2008年 04月 30日
こ・れ・は・ヤ・バ・イ
どうも。きむらです。
スクールホリデーの2週間は見事に連日雨(17年ぶりの記録だとか)そして、学校が始まったと思ったら、今度は記録破りの低温(山間部で雪が降ったそうな)で、慌てて冬物を引っ張り出して着ています。
それから昨日は、今後の環境変化がシドニー近郊の町にどの程度ダメージを与えるかの予想みたいなものが発表されてました。
(海面が上昇したら、ビーチ沿いのこの辺の土地は水没するでしょう、とかいったもの)

このままですと、不動産のキャッチコピーもそのうち
「バルコニーに出ると、そこは海。リゾート気分が満喫できる、私だけのとっておきシーサイドライフ」
から、
「全天候対応型。大雨でも海面上昇でも目減りしない土地。裏庭で野菜を作りニワトリを育てる質実剛健な暮らしをあなたに」
に変わってきそうな気がします。

と、まあ、気候の話はこれくらいにして。
天候不順が続いていたので、ここのところTVを見る機会がいつもより増えていました。
こちらのTVは年が明けて最初の1か月は、クリスマスホリデーの延長で短期単発のどうでもいい番組や古い番組の再放送をしています。そして2月から新番組が始まり、4月末でひと段落ついて、5月から次のシーズンに入ります。

きむら家の今年のヒットは「So You Think You Can Dance」(ダンサーのオーディション番組)と「The Biggest Loser」(一般公募した「非常に重量のあるみなさん」が番組内で減量に励むリアリティ番組。いずれも Channel 10)で、きむら子供は「Rhys、がんばれ」とか「Cosi が落とされた〜」とか、きゃあきゃあ言いながら見ていました。

もちろん、きむらも見るには見てましたけど、その間、晩ご飯の準備が第4コースを回ったところだったり、電話で話していたりしたので、番組に登場する個人名を全部覚えるほどはハマれませんでした。

むしろ。
番組の途中に入るCMを見ては、散々突っ込みを入れていたような。

中でも Cadbury の Flake という軽いタイプのチョコレート・バーのCMは、アートハウス系の映画を思わせる黄みがかった風景と厳かな女性コーラスをBGMに、ケイト・ブランシェットに似たきれいな女性が、フィルムの逆回しで口の中のチョコレート・バーを「ぐぉげげげぇ〜」と吐き出す、というシロモノで、きむら家では群を抜いて不評でした。
「なんで逆回しやねん!」
「いくら逆回転でも、口から出てきたモノ見て「おいしそう」とは思わんだろ」
「気持ちわる〜」
もう、このCMが映るなりブーイングの嵐。
・・・・・3か月めいっぱい楽しませてもらいました(笑)
(補足:
YouTubeではこのCMは「Summer Rain」と呼ばれていて、ちなみにこの女性はAlyssa Sutherlandというモデルだそうです。で、そこのコメントではこのCMはなかなか好評でした(たはは))

そして季節は変わり、この時間帯のCMが変わりました。
KitKat Family Size。
あれです、日本でもよく知られている「キットカット」を普通の板チョコサイズにしたもの。
チョコレート自体はいいんです。おいしいですし。
しかし内容が・・・・・。
YouTubeで見つからなかったので、記憶を頼りに描写してみますね。

オージーのお母さんが子供を連れてスーパーマーケットで買い物をしています。
子供は全身スパイダーマンを思わせるコスプレをしているので、顔は見えません。
その子は素早く動き回りながらキットカットに注目しています。
そして、スーパーの中にも外にも同じコスプレの子供たちが何人かいます。
みんな忍者のような動きをしていて、どうやら仲間らしいです。
お母さんは買い物を終え、家に帰ってきます。
「さて、一息」と、キットカットを開け、家族にすすめます。
コスプレの子も、一本持って食べようとしますが、顔全体が布のマスクで覆われていて、口に入りません。
「あらまあ」お母さんは微笑みながら、子供の被るマスクを両手でつかみ、引っ張ります。
すっぽん!
家族全員驚愕の表情!
・・・・・自分の子供とは似ても似つかぬアジア系の男の子でした・・・(汗)。

CMは
「おやおや、キットカットにつられてヨソの子が来ちゃった〜(笑)」
というコメディーのつもりで作ったんでしょうが、とーてーも笑えません。
「今」という、ひじょーにアレなタイミングで放送を始めてしまったからです。
子供が着ているパチモン・スパイダーマンのコスチュームの赤は、恐らくキットカットを連想させるはずだったのでしょうが、皮肉にも、真っ先に現在、世界のいろんなところでひるがえりまくっている別のモノを思わせます。
そして、家族のリアクションも、単に「びっくりした」ではなく、
「うげぇ〜っ!」
なんです。
しかも(これ、CMを見せないことには伝えられないんですけど)特に母親の表情が「驚愕」ではなく、あからさまに「嫌悪」だったりします。

・・・・・あいたたたた。

もし出てきたのが「オージーの女の子」だったら、ぜーんぜん問題なかっただろうと思いますが、下手にマルティカルチャリズムと現在のトレンドを混ぜてしまったがために、意図せずにヤバイメッセージを秘めた「珍作」になってしまいました。
今ごろ、チョコレート会社と製作したところは対応に大わらわなのでは。
これはきっと早々と「お蔵入り」になると思いますので、今、見ておくことをおすすめします。

(蛇足)
お蔵入りといえば。
80年代にボーイ・ジョージが出ている缶チューハイのCMがありました。
ですが、きむらがそのことを言っても、
「えー、そんなのなかったよ!」
「それって女の人だったんじゃない?」
と、周囲に否定されまくって、ほとんど「都市伝説」扱いでした。

でも、それ、最近YouTubeで見つけました。
ボーイ・ジョージが「西遊記」の三蔵法師に扮して、かなりリアルなマスクの孫悟空や猪八戒、沙悟浄をお供に雲の遊覧を楽しむ、という内容です。
このころのカルチャークラブはまだまだ人気絶頂だったので「えー、こんなCMに出ちゃうの! スゲ〜」とびっくりした記憶があります。
でも、これはオンエアになってすぐにボーイ・ジョージが薬物使用で逮捕されたため、たったの数回で放送中止になりました。
(他の人たちが指摘していた「女性」は、その後に同じメンバーで作った続編で、ボーイ・ジョージの「差し替え版」として三蔵法師に扮していました。これもYouTubeにありました)
長いこと「そんなCMはない」と言われ続けていただけに、無実の罪を晴らした気分です♪

よし、今度はもうひとつの都市伝説「ファンタゴールデンアップルは存在した!」に挑戦するぞ!

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↑ただひたすら貼り続けてます。

(訂正と蛇足の蛇足)2008年5月23日(金)
文中に「Cadbury のキットカット」とありましたが、豪州のキットカットの製造販売元は Nestle でありました。
(今、家に現物があるので、今度は間違いないですっ!)
お詫びとともに、ここに訂正いたします。

ついでに日本の製造販売元を調べてみましたら「日本で最初に販売した時にはマッキントッシュ(不二家と提携)、その後マッキントッシュはネスレに吸収された」とありました。

道理で「ネスレのキットカット」でピンと来なかったワケです。
歳がバレちゃいますけど、キットカットの最初のCM、バリバリ英国を強調したものだったので「マッキントッシュのキットカット」というキャッチフレーズとともに今でも記憶に残っています。
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by kaoru_oishi | 2008-04-30 13:14 | その他もろもろ


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