレンタインデーの翌日、一緒に映画見に行ったでしょ〜」

バレンタインデーのデートとパレードの見物はイベント的には別物という気もしますが。

まあ、そのデートとやらで見た映画が、定番の恋愛ものとかではなく「ジ・インタビュー」(去年の年末話題になった、アメリカのTV制作者が某国に行ってそこの指導者を暗殺しようとする、という痛快超B級コメディ映画)というのは、いかにもきむら&相方らしいチョイスだったりもしますけど。
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by Kaoru_Oishi | 2015-03-05 10:20 | その他もろもろ
2015年 01月 19日
火星のウルフガイ
どうも。きむらです。

昨日、作家の平井和正の訃報をネットで知りました。
謹んでご冥福をお祈りします。

ネットのニュースでは「エイトマンの原作者」「幻魔大戦の作者」という感じで「マンガ・アニメの原作」がクローズアップされていて、記事を読んで何となく
「実際に知らない世代が記事を書くとやっぱりこうなるかな」
と思いました。

きむらにとっては、平井和正と言えば「ウルフガイ」なのですが。

…………。
「ウルフガイ」と文字をタイプするだけで、じぃぃぃん、となります。
それぐらい好きでした。

大好きでした。

世界観も、キャラクターも、あの、重厚な生頼範義のカバーイラストも、きむらにとって、小説だの文学だのSFだのといろいろ区分けする以前の「好き」の頂点にありました。

そして。
考えかたや好みにおいても大きく影響を受けました。

「至上の純愛」は「ヤング・ウルフガイ「狼の紋章」の犬神明と青鹿先生」で、
「カッコイイ男」は「アダルト・ウルフガイの犬神明」で、
「ウルフ」に憧れるあまり狼の動物学的な専門書も買いました。

それから、作中で犬神明(アダルトのほう)が何度も「ステーキを◯百グラム食べた」と言う場面が出てくるもので、こちらに来てから、一度にどれだけステーキ肉が食べられるものか試してみたりもしました。

で、その結果、普通の人間は500グラムぐらいが限界だと知りました。
(きむらがワシワシとステーキを食べていたら「そんなに食べたら体、壊すよ!」と、注意されました。オージーの男性に。肉の本場の人にドン引きされるって、どんだけ〜(笑))

確か、投函には至りませんでしたが、ファンレターも書きましたっけ。
便箋7枚。
裏にイラストまで描いて。
イラストは女の子しか描けなかったから「虎4」にしたたような……。

その後、たぶんイラストの下手さに耐えられず処分してしまったので、どんなことを書いたか記憶がぼやけていますが、当時のきむらは貪るようにSF(日本のは近未来の社会的なもの、海外のはスペースオペラ)を読んでいましたから、

「ぜひ、ウルフガイの宇宙編を書いてください。タイトルは「火星のウルフガイ」で!」

といった世界観完全無視なリクエストを書いたことだけは覚えています。

…………(恥)
若気の至りとはいえ、何て無茶苦茶なことを書いてしまったんでしょう、昔のきむらは。
投函しなくて本当によかった……。

そして時は流れ。

豪州に渡って本を買い続けられなくなったことが主な理由ですが、きむらはだんだんと新刊を追って本を読まなくなり、気づいたらSFそのものからも遠ざかっていました。

平井和正も。
「幻魔大戦」を途中まで買っていた記憶がありますが、生頼範義のイラストでなくなったあたりから何となく是が非でも買わなくてはという気持がなくなり、そのままウヤムヤになってしまいました。それと、スピリチュア系よりハードボイルドやアクションが前面に出ているほうが好きだったので、話の方向性が変わるにつれてついていくのが厳しくなり、自然とドロップアウトしてしまった感もあります。

なので、きむらの中での平井和正の作品の順列は永遠に

ウルフガイ(旧作) > ゾンビーハンター及び初期作品 > 幻魔大戦

のままです。

(* エイトマンは世代が違うのでよく分かりません「ヒーローが刑事か何かでタバコを吸ってそれをエネルギー源にする」とかなんとかいう話ではなかったかと…)

1冊の読み切りものでも「アンドロイドお雪」は大好きで、何度もなんども繰り返し読みました。

「確か角川から出ていて、背表紙が緑で、表紙絵は赤毛の女の人の顔が縦切りになって中から機械がのぞいている、ちょっとショッキングなデザインだったな」

そして記憶が正しいかどうか検索し、きむらが読んでいたバージョンはすでに絶版になっていたことを知りました。

(昔は文庫本はそんなに毎月何冊も新しく発売になっていなかったので、ハヤカワや角川のSFは同じ本が数年間売り切れにならず本屋の棚にありました。それだけ増刷が多かったのではないかと)

何だかとてももったいない気がします。
あんなに若者のハートをわしづかみにしてグイグイ振り回してくれた本の数々が、昔書かれたという理由だけで本屋から姿を消し、今の若者の手に渡ることなく忘れ去られようとしていると思うと。

現在のライトノベルの隆盛を見ると、今の若い人は、もしかしたら本を読んで感情を揺さぶられたり人生まで影響を受けるのが好きではないのかもしれません。

ですが、若いときでないと精神的にも肉体的にも100%味わいつくせないタイプの本があり「ウルフガイ」などはまさにその代表格なので、作者が亡くなったのは大変残念ではありますが、今、こうして功績が評価されていることですし、これをきっかけにぜひとも読んでみてもらいたいな、と心から願っています。


(蛇足)
本文で「若い人」「若いとき」と、やたら「若い」を連発しましたが、果たして平井和正の「ウルフガイ」シリーズは当時どの年齢層に支持されていたか、功績を検索したついでに見てみました。

細かく統計を取ったワケではありませんが、訃報に寄せられたコメントをざっと見た感じですと、中・高校生(当時)が多いようです。

ですけど、これ、結構バイオレンスな描写が多いんですよね。性に関する描写も多いですし、なによりも文中に挿絵にアレが、モロに、ババーンと描かれてたりもしましたし。

(ヤング・ウルフガイの犬神明の復活シーンで手術室内の挿絵があり、そこにそのものズバリがあって「これ、犬神明の……おっひょ〜っ」となった記憶があるのですが……どなたか覚えてるかた、いらっしゃいませんか……)

なので、もし現代の若い人が興味を持って読むのであれば、高校生・大学生ぐらいがちょうどいいのではないかと思います。

ちなみに、きむらが何歳でウルフガイを読んだかといいますと……

小学校6年、11歳でございましたっ。

誰か年長者に借りたのではなく、自分で見つけて親に買ってもらいました。

マセガキでした、すみません……。

* もちろん初版で読んだワケではありませんからね。
(↑ こう強調して、少しでも若く見てもらおうと無駄な悪あがきをする、きむら(笑))
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by Kaoru_Oishi | 2015-01-19 23:21 | その他もろもろ
2014年 12月 24日
クリスマス競争曲
どうも。きむらです。
明日はクリスマスですねー(棒読み)

何と言いますか、こう何十年もクリスマスをやっていると「なんか、これ、デジャブだよなぁ」という気分になります。
「夏のクリスマス」
初めてこちらでクリスマスを迎えたときは、そのちぐはぐな感じがとても面白かったのですが、住み着いて、それが当たり前になってしまうと、特に物珍しくも面白くもなくなってしまうものです。

そして。
普段はきむらの常に反対を行き「何事もゴージャスに〜♪」とキバるきむら子供も今年はなぜかシンプル路線で、ダイニングルームに置くクリスマスツリーも、何と、

「何にも付いてない緑の木が1本、ドーン!」
です(汗)

しかし。
最初に見たときは「えええええーっ!?」となりましたが、考えてみると、これのほうが夏のクリスマスにはふさわしいのですよね。
青々として、夏の活力を体現しているようで。

なので、
「うん、これ、イイよ!!」
と、両手でサムズアップをして激賛しておきました。

これが毎年だと、後々いろいろありそう(例:「きむらがケチで飾りを買わなかった」と歪曲された話が子孫に語り伝えられる等)ですが、1回ぐらいならかえって物珍しくて、ツリーの写真をアルバムに貼っても映えそうです。

全般的にクリスマスに対してはあまり積極参加したくないきむらですが、クリスマス・イブに出かけるのは結構好きです。

クリスマス・イブ。
日本の「恋人たちがあまぁ〜いひとときを過ごす」ほうの、ではなく、豪州の
「クリスマスが翌日に迫り、みんなが青筋立てて最後の買い物に走る」ほうです。

そして、きむらは何をするかというと。
みなさんと一緒にクリスマスの買い物に走るのではなく、その様子を見ながら、おもむろに「普通の買い物」をします。

そのころ相方が青筋立てて最後の買い物に走ってますので。
どうやら相方はクリスマスの買い物は自分で仕切りたいようです(笑)

しかし。

翌日、街はクリスマスでうって変わって静かになります。
まあ、ほとんど全部の店が休みなので、教会の礼拝に行く以外は家で過ごすしかないからなのですけど(笑)

そして明けて26日ボクシング・デー。
あるいはクリスマス後の大セールス開始日。
ここできむらはシャキーンと覚醒し、獲物を狙うハンターと化します。

まあ、でも、きむら子供も以前と比べるとだいぶ成長して、親が選んだものを喜ばなくなりましたから、きむらが一家を代表してセールに参戦するやり方はできなくなってきました。

そろそろきむら子供にハンターのバトンを手渡す時期でしょうね。

……などと言いつつ、ネットでDVD・CDのチェックをしている今日このごろです。

アニメとかも安くなるんだろうか……。

(蛇足)
この時間だともう手遅れかもしれませんが……。

クリスマス・イブ〜クリスマス当日に見つからず
「ちょっと、アレ、ないのぉ〜〜〜〜〜〜!?」
と、パニックになるものをご紹介しときます。
ぜひ買っておきましょう。

— ラッピングペーパー
言わずと知れたプレゼント梱包用。イブの深夜にラッピングしていて何度冷や汗をかいたことか……。

— セロハンテープ
ラッピングペーパー同様、なぜか、ギリギリで足りなくなるものです。

— 電池
電動ものをプレゼントにもらったはいいが、電池がなくて休み明けまで使えず(涙)なんてことはヒジョーによくあります。特に子供のおもちゃだったりすると、使える電池を求めて家中の今使っている電池を抜いたりして、後々余計にめんどくさいことになります。ご注意を。

— 清掃用手袋
クリスマスの料理は、なーぜーか、こってこてオイリーなのが多いです。
そんなときにかぎって手袋がバリっといくんですよね〜。
そして無理して素手で調理器具を洗ったりすると、恐ろしいことになります。

ちなみにきむら家、きむら子供がしょっちゅうセロハンテープをどこかに置きっぱなしにするので12月には素で怒号が飛び交います。
あと、見つかったはいいがカーペットの上に直接置いていて、毛だらけでとてもプレゼントのラッピングには使えなかったりとか(涙)

まあ、クリスマスさえ過ぎれば必需品でもなんでもなくなるんですけどねぇ(苦笑)
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by Kaoru_Oishi | 2014-12-24 14:40 | その他もろもろ
2014年 12月 16日
Echoes
どうも。きむらです。

何と言ったらいいのやら。
シドニーのマーティンプレイスのカフェで起こった立てこもり事件が終結した朝です。

まず最初にはっきり書いておきたいのは、シドニーは平穏を取り戻そうとしていることです。
これから観光で来る予定のかたも、どうか安心してシドニーのクリスマス、シドニーの夏をエンジョイしてください。

きっと、ニュース等で情報はじゅうぶん伝わっていると思いますので、ここでは、きむらときむら家が経験した昨日・今朝の出来事を身バレしない程度で書いておこうと思います。

普通のシドニーの住人に事件がどのような形で影響したか。


昨日の昼前。
きむらは家でだら〜っとコーヒーを飲んでおりました。
すると、きむら子供(上)から電話が。

「何、やってんの!? 今、授業中じゃないのっ!?」
捕捉しておきますと、学校は今週末から夏休みなので、ほとんど遊びの授業と化していたりします。

「シティのカフェで事件が起きてるって、ダディが知らせてくれた」
「えっ!?」

きむら、ネットで日本のニュースをチェックしていたので、全然知りませんでした。
そこでテレビを点け、画面を見て絶句。

何と、見なれた場所がテレビにバーンっと。

「リンツ・カフェって……チャンネル7のスタジオのド真ん前じゃん……」

Lindt Caféの名前で知られるリンツ・チョコレートの直営カフェで立てこもり事件が起こっておりました。

ちなみに。
チャンネル7の入っているビルには日本領事館もあったりします。

まあ、そこまでなら、きむらはただのテレビの視聴者だったかもしれませんが。
今日にかぎってきむら子供(下)が学校行事でシティに行っていたのです。
それも現場から割合近い所に。

「きむら子供(下)〜〜〜〜〜っ!!」

きむら、慌てて、きむら子供(下)の携帯にメール。
返事なし。
次に、シティにオフィスがある相方(後で相方のオフィスのほうが、きむら子供(下)よりカフェの近くだったことに気づきましたが)に電話。
返事なし。

ドッと血の気が引きました。

学校行事で先生方も一緒ですので、きむら子供(下)の安否自体はそこまで心配していませんでしたが、行事が打ち切りになって避難させられている可能性もあります。
そして、もし現地解散のようなことになったら、厳重な交通規制が敷かれ電車やバスが臨時運行している状態で、果たして迷わず帰ってこれるのか。

そこから1時間ぐらいの間、テレビで事件に注目しつつ、学校にいるきむら子供(上)と膨大な量のテキストメッセージで連絡を取り合いました。

この間、ふと、きむらが最初の携帯を買ったきっかけが2001年のニューヨーク同時多発テロだったことを思い出しました。
それまでは「束縛されたくない(フフン)」と、携帯持たない派でしたが、あのときのカオスな光景を見て、緊急時にはやはり必要だと考えを変えたのでした。

そして。
新しい情報が入らずイライラがつのり、頂点に達しそうになったころ、ようやく、きむら子供(下)から連絡が。

行事が終わったので、学年ごとにバスで迂回ルートを取って帰ってくるとのこと。
学校に。
そして残りの授業をして普通どおり家に帰ってくる、と。

え。
こんな事態でもスケジュール変えないんだ!?
我が子の無事に安心するとともに、ちょっとビックリしました。

そして後で聞いたのですが。
きむら子供(下)が学校で一番最初に事件に気づいたそうです。
相方からの携帯メッセージで。
ですが、先生に『立てこもり事件が起こっています』と知らせたものの『ここは安全だから、行事が終わるまで黙ってなさい』と言われたそうな(汗)
それから。
事件を知って行事の最中に建物に乗り込んで子供を連れて帰ろうとした父兄もいたそうですが、許可しなかったとか。

学校、ツエエエ〜ッ!

かたや、同じく音信不通だった相方とも連絡が取れました。
こちらは会議中だったとか。
きむら、デスクと携帯(相方は2つ持ちです)に何度も電話したんですよっ!
あんまり応答がないので、一時は「もしかしてカフェで人質になってるとか!?」と思ったくらいで(滝汗)
なのに、シティが戒厳令みたいになっていて仕事どころじゃなさそうなときに、避難もせず長〜い会議をし続けていたなんて。

会社も、ツエエエ〜ッ!

そして。

いろいろあって疲れ果てたきむら子供(下)、一日学校にいたものの勉強どころじゃなかったきむら子供(上)、そして相方の順番で帰宅し、きむら家はいつもどおりになりました。

が。
何と翌日(火曜日)は、今度はきむら子供(上)が学校行事でシティに行くことになっていまして。

しかし、学校はその時点で立てこもり事件が終結していなかったのに「予定通り行うので時間どおり来るように」とメールを送ってきました。
きむら子供(上)は「明日行きたくないよぉ」と半泣きになっていますが、行事でパフォーマンスをすることになっているので休めません。

ニュースの報道でこの事件は単独犯によるものらしいと分かりましたが、それでも「他の場所に爆発物も仕掛けた」と言っているので、それがクリアになるまで、とてもきむら子供(上)や相方をシティに送り出す気にはなれないです。

なので、もし学校が決定を覆して行事を中止にしたら真っ先に知らせる約束で、夜に強いきむらが起き続けてニュースチェックをすることにしました。

ですが。
昼からハイテンションでいたことと、特に超高速でテキストメッセージを送ったせいか、1時すぎた辺りから急に眠気がひどくなりました。

なので、犯人の名前が公表され、彼が宗教と難民を理由にマスコミ向けにデモンストレーションを繰り返してきた犯罪者と分かったところで、立てこもり事件のゆくえは気になるものの、テロの可能性はないと判断して寝ました。

そして。

朝、相方に「事件は終結した」と知らされて飛び起きたところです。

どうやら、きむらが寝たすぐ後に、人質のうち7人がカフェから逃げ出した直後に犯人が店内で発砲し、それを機に狙撃隊が突入して犯人を射殺したようです。

そして、その際に人質のうち2人が死亡したとのこと。

きむら、寝る前に「ネゴシエーターの説得が続いているし、犯人が投降して終わるだろうな」と思っていたのですが。


何というか、ショックです。
そして複雑な心境です。

事件が集結し、安心して相方ときむら子供(上)をシティに送り出せたのはいいことですが、犠牲者は出ましたし、この事件がシドニーに落とした影の大きさを思うと暗澹たる気持ちになります。

13年前、ニューヨーク同時多発テロが起きた直後、イラン系の女性と話しているときに彼女が突然泣きだしたことがありました。
『こわいの。これで、もしみんなが私を敵視するようになったらと思うと』
立場上、一緒に泣いてあげることはできませんでしたが、抱きしめてなだめている間に聞いた彼女の悲痛な声は今も覚えています。

今、豪州にいる多くのムスリムの人たちが、あのときの彼女と同じように不安な気持ちでいるのではないかと思います。

在豪のムスリムの団体のほとんどが今回の犯人と関係がないと声明を出していますし、犯人が過去にやってきた奇矯な「パフォーマンス」や犯罪歴(嫌疑含む)を見れば、犯行が宗教や彼が受けたという政治的弾圧(?)が引き金になったのではないことは明白ですが、自分自身でシーク(Sheik、賢人)と名乗り敬虔なムスリムをアピールしていたため、今回の事件が豪州の極右勢力を刺激することは間違いないでしょう。

I’ll ride with you

これが今、twitterで一番流れているハッシュタグだそうです。

意味は「(電車やバスで)私が一緒に乗ってるよ(だから安心して)」

「この事件が起きたからってムスリムを差別しないからね」という強いメッセージです。

きむらはtwitter持ってない派(← 単に文明が遅れてるだけ?)なので、このムーブメントに乗りませんが、心の中で賛同しつつ、自分ができるささやかなサポートをします。

今年のクリスマスの贈答用チョコレートはLindtにして、シドニーのシティの速やかな復興を祈りたいと思います。
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by kaoru_oishi | 2014-12-16 08:31 | その他もろもろ
2014年 12月 07日
ここは酷いインターネッツですね
どうも。きむらです。
最近のシドニーときたら、もう判で押したように

朝:晴れ → 昼:曇ってくる → 夕方から夜:雷雨

こんな天気が続いています。

毎日雷雨、しかも一時土砂降りなので家がかなりヤバいことになっていて、これが今月いっぱい続こうものなら雨漏りによる天井の一部崩落も覚悟しないと、というところまで来ています(← 事実なのが怖い)

しかし今月はクリスマス休暇がある分早めに長期で休んでしまう業者さんたちが多いので、今起こってもすぐに修理は頼めないという非常にマズいタイミング。

どうにかこのシーズンだけでも持ちこたえてほしいと祈るような気持ちで天井を見上げる日々です。

それはさておき。

今日、きむらは興味深いネットの記事があったので、それで紹介されていた動画を見ようとユーチューブに行きました。

そして。
動画は科学関係で、教養としてもよさそうだと思ったので、一緒に観ようとその辺にいた相方ときむら子供(下)に声をかけました。

ところが。

歯を磨きながら来た相方、まだ動画が始まっていないのに画面を見るなり「ブッ」と噴いてバスルームに駆け込んでいきました。
そして、続いてやって来たきむら子供(下)も「どれどれ」と画面をのぞきこんでそのまま床に膝をついて笑い転げています。

え。
これ、科学の動画なのに。
しかもまだ始まってないってのに、どうしてそんなに笑えるの?

きむらが一人でぽっか〜んとしていると、無事に歯磨きをクリアしたらしい相方が戻ってきて画面の右上を指さしました。

「え? 広告じゃん。これが何か・・・?」

そこにはよくいろんなサイトに行くと見かける「〇〇国の美女とお友だちになりませんか?」の出会い系の広告がありました。

「大丈夫、だいじょうぶ。そういうのクリックしないから」
「いや、そうじゃなくて」

相方はさらに広告の文章の一行を指で押さえました。

『30〜60才の豪人男性へ』

「これはね、ユーザーが見ているサイト履歴から推測して出る広告なんだよ」

・・・・・。

ちなみにこれは(ほぼ)きむら専用のパソコンですので、一番のユーザーはまぎれもなくきむらであります。

すると、何ですか、きむらは「30〜60才の豪人男性」が見そうなサイトばかり行ってるてぇことですか。

そりゃ、まあ、ユーチューブでは先ほどのようにメカっぽい科学関連の動画やらスポーツのダイジェストやら好プレー珍プレーなどを観ますし、
「胸の谷間かと思った? 残念、これはウチの犬の足です」
とかいった、だまし絵的写真のまとめサイトとかも好きです。

そして反対に、きむらの年齢層の女性が好みそうなファッションや料理や食べあるきに関する情報は「事件が起こった」「食中毒になった」とかいったニュースでもないかぎり、まず読みません。

でも、だからって「30〜60才の豪人男性」と判断されてしまうなんて(溜息)


ですが。
普段の生活を振り返って考えると、実のところきむらは「30〜60才の豪人男性」と話すほうが「きむら年齢層の豪人・日本人女性」と話すより楽に感じていることに気づきました。

だって、ラグビーとかは、それこそ大騒ぎしながら観ますし、
政治・経済の話も好きですし、
下ネタもバッチコイですし、
ファッションやインテリアには全く興味ないですし、
料理はお腹壊さなきゃオッケーなレベルですし。

そしてそのために、過去にどれだけ男女別に話の輪ができたディナーの場で「あ〜、つまんな〜い。早く帰りた〜い」と心の奥で絶叫しつつ、他の女性たちのする家具や食器の話題に興味深そうな顔であいづちを打ってきたことか(涙)

喫煙席・禁煙席のように、最初から「スポーツ、政治経済及び下ネタもオーケーなグループはコチラ」と分けてくれるシステムがあれば、きっとディナーももっと楽しいものになるだろうと思います。

ネットの画面でユーザー自身に性癖を暴露するのでしたら、その技術、ぜひとも実生活のほうで応用してもらいたいものです。


(蛇足)
今回の広告は「30〜60才の豪人男性」と出ましたが、もしさらに若い層を対象にしたサービスが広告を出していたら、間違いなくきむらのパソコンに表示されていたはずです。

だって、サブカルや音楽のほうの知識や好みの傾向は完全に10代とシンクロしてますもん。

最近はきむら子供(上)の友人から「〇〇(サブカルのタイトル名を適当に入れる)はどう思いますか?」なんて意見求められてますし。

10代と親の世代の間を取り持つミディアム的な仕事ってないかな〜。
(↑ かなり真剣)
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by kaoru_oishi | 2014-12-07 08:28 | その他もろもろ
2014年 11月 21日
夜の絶叫
どうも。きむらです。
今日は最高気温が34度ありました。
もう、夏と呼んでも誰にも「異議あり!」と言われそうにない天気です。

そして、気温が上がるとどうなるかといいますと・・・・・。

前の日の真夜中のこと。
きむらは例によって小説の続きを書こうとしておりました。
現在書いているのは約1年前から始めた大長編で、パソコンだからいいものの、原稿用紙に直して床に積んだら恐ろしいことになりそうな量です。

それはさておき。

メールチェックやら気になるネット記事を読むなどの前座(?)がすみ、さていよいよ書くぞというときになって、いきなり背後でとんでもない絶叫が。

そうそう、言い忘れてましたが、きむら子供(主に上)はよく「ひとりで勉強するのが怖いから」と、夜、きむらが書き物をしていると部屋に来て居座るのです。
で、そのきむら子供が悲鳴を上げたワケで。

「何よっ!? どうしたのっ!?」
「マミー、クモがクモがクモがクモが!!!!!」(原文英語)

真夜中ということもあり、きむらは何とかきむら子供をなだめて落ち着かせました。

話を聞くと、勉強をしていたらクモが目の前を横切ったとのこと。
豪州おなじみのハンツマン・スパイダー(Huntsman spider)、日本では「アシダカグモ」と呼ばれている大グモです。

「あ、そう」
再び(ま、書き始めてませんでしたが)執筆に取りかかろうとする、きむら。
しかし、きむら子供は放免してくれません。

「クモ、見つけて、取って、殺して、私、ガマンできない〜!!(後は意味不明の叫び)」(これも原文英語)

しかたないので、クモが隠れたとされる部屋の一角に向かって殺虫スプレーをシュー。
そしてしばらくして出てきたところをハエたたきで一発叩いて退治しました。

まあ、正直なところ、きむらはハンツマンがゴキブリを獲る益虫と知ってますので殺したくはなかったのですが、きむら子供の絶叫を考慮し、これが続くとご近所さまに「もしや殺人事件でも?」と思われかねなかったので、やむなくハエたたきを振るいました。

しかし。
その後もきむら子供が「まだ居るんじゃない?」と怖がるので部屋の移動に付き添い、いろいろやっていたら、結局その晩は書く時間がなくなってしまいました。
あ〜あ(溜息)

まあ、そんな感じで臆病者のきむら子供(主に上)のおかげで、きむらは逆にどんどんタフになってきています。
昨夜だって、きむらが大声を出したのは、後ろできむら子供が絶叫したときのみ。
それに続くハンツマン征伐の間は悲鳴どころか一言も言わずにあっさりかたをつけました。

そういや、いつだったか、ハンツマンの卵が孵化したらしく、真夜中に執筆の手を止めて何気なく天井を見たら頭上を無数の赤ちゃんグモが右往左往していたときもありました。
そのときも、まあビックリはしましたが「あ〜、マグカップの中に落ちなきゃ別にイイや〜」と思い、天井に向かってスプレーもせず、そのまま執筆に戻りました。

こちらに来て初めてハンツマンを見たときは「ぎゃ〜、デカい〜〜〜っ!!」と大声を上げたものですが、慣れとは恐ろしいものです。

きむら子供も大人になったら、無言で虫を仕留められるようになるんでしょうか。
そういうところは、ぜひ母(← きむらですね)に似てきてほしいものですね〜♪


(蛇足)
相方も虫は取れますが、なんだか腰が引けてます。
ハンツマンとかは「取った〜!」というので見に行ったら、上に伏せたコップが置いてあったり、とか。

どうやら「殺す」あるいは「外に逃す」といった、その次のアクションに進めないっぽいです。

で、結局、きむらがとどめを刺す、と。

ま、別に男の役目と決まってるものでもないですから、一家にひとりこういうのに強い人がいればいいんです。

ちなみに、きむら子供(下)は最初から「虫、バッチコーイ」タイプなので、将来きむらクリソツになるのは間違いないでしょう(笑)


(蛇足の蛇足)
「きむらブログ」の目玉(であった)「The Delicious Boy」水面下でいろいろとがんばっているところです。

別サイトに投稿することを念頭に置いて、そこのIDも取得しました。

が。

「ペンネームは「きむら」でいいかしらん。あ、でも、もしかして既得されてるかも。あ、どうする。えーと、えーと」

変なところで迷って、結局全然違うペンネーム(ハンドルネーム?)でID登録してしまいました。
たはは(汗)

思えば、このブログにしても「きむら」を連呼していますが、ブログ管理人ネームは「きむら」ではなく「kaoru_oishi」と、主人公の名前で登録していたのでした。
わはは(大汗)

小説再デビュー計画、なんだか水面に浮上する前からおポンチ節が炸裂している気がします(滝汗)
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by kaoru_oishi | 2014-11-21 21:14 | その他もろもろ
2014年 07月 09日
The Decade
どうも。きむらです。

もう、タイトルからしてバレバレですが、今から10年前、2004年7月9日にこのブログ「新月倶楽部」は産声を上げました。

おぎゃあ。

ちょっと、その様子を再現してみました(笑)

しかし、まあ、なんと言いますか。
感慨深いような、そうでないような、複雑な気分です。

これが子供だったりペットだったりしたら、もちろんお祝いをしますし、ケーキの写真でも撮ってアップするかもしれません。

ですが、ブログです。
そこまで祝うようなものでもないような気もします。

まあ、せっかくなので、この10年をダイジェストで振り返ってみようと思い、このブログの記念すべき最初の記事から、パラパラといくつか見てみました。

そして、すぐに挫折。

きむらったら、のっけから「ブログ開設のあいさつ」などなく、いきなりドーンと小説をぶっ込んでいました。

開設した当時から何も考えていなかったのが丸わかりなスタートで、かつ、その後のきむらのブログ運営を予想させる始まりでした。


2004年。
エキサイトブログが一般向けのブログサービスを始めたのが確か2月で、それまではネットで読める記事といえば、企業や団体が運営するページがほとんどに個人運営のホームページがちょとちょぼという割合で、動画はgifぐらいしかなく、当然ながらフェイスブック(日本語版)もツイッターも出回っていませんでした。

今では誰でも気軽にいろんな手段で自分のやっていることをネット上で表現できますが、ブログを始めるというのは、当時はものすごく先端を行く趣味でした。

まあ、バラしてしまうと、きむらは自分から進んで始めたのではなく「友だちに見せたいから」とブログを始めた友人に勧められる形でこの世界に飛び込んだのでした。

俗に言う「道連れ」ってヤツですね(笑)

しかしながら、それぞれの職場や生活環境が変わる間に友人の顔ぶれも交流の仕方も変わり、それに合わせるようにこのブログも、自然と開設当初の「小説を掲載する」目的から外れ、きむら・相方・きむら子供との日常の出来事がメインの話題を多くアップするようになっていきました。そして、そのうちにブログの名前も、きむらが掲載している小説の内容にちなんでつけた「新月倶楽部」でなく「きむらブログ」と呼ばれるようになっていきました。

最初にこのブログを訪れた目的が「小説」や「ギターを中心とした音楽関係の記事」を読むことだった方々は、きっと「あらら?」と思ったのではないかと思います。

でも、それもある日突然!ではなく、10年という月日の間に徐々に起こっていったことです。


それから。
自分のブログを振り返りがてら、昔なじみのブログをいくつか再訪問してみました。

あれですね「あの人は今」的なノリで。
そうしたら。

かなりのブログが閉鎖あるいは更新停止になっていました(ガーン)

これも、まあ、仕方のないことですけどね。

ブログはいわば個人経営のレストランのようなもので、多種多様なお客さん(読者)を迎えます。

ある人はレストランの外装(装丁)に惹かれ、
ある人はレストランのメニュー(テーマ)に惹かれ、
ある人はレストランの料理(記事)に惹かれ、
ある人は料理の価格(無料!)に惹かれ、
ある人はたまたまレストランの前を通りかかり(新着記事ピックアップを見た)、
ある人はものすごく空腹で(活字中毒、読めれば何でもいい)、
ある人はレストランのオーナーに惹かれ(イヤ、これは無いわ〜(笑))
などなど。

そんな感じで、お客さんひとりひとりにそれぞれ違った来る理由があり、それと同じようにレストラン(ブログ)を経営する側にもいろいろな事情があります。

ひととおり経営をし、料理を出したので満足して店を閉める人も、
レストラン経営以外のことに興味が移った人も、
この町のレストランを閉じて他の町でまたレストランを開いた人も、
もう体力的にキツくて隠居した人も、
はたまた経営に行き詰まってしまった人、
などなど。

きむらも10年の間に何度か
「あれ〜、何でブログ、やってるんだろ?」
という気分になったことがあります。

職場や交友関係で生身の人間とうまく行っていないときは、どうしても記事が湿りがちになったり、逆に変に斜に構えたりしましたし、また、家族の体調が悪いときや、きむら子供とケンカしているときは、とても「おポンチモード」の文章は書けませんでした。

それともう一つ大きかったのは。
豪州に住んでだいぶ経つと、もう目新しい話題がなくなってしまいます。
ブログ開設当初は「あれも知らせたい、これも教えなくっちゃ」と、精力的に豪州生活やこちらで起こったニュースについて書いていましたが、イベントの類は1年でほぼ一巡してあとはその繰り返しですし、季節も、南半球で北と正反対であることが1番の目玉で、その他は「夏はすごく暑い〜」「雨の降り方がハンパない〜」ぐらいのものです。

なので。
書いた記事を投稿しようとして、ふと、1年前、あるいは数年前の同時期の記事を見てみたら、ほとんど内容が同じでがく然とするようなことも何度もありました。

そんなときは正直「もう書くことないんじゃないの?」と思いました。

でも、やっぱり閉鎖や更新停止はできませんでした。


ちょうどいい表現になるかは分かりませんが。
最近のきむらは、このブログは無人惑星探査機ボイジャーのようなものだと思うようになっています。

ボイジャーが太陽系の惑星をひととおり通過し、後は原子力電池が続くまでひたすら太陽系外を飛んで行くように、この「きむらブログ」も、豪州をひととおり紹介した後はきむらの気力と体力、そしてポータルサイトの容量が保つかぎり、ただ悠々と電子の海を漂っていくんじゃないかな、と。

そんなですから、10年前と比べると更新頻度も下がっていますし、特ダネ的なスクープもありませんが、まあ、無理をせずに続けられるところまで続けてみようじゃないかと思う、今日このごろです。

……。

おおおっ!
久々に短時間一気書きで、かなりの長文ができました!
……ちゃんと所要時間を記録しておけばよかった(チェッ)


(蛇足)
小説については別記事で書く予定です〜。
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by kaoru_oishi | 2014-07-09 07:00 | その他もろもろ
2014年 05月 31日
よくあること・めったにないこと
どうも。きむらです。
例によって月末の「駆け込み更新」です。
あ、これは、きむらブログでは「よくあること」ですね(笑)

夕方、1日のニュースを見ていたら、オペラハウスを背景に「フェリーのストライキ」という現地レポートをやっていました。
そして、きむらは「はいはい、よくある、よくある」と思いながら、そのニュースを見ていました。

こちらの公共機関ストライキの場合、日本でもおなじみのバス等の運行が止まったり、ダイヤが乱れまくる順法闘争のほかにもう一つ「乗客から料金を取らない」というストライキがあります。

はっきり言って、料金フリーのストライキは、乗客からは大歓迎されます。
(まあ、その分、いつもより乗客が増えて混みますし、ダイヤ乱れまくりですけど〜)

そして、今晩のフェリーのストライキはソレでありました。

が、しかーし。
発表されたのが午後の6時のニュースのときで、ストの終了予定は午後10時。
たった4時間だけのフリータイムですし、何よりも、

そんな急に始まっても、今から外出なんて無理!

なので、きむらはストの全容を知るや
「ちっくしょおぉぉ〜!」
と歯がみしていたのでありました。

まあ、シドニーは今、Vivid festivalというイベントをやっていて、オペラハウス等観光スポットがライトアップされてたりしますので、最初からそれを目的に出かけていたみなさんは、おそらく思わぬギフトに「ラッキー!」と喜んでいるかと思います。

今朝の新聞には「ストライキ…あるかも?」という記事がありましたので、これからはもうちょっと早めに情報をキャッチして恩恵にあずかりたいものです。

さて、もう一つは「めったにないこと」。

実は今月のシドニーはエル・ニーニョの影響で、記録的に暖かい日が続いていたのです。

どのぐらい暖かかったかといいますと。

Bureau of Meteorologyのサイトによると、シドニーの5月の平均温度は最高20.6度、最低12.5度だそうです。(1981〜2010年の記録)

しかし、今月のシドニーは最高気温が23.2度(最低気温はまだ統計が出てないようです)で、1958年の「最も暖かい5月」の記録を破ったとのこと。

平均で見てしまうとインパクトはそれほどではないですが、月初めの数日寒い日が続いた後は、連日23度ぐらいで、暑い日は28度
まで気温が上がり、ほぼ夏同然の日々でした。

と言いますか、実はこのブログを書いている今でさえ、Tシャツ&ショートパンツ着用中なのです。
夜間でこれですから、暖かすぎです。

なので、思いがけなく戻ってきた夏を楽しんでしまい、ついつい、ブログの更新をサボってしまいました。
今月はきむらが大好きなユーロビジョンもあり、書きたいこともいろいろあったのですが、気候に負けてしまった感じです(笑)

ちなみにこの暖かさは来週いっぱいぐらいは保つそうなので、気温が下がったら頭を冷やして真面目にブログに取り組もうと思っています(← 怪しい公約)
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by kaoru_oishi | 2014-05-31 20:37 | その他もろもろ
2014年 04月 30日
いわゆるSea Change?
どうも。きむらです。
ある日のこと。
きむらは洗濯物を干しておりました。

ここのところシドニーは雨、それも局地的な豪雨続きで、外に長時間洗濯物を干すチャンスがなかなかありません。
ですから、家にいるときはひんぱんにネットで降雨レーダーをチェックし、しばらく雨雲が来そうになかったら「それっ!」と速攻で洗濯物を出します。

そのときも一秒一刻を争うスピードでロクに周囲を見てもいなかったのですが、やっと終わってホッとしたときに何となくバルコニーから下を見ました。

え。
お隣さんの家がオープンハウスをやってるじゃありませんかっ!!

きむらブログでも今までに何度も書いたような気がしますが、こちら、特にシドニーなど都市部は家の売買がさかんで、水曜と土曜には売家のオープンハウス(こちらではinspectionと言います)が行われます。

ヨソの家の中を見てみたい。
これは人類共通の夢ではないかと思います。
そして、きむらも人類のはしくれですので、ご近所でオープンハウスがあると知ると、まず行きます。
買うか買わないかはともかく(笑)

しかし。
今回のオープンハウスはいきなりだったので驚きました。
普通、事前に不動産屋らしき人が出入りしたり、家じゅうの電気をつけて写真撮影したりするので「あ、家、売るのかな?」と気づくのですが。

何となく気になって家の前を通ったときに見上げてもFor SaleまたはAuctionの看板も出ていませんし、新聞にもそれらしき広告も出ていませんし、どういう媒体で宣伝しているのか全く分かりません。

でも、知ってる人は知っているようで、水曜と土曜のオープンデーにはちゃんとバイヤー候補らしき人たちが来ていました。

まあ、お隣とはいっても土地の一部がくっついているだけで、お互いのファーストネームを知っていて(あ、でも、きむらの名前をちゃんと認識してるかは怪しいですな)見かけたら会釈程度の間柄なので、事前にこちらに知らせる必要はないのですが、それでも数年来顔見知りで、その家に越してきてからお子さんが出来たご夫婦ということもあり、急にいなくなるのはちょっと寂しい気もします。

しかも。
その隣の家(ここもきむら家と土地が部分的に接しています)も去年の末に売りに出て持ち主が変わったばかりなのです。

といいますか。
ここ1年半ぐらいから空前の不動産ブームで、短期間のあいだにご近所さんが何軒も持ち家を売って引っ越してしまっているのです。

ですから、今回のオープンハウスを見たときも、
「えー、あなたのとこも売って出ちゃうんですかっ!?」
と驚いた次第で。

マメに家や庭の手入れをしていて、よっぽどきむら家よりお家とこの土地に愛着がある感じだったのですが、やはり不動産の値段が高いうちに売ろうということになったのでしょうか。

ですが、そこで疑問が。

あたりまえのことかもしれませんけど。
今、住んでいる家を売ったらいい値段になるかもしれませんが、その分、他の家も同じように値上がりしているんですよね。

つまり、住み替えでもっといい家やいい町に移ろうと思ったら、今の家を売った値段に更に足さないと買えません。
あるいは、郊外の割安の家に移って家を売って得た収入から引いた差額分を利益にするいうやりかたもありますが、その場合は当然今住んでいる環境より生活が不便になり、通勤距離が長くなったり、交通機関のチョイスが少なくなったりします。

そして子供の学校(特にハイスクール)問題。
子供のいる家庭ですと、これが一番深刻だったりします。

こちら(NSW州)のハイスクール(普通は中高一貫制)は公立校と私立校がありますが、公立はその学区に住んでいれば無条件で入れるPublic Schoolと受験して入るSelective Schoolに分かれています。そして私立は、まあ、ピンキリです。
すいません、きむら子供が公立なもんで、私立の説明がすごくぞんざいで(笑)

で、その学校全般に言えるのが「住んでる地域によってものすごく左右される」ということ。

卵が先かニワトリが先か分かりませんけど、私立の名門校は高級住宅の建ち並ぶエリアにありますから、必然的にその学校に子供を通わせたい家庭はそのエリアに引っ越してきます。
そして評判のいいPublic Schoolの場合はその学区内にあるということだけで周辺の家の値段が高騰します。

そんなですから、ただ住んでる家の価値や差額だけ考えて安易に引っ越してしまうと数年後、子供がハイスクールに上がるころに学校探しで苦労したり、今よりさらに出費してまた元のエリアに戻ってくることになると思われます。

しかし。
お隣さんともっと親しい間柄で家を売る相談でも持ちかけられていたら「ズバリ、止めときなさい」と忠告するところですけど、きむらはせいぜい顔見知り程度ですから「あ…あ〜あ」と若いご夫婦の決定を傍で見送るしかありません。

英語にsea changeという言葉があります。
コンピューター付属の辞書で意味を調べると「容貌や事態の(しばしば良いほうへの)著しい変化」と出ていました。
実際には「転地」という意味合いで使われているように思います。

そしてこの言葉、どこか離れた違う環境(ほとんどが都会から田舎)へ移る場合によく使われます。
一昔前にはそのまんま「SeaChange」というタイトルの田舎に引っ越した女性弁護士が主人公のドラマもありましたし。

しかしながら。
ドラマやリアリティ番組がsea changeをテーマにすると必ず「移転してよかった!」というオチになりますが、実際にやった人たちの経験を聞くと成功率はだいたい半々ぐらいだと思います。

今、不動産ブームのピークで、あんまり引っ越さないタイプの人や「ここを終の住まいにする」と張り切って自宅を大改築をした人までが持ち家を売ってガンガンsea changeしています。

果たしてこれが吉と出るか凶と出るか。

生来の引っ越し無精(こんな言葉あるんでしょうか)で、しかもきむら子供がバリバリ学生なため、不動産ブーム発生時から早々と「イチ抜けた」宣言をしていたきむらは、この動きを静観することにします。


(蛇足)
……と。
そんなこんなを書いていたら、なんと、隣の隣の家まで売り出しの準備を始めたっぽいです。

半年以内に隣家3軒売り出し、とは。

三隣亡!?

いやいやいや、縁起でもない上に意味が全然違いますって。

まあ、不動産ブーム、来るところまで来たという感じです。
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by kaoru_oishi | 2014-04-30 15:34 | その他もろもろ