2007年 09月 10日
そういや、同じような経験あったわ
どうも。きむらです。
終わりました、APEC。

APEC のほうは、昨日が実質的な日程の終了だったようで、ブッシュ大統領はオペラハウスでの超豪華ディナーショーが終わるなり帰国、そしてシドニーの街も「アメリカの大統領が帰ったことだし、もうデモはないでしょ」と、他の要人の出発を見送りつつ、警備用に張られていた高さ3メートルのフェンスの撤去を始めました。

今回、こうして始まりから終わりまでを観察して、当たり前のことなのかもしれませんが「APEC のようなイベントも、やっぱりいろんな人たちによって成り立ってるんだな」と、しみじみ思いました。

TVでは恐ろしいとしか言い様のない、おびただしい数の警官隊も、実際に街で見かけるとおしゃべりしてたり、どこか遠い地区から来たのか、もの珍しそうに辺りを見回している「おのぼりさん」もいたりして、とても人間味がありました。

対する反対運動の人たちも、デモが目的ではあるけど、やっぱりTVにもちゃんと映りたいようで、きむらが見かけた某団体はビラ撒きをしながら「カメラは?」と、しきりに報道陣の所在を気にしていました。

フェンスで囲まれた区域で働く人たちだって、口では「あー、まったく!」と面倒がっていても、何となく嬉々として ID を警備に見せたり、自分が見かけた要人の話をしていましたし。
そんなワケで、滅多にない出来事のはずなんですが、何だか身近に感じられたんですよね。

そして。
実はこの一連の動き、きむらが過去に経験してきたことに瓜二つだということに気がつきました。
それは、きむら子供の乳幼児期にやっていた come over。

ご存じない方に簡単に説明しますと、come over というのは「お呼ばれ」して、よそのお宅におじゃますることです。
きむらの子供時代には「子供は外で遊べゃ!」という暗黙の掟があったため「よその家に上がり込んじゃいけない、上がっても長居しちゃいけない、ましてやお泊まりなんて、とんでもねー!」と思っとりました。
ずーーーーーーいぶん長いこと(笑)
なので、実を言うと、この come over にはずいぶん苦労しました。

こちらでは、子供が産まれた時点でその地域の Childhood Centre(育児相談所みたいなもの)が「同じぐらいの年齢の子を持つみなさん、どうか仲良くして下さいね」と、play group なるものを作ってくれ、保護者はそのグループ内で行き来をするようになるんです。順番で自分の家にメンバーの親子を呼んで一緒に遊ばせたり、おやつを食べさせたりなどをして。
・・・ほら、APEC そっくりでしょ(笑)

で。
自分の順番になると、さあ大変。
子供が怪我をしないように安全を考慮して家具類を動かし(シドニー市街フェンス張り)子供のアレルギーやら好みやらを調べ、買い出しやら掃除やらに忙殺されます(ありとあらゆる事前準備)

そして。
始まったらはじまったで、一応、表面上は和やかムードではありますけど、
やっぱり町一番の社交家の奥さま(アメリカ)の動向は常に気になりますし、
最近、他の町から引っ越してきた奥さま(中国)は、どういう方なのかな〜、とも思いますし、
保育所一の悪ガキのお母さん(ロシア)は、万が一、子供たちがケンカになったら止めてくれるのか、心配ですし、
ご近所ということで、家庭のことをしーっかり把握しているお隣りの奥さま(NZ)が、今回のおもてなしをどんな風に評価するかも非常に知りたいところです。

あと。
「私たち、子供が生まれる前からの友だちじゃない。Come over のときは早く来て手伝ってあげるね。二人だけでおしゃべりもしたいし」と言っていた奥さま(日本)が、
「ごめ〜ん。水道屋さんが修理に来るの。come over 始まってから行くわ〜」などと遅れてきたりするのも、よくあること(笑)

さらに。
Come over が何巡かするうちに、
「○○さんと△△さんは、come over には来るけど、二人で喋っているのを見たことない。仲が悪いんだろうか・・・」とか、
「□□さんや××さんって、ほとんど誰とも話さないし、家にも呼んでくれないし、子供も遊んでないっぽいのよね・・・come over する意義あるのかしら」
みたいなことも起こってきます。

おまけに。
メンバー限定の come over のはずなのに、子供の友だちや子供の友だちの友だちが混じっていて、いつの間にやら「座敷わらし(The Chaser)」状態になったりも・・・(汗)
ますますもって、APEC に瓜二つ(爆)

そしてそして。
Come over 最大の急所は、
「こうやって、どれだけ苦労して come over を続けても、効果があるかどうかは長い時間経ってみないと分からない」ということです。
せっかく頑張って、いい人間関係を作り上げてきても引っ越し(政権交代)しちゃうと最初からやり直しですし、何とか続けていっても当の子供たち(この場合、国民かな?)から、
「Come over つまんないから、行っても意味ない」
と言われてしまうことだってあります(涙)
これも、まるで APEC です。

きむらの場合は、きむら子供の退院時期が他の子供とズレていたため Childhood Centre の play group には組み込まれず、また、かなり短期間で仕事復帰したため、play group 体験は「飛び込み」で数回、日本人主催の集まり(come over でなく、公園や市民施設を利用していた)に参加したぐらいで、あとは元々の知り合いとのカジュアルな come over でした。
でも。
そういうのに慣れていないだけに、気疲れしましたよ、やっぱり〜(溜息)

きむら子供も大きくなりましたんで、今ではこちらが手助けしなくても、自分で友だちを作って勝手に遊ぶ約束をしてますけど、そこまでに達する数年は、ほんと「子供のための外交官」の日々でした。
で、現在は外交官をリタイアして「SP 兼家政婦」職に落ち着いてるワケで(爆)

ですんで。
世論的にはいろいろ言われ、叩かれまくっている APEC ですが、きむらは関係した人みんながこのイベントのために全力を尽くしたと思います。

ほんと、おつかれさまでした!

ちなみに次の開催国はペルーだそうです。
これから、いろいろ大変だと思いますけど、ペルーのみなさんもがんばってください。

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↑投稿が長文だと、見事に貼り忘れてしまう、この一行(笑)
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by kaoru_oishi | 2007-09-10 21:51 | その他もろもろ


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