2006年 03月 29日
グレート・バリアリーフの国でバリアフリー
どうも。きむらです。
15日からメルボルンで開催されていた第18回コモンウェルス・ゲームも終わり、何となく豪州も秋が深まった感じがします。

あ〜。本当にスポーツで盛り上がった楽しい12日間でした。

アテネ五輪の202か国とは比べものにはなりませんが、大会参加国71か国というのはスポーツイベントの中では大きいほうだったのではと思います。

豪州の総メダル獲得数
金メダル84 銀メダル69 銅メダル68

やっぱりオーストラリアはぶっちぎりで強かったです。2番目のイングランド(金36 銀40 銅34)の倍以上ですもんね〜(驚)

いつもこんな風に強いんで「英国にならって豪州も州別に参加すべし」という意見もあるそうですけど、英国はUnited Kingdomで、もともとイングランド、スコットランド、ウェールズの三国の連合で成り立つから「国別」で参加する理由があるものの、ただ「強いから」って豪州を分割しろと言うのはちょっとフェアじゃないような。

あと、この大会ですごいなーと感心したのは、これらのメダルが「健常者の種目」と「障害者の種目」の合計、つまり、コモンウェルス・ゲームでは「オリンピック」「パラリンピック」という区別なしに、健常者の競技と障害者の競技が同じ大会で一緒に行われたということです。

オリンピックの場合、パラリンピックはオリンピックの終了後に開催することになってるんですが、どうしてもメディアや視聴者の注目はオリンピックに集中してしまうので、その後のパラリンピックになると関連の報道がガックンっと減少してしまいます。
ちなみに、シドニー五輪はこの点に留意してパラリンピックの先行開催案をIOCに提出したのですが、却下されてしまいました。
(確か「ロジスティックスや安全性は実際にオリンピックをしてみないと分からない」とか何とかいうのが却下の理由だったんですけど、本当のところは「オリンピック後のほうが規模縮小がしやすい(オリンピック運営中にどの施設・人員を削減できるかが分かってくるため)」ではないかと思います)

しかし、コモンウェルス・ゲームはオリンピックが壁に突き当たった問題を健常者の大会と障害者の大会をひとつにすることで、あっさり解決してしまいました。
そうですよね、別々にしようと思うから、前がいいか後にすべきかと頭を悩ませるわけなんで。
「ゴルディアスの結び目」というか「コロンブスの卵」というか、発想の転換の勝利であります。

「健常者も障害者も一緒の大会」ですから、普段はあまりTVで中継されることのない障害者の競技もゴールデンタイムに見ることができました。パラリンピックですと、「障害者の」というニュアンスが強いため、視聴者がどうしても障害者や社会福祉に関心がある人に限られてしまいますが、コモンウェルス・ゲームの場合は健常者と障害者の競技が同じ場所で交互に行われたため、スポーツに興味のある人みんながごく普通にそれらの競技を見たはずです。

学校で他の親御さんと話すと「コモンウェルス・ゲームを機に子供がスポーツに興味を持つようになった」と、みなさん口々に言ってましたが、障害者がスポーツをしている様子を見ることも子供たちにとてもプラスになったのではないかと思います。あるお子さんは、障害者の陸上競技決勝で両手のない選手が走っているところを見た晩は「両手がないとどうやって生活するんだろう」と、実際に足だけで着替えをしようと試していたそうです。学校では、ついこの間「Harmony Day」なるイベントがあって「その日を記念して当日はオレンジ色の服を着て登校して下さいね〜♪」なんて朝礼で言ってましたが、そうやって学校が決めたポリシーを行事として学ばされるより、実際に見て自分が考える機会を与えられるほうが深い理解につながるような気がしました。

そして。
大会は終了し、バトンはメルボルンからインドのデリーへ引き継がれました。
次回の開催は2010年です。

きむら「あのね〜、今日、外でカプチーノ飲んでたら、ジムの勧誘の人に優待チケットもらっちゃった〜♡ ちょうど何だか体を動かしたいって思ってたところだから、今度見学に行ってくる♪」
相方 「すぐ何かの影響を受けやすいタイプだよね、アンタ(溜息)」
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by kaoru_oishi | 2006-03-29 09:57 | It's Sporting Life


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