2013年 04月 08日
【クール】擬態の書【ジャパン】
どうも。きむらです。
最近「クールジャパン」という言葉をよく聞くので、きむらもこの話題に乗っかってみることにします(笑)

さて。
ここのところ、きむらは集中して英語でマンガを読んでおりました。
ジャンルは
ズバリ「BL」

ま、アレですね。
正直な心のうちを活字化すると、

「何がBLだぁ?
 呼び名を変えてソフトなイメージにしてるかもしれないが、
 こちとら、このジャンルは「美少年」だの「ヤオイ」だのという
 言葉が発生する前からの古参で、
 一片の萌えを見たさに「蟹工船」やら司馬遼太郎の「義経」精読し、
「とりかえばや」はラノベ化前に原書で読み
「該当アリ」と聞けば、その数ページだけのため
 富士見ロマン文庫まで手を出してきた猛者じゃあ!
 腐女子を通り越して貴腐人、老腐人、
 腐老腐死の域にまできているきむら
にはBLなんぞ片腹痛いわ!


こんな感じです(ふふんっ)
なので、作中にどーんなシーンが出てこようと無表情を貫き通す自信があります。
まあ、その能力を活かす場面にはまだ出会っていないのですが(笑)

では、そう罵倒しつつもなぜ読んでいるかといいますと。
マンガで使用される擬態語がおもしろいのです。

日本語の特色のひとつとして「擬音語(音を模した言葉)・擬態語(動きや形状を音声化した言葉)が豊富である」というのがあげられますが、その中の擬態語が頻出するのがマンガ、しかもBLだったりします。

例を挙げると。
(えっと、脳内でテキトーにエロなBLマンガを思い浮かべてください

男Aと男Bが不意の出会いに驚きます。
『ぎょっ』(あるいは『ぎくっ』
これを英語に直すと、
『startle』

ふたりは見つめ合い、顔を赤らめます。
そのとき背後あるいは横に現れる言葉は
『かあぁ』
でしょうか。
それが、英語ですと、
『blush』
という単語がほにゃほにゃした手書きの字体で代わりに出て来ます。

そして胸の高鳴りを感じます。
『ドキン、ドキン』(バリエーションはいろいろアリ)
そこを英語だと、
『throb』(これは『ドキッ』に使われる場合が多い)
『pant pant pant』『はぁはぁ』にも転用化)
になります。

男Aが男Bの腕を撫でる。
『つーっ』
は、結構そのまんま
『slide』
になり、男Bがその感触に鳥肌が立ち、
『ゾクッ』
となるのは、
『flinch』あるいは『shiver』
といったところです。

みんな動詞、あるいは名詞なんですよね。
日本ほど十分な擬態語がないので。

ちなみに。
日本語でもし擬態語を使わないでどうにか別の言葉で代用するとなると、これらのシーンはこんな感じになると思われます。

不意の出会いに
『驚愕』
見つめ合い
『赤面』
胸が高鳴って
『動悸』
腕を
『潤滑愛撫』
感触に
『鳥肌出現』

何だか身も蓋もなく『現物そのままです、すぽーん!』な表現のような(汗)

こうして比べてみると、あらためて擬態語って音的にもしっくり来るし、マンガの描き文字にもピッタリだし、すばらしいなぁと実感しました。

ちなみに、男Aと男Bのお話しはこの後も続くのですが、もつれ合ってベッドに倒れ込んだ後は擬態語を省略させていただきますので、どうか英語で雰囲気を味わってください。

『whomp』
『grabs』
『pushes』
『pinches』
『thrusting』
『drips』
『twitches』

(ここで濡れ場終了)

・・・・・。
あー、えーっとですね。
何か、エスプレッソマシーンでコーヒー入れているのとあんまり変わらないですね、これではっ(笑)

海外でも勢力拡大中の腐女子のみなさまが、一体どうやってこの「エスプレッソマシーン的」英語描写で萌えているのか、その辺をじっくり聞いてみたいものです。

となると。
どこかの英文サイトに潜り込んでコンタクトを取るしかないのかなぁ。
うむむ、未知との遭遇な気分になってきました。
・・・ごくっ(汗)(← これは『gulp』
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by kaoru_oishi | 2013-04-08 15:45 | クールジャパン


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