2004年 11月 28日
プールサイドの憂鬱
どうも。きむらです。
また、やってくれました、シドニーは。
つい、この間「底冷えが‥‥」と書きましたが、今日は暑いです。約1週間で気温が20度も違ってしまっていいのか、と思いますが、天気が相手では文句の言いようがありません。街がすっぽりサウナに入ってるように暑いです。

ええと。
今日はプールに行ってきました。
暑いからというのではなくて、子供の水泳教室の日だったりします。
いつぞや書いたのですが、オーストラリアはイアン・ソープ王を戴く世界屈指の水泳王国であります。でもって、きむらはもう長いことこちらに住んでますが、泳げないオーストラリア人というのに会ったことがありません。みんな見事に泳げます。この場合、「泳げる」の定義は「キロ単位で泳げる」です。25メートルでは泳げる範疇に入りません。
そんなわけで、子供の水泳教室は英才教育でも、お稽古ごとでもなく、オーストラリア人として生きるための必要最小限の能力づくりなのです。そして、親は着替えを手伝い、脱ぎ散らかした服をかき集め、トイレに連れていき、腹が減ったと言えば何か食べさせ、ゴーグルをなくしたと言えば頭をひとつ張り、泳いだ後はシラミでも付着していないか髪を徹底的にチェックするなどして、陰ながら子供のサポートに努めます。

ああ、しんど。

こんな日々を送っていると、25メートル泳げず、途中で立ってしまっても「スター水泳大会」の決勝に進出できる日本の水泳水準がうらやましくもあります。

きむらは泳ぐのは好きですが、子供の水泳教室の日は黒子に徹することにしているので、今日みたいに暑くても泳ぎません。
代わりに子供がプールに入っている間はプールサイドで書き物をしています。
ノートパソコンで小説でも書いていたらサマになるかもしれませんね。
でも、やっているのは仕事。
今だって、ここのところ休火山だった尻の煙の量が増えてきましたから、そろそろまた頑張らないと再発火してしまいそうなのです。
こんなところまで持ち込んで、水しぶきを避けながら書類にこそこそ書き込みをしなければならない、そこまで仕事を溜めてしまう自分が情けなくもあり「でもなぁ、バカな子ほど可愛いっていうからなー」と愛おしくもあります(爆)

しかし。
プールサイドにいると、眠くなるんですよねー。
ちょっと蒸し暑くて、気だるい空気が漂っていて、水面を反射する光がチカチカ目に飛び込んできたりして、もう眠気を誘う条件を全て満たしています。
だから、せっかく書類を持ってきて書きはじめても、そのうち、頭がふらーん、ふらーん、と回り出し、白目を剥いて寝てしまいます。
で、ちょうど書類に書き込みをしているそのときに寝てしまったりすると、もう大変です。目が覚めた時には書類いっぱいにジグザグの線が走っていたり、判読不可能の字がたくさん並んでたりして、思わず、

こ、これは神のご託宣なのかっ?

と言いたくなります(爆)
あるいは自己の無意識を映し出す自動書記、とも(笑)
で、家に帰ってから、うたた寝した時間の数倍かけてその書類を修正液でキレイにしなければならなくなります(爆)

と、まあ、こんな風にきむらは毎週のようにプールサイドでじたばたしているのですが、最近、きむらの天敵とも言えるファミリーがこのプールに出現しました。
(個人攻撃やネット上の誹謗中傷はいけませんので、最小限の描写にとどめておきます♪って、向こうは豪人だから日本語読めませんが(爆))

そのファミリーは屈強な体格のお父さんと小学生くらいの娘2人で、だいたいきむら子供のレッスンが終わる数分前に来ます。どうやら次の時間帯のレッスンを受けているようです。
で、その強そうなお父さんなんですが、子供の準備ができたところでプールサイドに自分たちの荷物をまとめると、辺りを見回します。
そして、格好の獲物(カモ)を見つけると、つつつついっと近寄ってきて、

「すいません。

ちょっと、荷物、見ててくれませんか。

30分で戻りますからっ」


と爽やかに、しかし、くっきりはっきり大声で言います。

「なーんだ。荷物かよ。それぐらい簡単なことじゃないかぁ。見てやれよー、30分くらいだったらさー」

たいていの人はそう思うんじゃないでしょうか。
きむらもそう思いました。
だから、初めて頼まれたときは引き受けました。
ところが。

戻ってこないんです。

30分経っても。
45分経っても。
1時間経っても。


困っちゃいますよね、こっちだって世話をしなければならない子供かかえてますし、その後の予定もありますし。

「時計見てないのかな。いや、もしかして、子供に何かあったとか。いやいや、ひょっとすると彼らはファミリーを装った国際的なテロリストで、置いてあるのは荷物と見せかけたプラスチック爆弾だったりして。ひぇ〜っ」

30分余計に待っている間、スリルとサスペンスを味わって、とても仕事どころじゃありませんでした。
で、結局、相方の英断「いいんだよ。30分って約束して来ない向こうが悪い!」に従い、荷物を置き去りにして、逃げるようにプールを後にしました。

で、翌週。
またしても現れました、そのファミリーが。
で、前週とまったく同じパターンが起こりつつあります。
きむらはそのお父さんがこちらに近づいてくる前にプールサイドから避難しました。
遠くから見ていると、彼は見事に他のカモを見つけたようで、先週のきむらと同じパターンで別のファミリーにかなり強引に荷物番を引き受けさせていました。

水泳教室は10週あるんですけど、もう7週同じ光景が繰り返されています。
そのお父さんはどうやら、子供がプールにいる間は自分は自分で競泳用のプールで泳いでるようです。そんなに荷物が心配なら泳がずに自分で荷物番をすればいいのに、と思います。そして、盗られて困るようなものはプールに持って来なければいいのです。
というか、そもそも、

プールには

ちゃあんとロッカーっつうもんがあるんだから、

毎週、人の好意にすがってないで、ロッカーを使えよぉ!


と言いたいです。
見た感じ、お金持ちそうなファミリーです。ロッカー代が払えないとは思えません。
ちなみに、

ロッカー代、2ドル50セント(約200円)です。


(蛇足)
ということで、子供の水泳教室は別名「きむらのかくれんぼ」になってます。そのお父さんが来るたび、こそこそ逃げ回ってるなんて、おポンチだな、と、自分でも情けなくなります。
ああ。はっきりノーと言える勇気が欲しい。
そのお父さん、

体格よくて、筋肉質で、ケンカ強そうで、背中にトラの入れ墨彫ってますけど(爆)

この夏、筋力トレーニングでもして、体力向上を目指します(笑)


(蛇足の蛇足:11月29日付)
結局、昨日の最高気温は38度だったことが判明しました。
道理で頭がボーッとなるわけだ。
で、今日は30度
んでもって、明日がなーんと、

42度の予報となっております。

あー、また便器が割れちゃうよーっ!!
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by kaoru_oishi | 2004-11-28 17:26 | It's Sporting Life


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