2006年 02月 01日
いちげんさんですわよ〜
どうも。きむらです。
1月が終わってしまいました。

12月のクリスマス直後のセールで相方の必需品ビジネスシャツを廉価で買いましたが、実はもうひとつ買っておきたいものがあったのです。

車。

これはさすがに休暇中の滞在先で買うワケにはいきませんよね(笑)

きむら家の車は89年型のトヨタを94年に中古で買い、以来ずっと乗ってますから、かーなーり古いです。数年前まではときーおり同じ型の車を見かけて「おお〜、同志っ!」なんてうれしくなったりすることもありましたが、近ごろでは同じ車を見かけることは皆無です。
きっと自動車界におけるトキのようなものなんだろうと思います。

ですけど。
絶滅に瀕しているからといってプレミアが付くわけでもなく、そろそろ寿命なのか、しょっちゅう止まってはNRMA(日本のJAFに相当)を呼ぶハメになります。
休暇から戻ってきてすぐ乗ろうとしたときにも動かず、バッテリー切れかと思ってNRMAに来てもらいましたが、結局、丸ごとバッテリーを取り替えなければなりませんでしたし。
なので、新しい車を買おうと思いました。

日本ではよく分かりませんが、こちらでは車の製造年度の変わり目である1月に大きなセールがあります。それから、ボーナスが出るのがたいてい12月か1月なので、サイフのひもが緩みがちで売る側にとっては絶好のチャンスなんだと思います。

「よしっ、じゃあ今月中に、新車買うぞ〜っ!」

運よく(?)1月はスクールホリデーの真っ最中なので、きむら子供の週末の水泳教室等もお休みで時間はあります。
早速、ショールームめぐりを開始しました。
車種についてですが、今、乗ってる車は5人乗りですけど、週末など子供関連の用事で友だちやそのご家族を乗せることもあるので、とにかく7人乗りのを狙うことにしました。

で。
ミツビシ、ニッサン、ホンダ、トヨタ、SAAB、BMWと見てきました。
そして、どうだったかというと。
・・・全然覚えてません。
色ぐらいしか(わはは)
きむらの場合は「女だからメカに興味がなくて覚えられない」というより「単に記憶力が悪い」んだと思います。ですから、同じようにブティックで、ドルガバ、プラダ、ヴェルサーチ、グッチ、ディオール、シャネルと見せられても、なーんにも覚えてません、きっと(笑)

それにしても。
どうしてディーラーのみなさんはきむらたちが車に luxury(豪華さ/快適な状態/贅沢さ)を求めてると思うんでしょうか。
きむらたちにとって大切なのはとにかく実用本意で安全であること。デザインなんかどうでもいいですし「車=ステータスシンボル」という考えもまるでないです。プール帰りの子供が濡れたまま乗り込もうが、飲んでたジュースを思いっきりこぼそうが、気分が悪くなって吐こうが「ったく、しょーがねーな(溜息)」の一言で済ませて悔いが残らないような車が理想的なのであります。

「革張り? ただでさえ新車のニオイがダメなのに、革が張ってあったらニオイが混ざって車酔いしちゃいますぅ〜」

「CDプレーヤーに、DVDプレーヤーに、カーナビ? ラジオとマニュアルの地図があれば用は足りますけどぉ」

「4WD? あ〜、ウチはTVのCMみたいに、アウトバックを突っ走ったり、泥んこになって原生林をブッ倒していくようなレジャー(っつーか、どう見ても環境破壊だろ〜が(笑))目的じゃないですから。家族+αの人数を乗せて、町のフツーな道路の上を走れればじゅうぶんなんですっ!」

車を買いたいという欲求は非常に強いんですが、あんまり「付いてても付いてなくてもいいもの」ばかり熱烈にアピールされると、つい反論してしまって(苦笑)
どこでもこんな感じで、なかなか「これはっ!」という条件ドンピシャリな車には出会いません。

土・日・土・日と通い、親子ともどもいいかげん飽きてもきます。
日本と違って、セール中に行っても景品とかももらえませんし(笑)
そのうちすてばちな気分になって、普段は絶対に足を向けないようなところまで行ってしまったのでした。

ジャ〜ン!
メルセデス・ベンツのディーラー!!
(こちらでは「ベンツ」とは呼ばず「メルセデス」、発音は「メルシーディス」という感じです)

恐るおそるドアを開けてショールームに入ります。
他に客らしき人はなく、5人ほどのスーツを着た人たちが音もなくデスクに座って働いてます。
『こらっ、勝手に触っちゃダメッ。ここの車が一番高いんだからっ』
早速ディスプレイされた車のドアを開けて乗り込もうとするきむら子供を叱る声も雰囲気にはばかられて、つい小声になります。

でも。
きむらたち、完全に無視されてました。
きっかり5分間。
さーすが、ベンツ。
「いちげんさん」はスルーするようです。

ホンマ、いけずやわ〜っ。

5分経って、まだきむらたちがうろついているので、やっと一人が重い腰を上げてやってきました。
そのまま野放しにしといて、車が汚れたりしたらマズいとでも思ったのかもしれません(笑)

ディ「何かお探しで?」
相方「いえ、ちょっと見せてもらってるだけです」
こらっ、相方!
ナメられとるのに、素直に返事しちゃダメじゃないかっ。
こういうときは、買う気がなくても堂々としてないとっ。
きむら、相方を押しのけ、ディーラーに向かって言いました。
きむら「(上品そうな話し方で)あのねぇ。ウチは家族向けの7人乗りを探してるところなの。もう、他にいろんな会社のを見てきたけど、オタクの会社のおすすめはどれかしら〜?」
かけてたサングラスを外し、それを指でもてあそびながら、おもむろに腕組みします。
(↑ きむらが勝手に思い込んでいる「お金持ちっぽいしぐさ」(爆))

しかし。

ディ「メルセデスはですね、7人乗りはないんです」
き 「へ?」
ディ「1番大きいのは6人乗りです。ですが、その車種はまだ豪州には入ってません。もう注文は受け付けておりますけど」
き 「あらぁ。そうですのぉ(汗)」
重々しくうなずいてみせたものの、思いっきり無知をさらしてしまいましたよ〜っ(恥)

ま。
いかに口調としぐさでお金持ちを演じていても、雑誌の付録でもらったビニールのバッグにTシャツとショーツ、(ペディキュアもせずに)ビーチサンダルなんか履いてたら「ベンツなんて絶対ぜったい買えません」というのはバレバレだったりしますが(爆)

ということで。
時間切れで1月のセールは終わってしまいました。
きむら家には「セール期間以外に高額商品は絶対に買わない!」という黄金ルールがありますので、新車購入は来年に持ち越されそうです。

きむら家のオンボロ車っ。
もう1年もってくれよなぁ〜っ!


(蛇足)
日本では「893の乗る高級車」というイメージが強いベンツですが、こちらでは日本より一般的に乗られています。
あ、きむら家のお隣さんもベンツでしたよ、そういえば。

ベンツに7人乗りタイプがないことを知らず大恥かいたきむらですが、5人乗りの代わりが4人乗りだということは、以前、友人の車に乗せてもらったので知ってました。
後部座席にじゅうぶん3人乗れるだけのスペースがあるのにベルトが2つしかないんですよ。不思議〜。

で。
そのベンツ(スポーツタイプ)は足置きのスペースを調節するハンドルがなぜか背もたれの肩の部分についてました。
しかし。
そんなこと、もちろん知りませんでしたから「じゃあ、お言葉に甘えておじゃまいたしますわ、おほほほ〜」と助手席に乗り込んだきむらは、座席を前につめようとして座席についているつまみをいじくって、思いっきり座席ごと後ろにひっくり返ってしまったのでした(大恥)

座席数といい、ハンドルの位置といい、なぜベンツは他社と違うんでしょうね〜。
個性を追求しているのか。
はたまた、単に「いけず」なだけなのか。
謎だ〜。
[PR]

by kaoru_oishi | 2006-02-01 21:54 | その他もろもろ


<< (更)補足説明のつもりで書いて...      ドラマ以上にドラマチック >>