2012年 12月 17日
板垣死すとも代わりはいるもの
どうも。きむらです。
選挙、結果出ましたね〜。

地球の反対側にいても、やはり日本のことは気になります。
しかしこちらの国際ニュースでは取り上げても今ひとつ臨場感が伝わらない上、さらっと表面上をレポートしているくらいなので、見ても何だか不完全燃焼感ばかり残ります。

なので、今回は投票が締め切られた直後からストリーミングで選挙速報をやっている日本のサイトを視聴しました。

そのサイトでは、ライブでコメンテーターが話している間に間髪入れず視聴者からのコメントが画面を横切り、時おり twitter も出現し、画面タッチで投票できるアンケートも行われていました。
Skype を駆使した中継も2元どころか多元で、党代表から一般ピープルまで区別なくポンポンと切り替わり、その間を縫うようにニュースが入り、メールが紹介され・・・。

・・・これ、すごいっすねっ!
まるで攻殻機動隊に出てきた「仮想世界での討論会」のシーンそのものですじゃないすかっ!

時々機材かシステムの不備で音声や映像が乱れたり、空気というかタイミングを読むのがあまり上手そうでないゲスト(たぶんこういうのに慣れてないんでしょう)の言動が進行に支障をきたしたりといったライブならではの難点もありましたが、それがあっても普通のラジオやTV媒体の報道よりもインパクトが強く、エンターテイメントとしても楽しめました。

正直言うと、今回の選挙の結果よりもこちらの体験の方がきむらにとっては衝撃的でした。
ひとつの時代から次の時代へ変わるちょうど境のところに立って両者を眺めているような。

「未来って、思ったより近くにあったんだ・・・」


(蛇足、ではなく、これが本題)
最初にも書きましたが、オーストラリアにおける今回の日本の衆議院選挙についての報道はおざなりです。
「与野党が逆転することになりそうです」
それと、
「自民党の安倍総裁が総理大臣に就任すると、過去7年で7人総理大臣が変わることになります」
そればっかです。

きむらとしては、あんまり判で押したように同じことばかり繰り返されると
「それが何か?」
と言いたくなります(笑)

他の国は、
「そんなにコロコロ国のトップが変わって大丈夫なのか?」
と思っているのでしょうが、日本人のきむらからしてみれば、
「国のトップなんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのです」*
で、逆に任期が異様に長かったり、トップのカリスマ性があまりに強かったりすると逆に「独裁体制?」と、心配になるくらいです。

ですから、もし外国のメディアが「どうして首相が毎年変わるんだ?」と日本の識者に質問してきたら、
「板垣死すとも代わりはいるもの」**
とか何とか答えて、煙に撒いてくれたらいいのだが、と内心思っています(笑)

(ちなみにウィキペディアの「内閣総理大臣の一覧」によると、過去の日本の総理大臣は任期が超長い人がいたり、リターンマッチをしている人が多数いるのが分かります。時系列で見ていると、年表に同じ顔写真が何度も出て来るので、まるで「新婚さんいらっしゃい」の「ペアマッチ」をしているような気になります。こんなに再登板・再々登板だらけなんて、昔は人材が足りなかったのでしょうか)

(注:
*言わずと知れた「ガンダムネタ」
**言わずと知れた「エヴァンゲリオンネタ」)

蛇足として。
オーストラリアの25代首相だったジョン・ハワード(the Liberal Party)は野党時代に一度党首になりますが(1985~1989)1987年の選挙で政権が取れず、その後党内の内紛に破れ党首の座を明け渡しました。
オーストラリアの党首は選挙で負けた時点で政界を引退してしまう人が多いのですが、ハワードは政界に残り続けて1995年に党首の座に返り咲き、翌年の選挙に勝って晴れて首相となりました。(任期は1996~2007年。オーストラリア議会では2番目に任期の長い首相だそうです)
それはオーストラリアの政界では驚異的な出来事だったようで、ハワードは後に自伝でこの「復活」を聖書に出てくる「ラザルスの復活」になぞらえていますが、超高齢(ほぼアンデッド)や復活を当たり前に繰り返す議員を見慣れている日本人はその経緯を読んでも別に驚かないだろうと思います(笑)
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by kaoru_oishi | 2012-12-17 12:48 | クールジャパン


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