2006年 04月 06日
身を以て覚える英単語
どうも。きむらです。
先週から風邪を引いています。
「こんなの2、3日で治ら〜い♪」と甘く見ていましたが、今週になっても治らないので、今日、クリニックに行ってきました。

日本語だと「風邪」の一言で済んじゃう病気も、英語では'cold'、'flu'と厳密に分けて表現しています。
きむらの実体験からですと、一般的には普通の「くしゃみ鼻水鼻づまり」が'cold'、それらの症状に発熱やら筋肉痛が加わると'flu'と呼んでいるようです。

あ、申し遅れましたが、
'flu'というのは'influenza(インフルエンザ)'の短縮語です。こちらでは「A型」「B型」など分けずに、全部ひっくるめて'flu'と呼んじゃってます。

きむらが引いた今回の風邪、筋肉痛があったので、どうやら'flu'だったようです。他の症状は「頭痛、発熱(ちょっとだけ)喉の痛み、くしゃみ鼻水鼻づまり、咳」で「あ〜、わざわざクリニックに行くのは面倒〜」と、市販の風邪薬を飲んでいたら、2、3日でこれらの症状のほとんどがなくなりました。

だから油断しちゃったんですよね。

すっかり治ったと思い込み、週末はきむら子供のネットボールの試合を観戦したり、水泳教室に連れていったりと普通に過ごしてしまいました。
そうしたら、ぶり返しちゃいまして。
しかも。
先週なくなったはずの頭痛が形を変えて戻ってきました。

ちなみに頭痛は'headache'、これは「将来のことを考えると頭痛いわ〜」など抽象的な表現にも使うことができます。
そして偏頭痛は'migraine'。きむらは偏頭痛持ちではありませんので、豪人同僚が頭痛に苦しんでいるのを見て普通の頭痛薬をあげようとして「これじゃ、偏頭痛には効かないのっ!」と突っ返されて、初めて症状の違いを知りました。

そして、きむらがなっちゃったのが'sinusitis'。普通は短く'sinus'と呼ばれてますが、日本語訳では「静脈洞炎/副鼻腔炎」となるようです。
これは頭痛というより「顔面痛」で、鼻だけでなく目も痛くて開けていられなくなります。
前回なったときは鼻から下が痛かったもんで「歯痛」と誤診されてしまった、きむらにとっては因縁の病であります。

なので。
顔面に痛みが移動してきた時点で「あ〜、もう市販の薬じゃダメだ〜」とあきらめました。'flu'はウイルス系の病気ですから、かかったらビタミンCを大量に摂っておとなしくしていれば治りますが、'sinus'は鼻の分泌物によって起こる炎症、言わばバクテリア系の病気なので、医師の処方箋が要る'antibiotic(抗生物質)'で抑えるしかないからです。

このように、日本語ではそれぞれ一語の「風邪」「頭痛」も、英語ですと症状や原因によって名前が違ってきます。
でも、正直言うと、こればっかりは実際にかかって苦しみながら違いを覚えるしかないようですね(苦笑)

(蛇足)
クリニックで処方箋を書いてもらい、診察が終わったときにお医者さん(女性です)が一言。

「私ね、来週でもう辞めてリタイアするの。だから、あなたを診るのはこれが最後だわ」
「え〜〜〜〜〜〜〜っ!」

日本でもそうだと思いますが、こちらでもいいお医者さんに巡り会うのは難しいです。
この先生に会ったのは数年前、まだきむら子供(上)が赤ん坊のときでした。
初めて会ったときから既に白髪で、きむらは「なんでまた、こんな歳でメルボルンからシドニーに移ってBulk Billingのクリニック(注)で働くんだろ」なんて失礼な第一印象を持っちゃいましたが、彼女の診察の様子を見て「あ、この先生は信頼できる!」とすぐに分かりました。
(注:Bulk Billingというシステムのクリニックは原則的に患者の負担額はゼロ。その代わり、診療側の取り分が少ないんだかなんだかで、あまり医師が定着しない)

そして彼女がクリニックを開業するとそちらに行くようになり、以来「ファミリー・ドクター」として、いつも彼女に診察してもらってきました。
きむら子供(下)が風邪をこじらせて大変になったときは「トリアージで時間を食わないように」と総合病院宛に詳しい診断書を速攻で書いてくれましたし、ちょっとした症状のときは診療費をタダにしてくれたこともありました。

彼女はリタイア後はWestern Australia州で孫の世話をしながら悠々自適の生活をするんだそうです。
で、住むところはなんとFremantle!

「え〜っ! 主人の実家もソコなんですよ! じゃあ、もし、向こうで開業することがあったら是非行きますっ!」
でも、彼女はニッコリ笑いながら首を振りました。
「開業はしないわ。私、もう医師免許の更新をしないつもりだから」

きむらは今までお世話になったことへのお礼を言い、Fremantleでの再会を約束してクリニックを出ました。

医者という、名誉もあり免許があればずっと続けられる仕事をすっぱり辞めてリタイアしちゃう人もいるんですね。
きむらは、彼女のいさぎよさと晴れ晴れとした笑顔に感動しました。

ちくしょ〜、カッコイイぜ、C先生っ!
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by kaoru_oishi | 2006-04-06 13:20 | その他もろもろ


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