2006年 03月 14日
とっかんとっかん
どうも。きむらです。
以前「お隣さんのお隣さんの家の地下からとんでもないものが〜っ!」という話を書いたことがありますが、そのお宅の建築作業はそれ以後も続いています。
今は地下室が終わって、一階部分の土台を造っているところです。

お隣さんのお隣さん、さすがに職業が建築家だけあって、普通の一軒家にしてはかなり頑丈な土台です。1月2月は岩盤をドリルで削ったりしていたため、さすがにその間は騒音に悩まされましたが、これだけしっかりした家を建てるなら後々大雨が降ったりしても、きむら家めがけて崩れ落ちてきたりしそうにありません(安心)

自分でデザインした家を建てるというのは、誰にとっても究極の夢じゃないかと思います。
きむらも以前「住み替え」について相方と話し合ったことがありまして「シドニー中心部から多少離れた所に土地を買い、自分たちの好みの家を建てよう!」なんて、一時期は熱心に候補の土地探しをしておりました。

ですけど。

相方 「平屋で、広い芝生の庭にプールとテニスコートが付いているようなの」
きむら「つまんね」

きむら「一見、普通の家みたいだけど、忍者屋敷みたいに隠し部屋や抜け穴があったりするといいな。あと、ラウンジに細長い電光掲示板が付いてて、株価が常に流れているようにもしたいね〜」
相方 「どうしてそこまでして株価を見なきゃなんないワケ?」
きむら「ウォール街のパブみたいでカッコイイから」
相方 「あああ(涙)」

話せば話すほど、お互いがイメージする「家」というものが全然違い、両者が納得するような家を建てるのはほとんど不可能に近いということが分かった時点で、その案は自然消滅しました(爆)

そして。
その後ちょうどいい時期に今の家に住み替え、現在に至ってます。
家族で住むのに適度な広さですし、ご近所ともうまくいってますし(親の家を譲り受け、最近住むようになったご近所さんのペットの猫が、きむら家のヌシを狙っているのだけは心配ですが)、なかなか満足であります。
古い家なので、天井が落ちたり、大雨の日に電気系統がショートして停電したり、ネズミが入ってきたりし、電線に触れて感電死したコウモリの死骸がときおり敷地内に落ちてたりもしますけど、こういうのは豪州ではごく一般的な現象ではないかと思います(笑)

場所は変わりまして。
きむら家のお隣さんのお隣さん宅から更に100メートルほど行ったところでも、もうひとつのプロジェクトが進行中です。
そこは、以前はアパートと隣接する一軒家でしたが、1年以上空き家状態が続いてから去年完全な更地になり、現在、小規模のタウンハウス(集合住宅)の建築が急ピッチで進められてます。

工事が始まるまでが長かったので「一体、何年先に完成するんだろ」なんて思ってましたが、いったん作業が始まってからは早いはやい。
まるで、フィルムを早送りにしているように猛スピードで進んでいます。
この分だと、冬になる前に完成しそうです。
たぶん分譲販売も同時進行で始まっているでしょうから、完成と同時に入居、かもしれません。

それにしても。
どうして個人住宅と集合住宅の建設スピードはこんなに違うんでしょう。

以前、知り合いの土地転がしデベロッパーに聞いたことがあるんですけど、住宅の建売りを計画する場合、プロセスの中で一番大変なのが建設地の確保なんだそうです。
タウンハウスを造るにはかなり広い土地が必要ですから、アパートを丸ごと買うか、通りに並んだ何軒かの家を買収しなければならないのですが、複数の売り手からほとんど同時にそれらの物件が買えなければ計画は頓挫してしまいます。

彼は最終的にMosmanのビーチが見える1等地に4軒の建売住宅を建て、それを分譲販売してかなりの利益を上げましたが、そこに到達するまでに何度か別の場所で物件の買収に失敗したとのことです。売り手が結託して言い値をつり上げてきたり、結託していたはずの売り手同士で内輪もめが起こったり、など、完全に物件が手に入るまでは息も抜けない緊張の日々が続いたそうです。

こうしてやっと土地を確保したら、今度は役所から旧家屋の解体許可をはじめとするさまざまな許可をもらわないといけません。そしてこのお役所手続きでまたしても膨大な時間を取られ、神経をすり減らします。
で、諸手続きが済んでようやく作業開始。
しかし、それまでにものすごく時間がかかり、かつ、その間は出費こそすれ収入はありませんから、その分の損失を埋め合わせるべく、建設のピッチに拍車がかかるワケです。

きむらの知り合いは多角的なビジネスを展開しているファミリーの一員なので、時間不足や資金繰りに苦しむことなく計画を遂行できましたけど、中には「よし、オレもいっちょうやるか!」とシロウトが手を出し見事にポシャるケースもあります(新聞の不動産広告をじっくり読むと、志半ばで売りに出された物件がときどき載ってます)

きむら家の近くの工事風景、大きなタウンハウスを建ててるんですから、モチロンきっちりした建築基準を守っているでしょうが、お隣さんのお隣さん宅と比べると、同じレンガで壁を作っていてもかなり出来に差があるような気がします。お隣さんのお隣さん宅が「丹誠込めた手作り」なら、タウンハウスは「ギネス世界記録挑戦中!」とタイトルを付けたいくらいの突貫工事です。

というか。
レンガをくっつけているセメントのところにかなり隙間が目立つんですけど、あれは配線を通したりするためにわざと作ってある穴、ですよ、ね(汗)

タウンハウスは一軒家に比べてメンテナンスの手間が少ないので、大きな家を手放してリタイア生活に入ったお年寄りやカップル、小さい子供のいるファミリーに人気があります。入居者の中には、きむら子供と同じ学校に通う子供もいるかもしれません。
工事が早く終わってくれた方が通行には便利ですけど、将来のことを考えると、多少時間がかかっても頑丈で入居者が安心して住めるような建物が出来上がってほしいです。

(蛇足)
きむらたちが前に住んでいた家、近々売りに出るらしいです。
直接聞いたんではないので詳しいことは知りませんが、購入したカップルが別れることになったからだそうで。

前・きむら家が売れることになったとき、買い手がかなり若いカップルと聞いて、
「ほ、ほんっとーに買えるんですか? マ、マジでっ?(驚)」
と、売り手ながら心配しちゃいましたが、やはり高額物件の購入が若い二人にとって負担になってしまったのでしょうか。
きむらには分かりません。

小さいけど趣のある、築100年以上のビクトリア時代のテラスハウスなんですけどね〜。

きむら「ね、もし価格が前より下がってたら、買い戻すっていうのはどう? 住んでたから、家のヤバーイ箇所はよーく知ってるし、そこを指摘するとディスカウントしてもらえるかもしれないよ」
相方 「アンタね〜っ(溜息)」


(追加)2006年3月15日(水)
昨日、買い物がてら街をブラついていたら、広場で作業員がワシワシと足場を組み立てておりました。
いよいよメルボルンで The Commonwealth Games(旧・英国連邦加盟国のオリンピック)が始まるので、それを放映するスクリーンを設置するための足場らしいです。

ですけど。

開会式は今日。

ま、間に合うんですかぁ〜っ!?(汗)

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by kaoru_oishi | 2006-03-14 22:32 | その他もろもろ


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