2005年 07月 12日
生ヌーノ・ベッテンコートに会った〜っ(友人談)
どうも。きむらです。
いよいよ、お待ちかねの「ヌーノ・ベッテンコート見聞録」ですっ!
聞き書きですので、もしかしたら、事実と多少違う点やきむらの思い違いもあるかもしれませんので、あらかじめお断りしておきます。


それは6月21日(火)の夜のことでした。
きむらの友人Mさん(日本人)は子供と一緒に家でダンナさま(Sさん。豪人)の帰りを待っていました。
(注:「Mさん」「Sさん」と云っても、そういう名前なんであって、ムチやローソクとは無縁です。念のため(笑))

すると電話が鳴りました。
Sさんからでした。

Sさん「ね、エクストリームヌーノ・ベッテンコートって知ってるよね?」

何とも唐突な質問でした。
Mさんは「?」と思いつつも「モチロン知ってる」と答えました。Mさんは以前バンドでベースを弾いてまして、エクストリームの曲などもコピーで演っていたのです。

Sさん「あのさ、今、ここにいるけど、話す?」
Mさん「ええええええーーーーーっ!?」


Mさん、何がなにやら分からないままに、Sさんと電話を代わった「ヌーノ」と話すハメになりました。
肝心の話の内容ですが、Mさん、頭が真っ白になってしまって、あまりちゃんした会話ができなかったそうです。
そりゃ、そうですよねー。いきなり前置きなしに出てきて、しかも英語なワケですから。でも、なんとか『あなたは日本でとっても人気がありますっ♡』と言い、ヌーノも『うん。1月に日本でギグやったんだ〜♪』と答えたそうです。

それにしても。
なぜ、Sさんの携帯にヌーノが!?

話は数分前にさかのぼります。


Sさんは、残業があって遅くなったので、会社(シティのサーキュラーキーにある)の裏にある日本食レストランで晩ご飯を食べておりました。
そして。食事が終わろうという頃に、近くにちょっと変わった人がいるのに気づきました。

彼は、髪が長めで、左手だけ黒いマニキュアをしていました。
どう見ても、フツーの人ではなさそうです。
『きっとミュージシャンかゲイだ』
Sさんはそう思いました。


普通の人だと『ちょっと変わった人がいるな〜』で終わってしまうところです。しかし、Sさんは違います。
真っすぐその人に近づき、話しかけました。

「アンタ、ミュージシャン?」

そうなんです。
Sさんは彼を「ギタ−弾きのあこがれ」ヌーノ・ベッテンコートとは知らず『面白そうな人がいる』と思って声をかけたのです。

Sさん、物おじしない性格のようです。

すると、そこから話が始まり、彼は自分から「元・エクストリームのヌーノ」であると名乗り、シドニーにはギグをしに来たと教えてくれました。そして少し歓談してから、Sさんは『じゃあ、頑張ってね〜』
とか何とか言って話を終え、席を立ちました。
この時点でも、Sさんはヌーノが何者かよく分かってませんでした。しかし、歩きながら以前Mさんからその名前を聴いたことがあったのを思い出し、確かめようとMさんに電話しました。それが冒頭の会話です。

そして、やはり食べ終わって後ろから歩いてきたヌーノに『ウチのワイフと話してくれる?』と、いいタイミングで携帯を手渡したワケです。

Sさん、やることが大胆です。
そして、イヤな顔もせずに携帯でお話するヌーノ。どうやら有名人には珍しく気さくな人のようです。

しかし、話はこれで終わりません。

その大胆さが気に入ったんでしょうか。
携帯での会話の後、なーんと、ヌーノはSさんとMさんをその晩のギグに招待してくれましたっ!
Mさん、もう、狂喜乱舞〜。
もう夜になってましたが、なんとかベビーシッターを手配して、Sさんに合流。

ギグの場所はThe Basementという有名なライブハウスで、二人が到着したときには受付にちゃんと名前が置いてあったそうです。ヌーノ、律儀です。
(お二人、実はヌーノに『受付に言っとくけど、何人で来る?』と聞かれて『えーっと、Mと他2名ぐらい』と答えたんですと。・・・・きむら、誘ってくれたら行ったのに〜っ(涙)

そして、そこでもSさんはスタッフに「ヌーノに「Mが来たよ」って言っといて」と伝言を残しときました。

Sさん、やはりすごいです。

ギグの開始予定は9時半からでしたが、実際に始まったのは10時過ぎでした。
そして、ギグの間にヌーノは10曲以上演奏しました。
<きむら『で、プレイリストなんてあります?』
 Mさん『あ、それが。もう興奮しちゃって。・・・覚えてないです』
 きむら『・・・そうですか。たはは(汗)』>


ヌーノの今回の来豪はギグの他に、今度発売になるヌーノデザインのWashburn N5N6プロモーションを兼ねていたそうで、ヌーノは演奏の合間にその新しいギターを披露し『これがGメジャーで〜♪』とか、レクチャーもしてくれたそうです。で、会場から3人ぐらいステージに呼んで弾かせたりも。
シドニーではしなかったようですが、ブリスベンのギグでは、この合間の時に、なーんと、The Wigglesのヒット曲「Fruit Salad」も演奏したんだとか。
ちなみにThe Wigglesというのは豪州出身のバンドで、アメリカでも人気があります。ニューヨークのサンクス・ギビングのパレードにも出ているくらいで、知名度も大変高いです。
1〜6歳の子供の間で。
(子供向けのポップソングを演るバンドなんですよね〜)

それにしても。
「ギターの神様」がお子さまのポップソングを演奏・・・(汗)
どうやら、おちゃめな人みたいですね、ヌーノは。


あこがれのギタリストの演奏を目の前にして、Mさんは大感激大興奮の極みですが、一方のSさんはギグを楽しみつつも、しっかりその様子をデジカメで撮っておりました。
ビデオモードで(←いいのか、オイッ(汗))
<Mさん宅で話を聞いたときに、きむらもその映像を見せてもらいました。
 Mさん『ほら。これ、ヌーノです。カッコイイでしょ♡』
 きむら『そうですね。ギター、弾いてますね〜』
 ギグなんだから、弾いてて当たり前です(笑)
 Mさん『歌もじょうずなんですよぉ』
 きむら『ああ、ほんとだ。歌ってる』
 って、もうちょっと気の利いたコメントができればいいんですけど、きむら、何しろ
 音楽に関してどシロウトですから、子供の「ピアノ発表会」のビデオを見せられたとき
 とまるで同じようなことしか言えません。恥ずかしく思いつつ、画面を見ておりまし 
 た。
 すると、突然、画面が回り、真っ黒に〜。
 きむら『ん?』
 Mさん『これね、Sがいるのに気がついたヌーノが・・・』
 きむら『・・・「撮るな〜!」って怒った、とか?』
 Mさん『・・・Sの肩に足、乗せて、演奏したんですぅ
 ということは、これは、

 ヌーノの股ぐらのアップですかいっ!?

 タダでギグに招待されただけじゃなく、足まで乗せられちゃうなんて、
 熱烈ファンでも、そこまでしてもらった人はいないんじゃないですかっ!?
 Sさん、アナタ、ラッキーですよ〜っ!!>


 ということで、大感動のうちに、2時間ほどのギグは終わりました。
「ギグ良かったね〜」と言いながら2人が席を立つと、スタッフが「もうしばらくいるんでしょ?」と声をかけてきました。どうもこの後、何かあるようです。ファンも会場を離れずに待っています。なので、2人も「せっかくだから、会ってギグの感想を伝えてから帰ろう」とヌーノを待つことにしました。
 待つことしばし。
 ヌーノが戻ってきました。ファンたちのためにサインなどをしてくれるみたいです。
 が、しかーし。2人は熱狂的なファンに気圧され、列に入ることができませんでした。
 ヌーノにもう一度会いたい。
 だが、もう深夜。家では子供が待っている。

 
 そこで、またしてもSさん登場。
 スタッフに歩み寄ると、
「あのさー、僕たち、ベビーシッターに子供を預けて来てるから、これ以上待てないんだけど、ってヌーノに言ってくれる?」
と一言。

 すると。スタッフから話を聞いたヌーノが「あ、彼らと先約があるから♪」と、ファンの群がるテーブルを離れて2人のほうへ来てくれましたっ!

 そして、Mさん、ついにヌーノとご対面〜!!

 Mさんは興奮してうまく出てこない英語を何とか駆使し、いかに今晩のギグが素晴らしかったか、バンド時代に自分がヌーノにあこがれ、エクストリームの曲をコピーしていたことなど、思いのたけを打ち明けました。
 ヌーノはにこやかにMさんの話を聞き、Sさんも「ヌーノ、よかったよ、今晩のギグ」とかなんとか、ほとんど友だちのノリで合の手を入れ、歓談。
 そして、2人はヌーノと別れたのでした。
 でした。
 でし・・・・・た?

Mさん「あー、せっかくヌーノと会ったのに、写真撮るの忘れちゃったぁ〜!!(泣)」
 携帯で話し、ギグにタダで招待され、ダンナの肩に足を乗せて演奏するヌーノをかぶりつきで見、ギグの後に個人的にお話。もうファンだったら感涙の極みのような経験をしたMさんですが、ツーショットがなくてはせっかくの記念が残りません。
Mさん「・・・でも、しょうがないか。ヌーノはもうファンのところに戻っちゃったし」
 しかし。Sさんがそのつぶやきを聞き逃すはずがありません。
Sさん「戻って、写真撮ろう!」
 で、再び引き返し、Sさんはまたしてもヌーノを群衆から連れ出してきました。

 そして、ステージの隅で、「ハイ、チーズ♪」

 これがその時の写真であります。
a0035044_12314646.jpg
 さすがにうれしそ〜です〜、Mさん!
 うらやまし〜ぞ〜っ!
((ボソッ)胸も(笑))


 ということで、Mさんの「ヌーノ見聞録」でありました。
 以来、Mさんはヌーノ熱が再燃して、ヌーノ(現在、Population-1というバンドを率いている)&エクストリームのCDを聴きまくる毎日だそうです。そして、次回ヌーノが日本で公演するときにはその時期に合わせて里帰りして、しっかり見に行くつもりだとか。これだけ友情を育んだんですから、きっとヌーノも覚えていることでしょう。
ってーことは。
 もし、またヌーノがシドニーに来るようなことがあれば、Mさんのお友だちということで、今度はきむらもヌーノが拝めるのではないかと。
 で、もしかしたら、お話しして、ツーショットなんか撮れちゃったりして〜。

 Mさん、末永くお付き合いしましょ〜ね〜♡



(あとがき&もろもろ)
 いや〜、もっと早くアップするつもりでしたが、実際に書いてみると「実録」(聞き書きですが)がいかに難しいかが分かりました。事実を忠実に書きながらも当事者の主観ときむらの感想を時系列が乱れないように織り込んでいくんですね〜。
 あんまりうまく書けなかったような気がしますが、大変勉強になりました。

 それにしても。
 ヌーノって、いい人なんですね〜。今までロックギタリストというと、もっと凶暴で、ファンが駆け寄ってきたりしたら、ガーンと頭突きでもカマすのかと思ってました(← プロレスと混同してます?)
 きむらが想像してたのと、全然、違いますね〜(笑)
 あと。
 Sさんの度胸というか、フレンドリーさというか、好奇心旺盛なところにも感服しました。「面白そうな人がいるから、話しかけてみた」なかなかできるものではありません。きむらなんて、いつぞや、公園で顔中ピアス&リングのお姉さんに「募金に協力してね〜」と声かけられただけで硬直しちゃいましたもん。で、何だかブキミな顔と「Smile」という字がついてるシールを1ドルで売り付けられちゃいましたっ。
 まあ、Sさんの場合、お兄さんがシドニーで活動しているギタリストなので、多少ミュージシャン慣れしていますが。
 でも。
 もしかしたら、ミュージシャンだって、もっといろんな人と話したいのかもしれませんね。
 ですから。

 みなさんも、今度ヌーノ・ベッテンコートを見かけたら、気軽に声をかけてみましょ〜♪
[PR]

by kaoru_oishi | 2005-07-12 14:00 | きむらとギターと音楽


<< 第12章(2)抄      Time flies >>