2009年 05月 30日
冒険の書
どうも。きむらです。
ネットのニュースで作家の栗本薫(=中島梓)が亡くなったことを知りました。

・・・グイン・サーガ、未完のままになってしまったんですね。

このシリーズは第1巻が刊行されてからずっとリアルタイムで読んでいました。
これが始まったころは、まだまだファンタジー系の本が少なく、しかも日本人の作家の辺境ファンタジーものはほとんどなかったので、本屋で手に取って加藤直之の表紙イラストを見ながら、
「うわぁ、日本初の本格ファンタジーがついに出たか・・・」
と、しみじみ思ったのを昨日のことのように覚えています。
(買った本屋も覚えてるなぁ。その本屋が今も健在かどうかは知らないけど)

きむら、本に関しては律儀な人間なので、シリーズものはぶつくさ文句を言いつつも、ちゃんと最後まできっちり読むほうです。
巻数こそ3巻と少ないものの、1冊の厚さが辞書なみの「ゴーメンガースト」(Gormenghast, by Marvyn PEARKE)だって、ちょっと読み出してすぐに、
「うわ、これ、好みじゃない。というか、生理的に駄目だぁ」
と感じたものの、途中でリタイアするのはいやだったので、悪寒と吐き気をこらえつつ結局最後まで読み通しましたし。
(「ゴーメンガースト」ファンのかた、もし!いたらゴメンナサイ)
それに比べると、遥かに読みやすい、グイン・サーガ。
「登場人物が多くて覚えきれないけど、文章が読みやすいから、全100巻だろうが、楽勝〜♪」
と思ったのですが、読み出して数年後に挫折しました・・・第30巻辺りで。

途中で読まなくなった理由は、というと。
気力・体力的には十分ついていけるはずだったんですが、物理的に無理になってしまったんです。きむらが豪州に行ってしまったので。

豪州に住んで最初の2、3年は、日本に一時帰国したときにまとめ買いして一気に読んでは追いついていたんですけど、そのうちに忙しくなって日本での滞在期間が短くなり、その後またさらに忙しさが増して滞在中に本を読む時間すらなくなり・・・結局、しまいには買うのも読むのもあきらめてしまいました。

今回、検索して知ったのですが、グイン・サーガって126巻まで出ていたんですね。
「凄い!」と驚くと同時に、現存する物語の約4分の1しか読んでなかったことを知ってとても悔しく思いました。

まあ、でも、だからといって、これから残り4分の3を読むかどうか。
だって、あれからもうずいぶん時間が経ってしまいましたから。
読みはじめたころ子供だったきむらも、今じゃ大人、しかも、かーなーりーな歳。
もともと物覚えが悪い上に、今の脳細胞ではとてもあれだけの登場人物やら国名・都市名・民族名・団体名を把握できそうにないです。
(今、登場人物をぱっと思い出そうとしたら、5人くらいしか名前が出てこなかった(恥))
そして。
グイン・サーガとは大分違うけど、今のきむらも異国の地で異文化と異人(実は自分が異人ですけど)相手に奮闘する日々を送っていますし。

これだって、一種の冒険とファンタジーですよね。

たぶん、きむらがもう一度グイン・サーガを手に取るのは、もう少し先、きむらが自分の冒険を終えてひと息つくころでしょう。
別名「定年」とも言いますが(笑)
しかし。
本や漫画という形できむらの冒険を後押ししてくれた作家のみなさんに感謝しつつ、今の子供たちもこれから胸ときめくような「冒険の書」と出逢えるようにと願っています。


(蛇足)
そういえば「魔界水滸伝」も、結末まで読むことなくこちらに来てしまいました。
あれって、どんな終わり方をしたんでしょう。

それから、作者は違いますけど
「宇宙皇子(うつのみこ)」や
「YASHA」や
「BANANA FISH」や
「らんま1/2」や
「バスタード」なども
結末を知らないままです。

そういや「AKIRA」も最終巻を買わず、そのままでした。

結末をいつかは知りたいな、と思いつつ、つい日々の冒険に追われて時間ばかりが経っていきます。


(蛇足の蛇足)
日本を出て、知ってしまった現実もあります。

たとえば「銀髪」はたぶん platinum blonde なのだと思いますが、platinum blonde は言葉として存在はしても、日常的に使ってないです。
(ちなみに見るからにキレイな典型的金髪は strawberry blonde と呼ばれてます。きむらは「ストロベリー」と「ブロンド」って、色的に相容れないように感じますけど)
そして、忘れちゃならないことですが、天然のブロンドの人は眉毛もまつげも当然ブロンドなため、毛の色が薄ければうすいほど、何も生えてないように見えます。
なので、漫画やアニメの「縁取り線付きキャラクター」を期待して実際のブロンドのかたに会うと、かなりのギャップを感じます。

「紫の瞳」も、purple eyes ってことでしょうけど、きむらは未だかつて本当に紫色の目の人に会ったことはないです。
ひとり、目の覚めるような鮮やかな紫の目の人がいましたが、後で「カラコン」と知りました(ガッカリ)
緑や青ですと、たまーに、すんばらしく澄んだ色の瞳の人を見かけます。
身近ですと、例の舎弟のロビーは天然の、それも見事な blue eyes だったりします。
ですが、目が合ってもハッとなることはないですねぇ。
見慣れた〜、というか(笑)

あと。
これは断言できること!
こちらでなぜか日本より多く双子を見かけます(IVFの件数が多いんでしょうか)が「聖双生児」と呼べそうな男女美形の双子なんて、絶対存在しません。
その前に。
確実に一卵性(だって男女ですから〜)なので、双子とはいえ、あんまり似てませんし。タダのふたりのガキンチョです(笑)
きむらは自分が双子じゃないもんで、昔から双子に何か神秘的な憧れのようなものを感じていましたが、長じて実際にいろいろな双子に会ううちに、そのイメージは完璧に粉砕されました。

でも。
三つ子や四つ子や五つ子だったら、やっぱり神秘的な存在かもしれません。
まだ会ったことないんで、期待をつないでいます(笑)
で、その親は。
「連続フロ入れ」とか「同時多発オムツ替え」とかこなしてるんですから、
神秘的を通り越して、まさに「神」そのものだと思います。
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by kaoru_oishi | 2009-05-30 23:56 | その他もろもろ


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