2011年 08月 22日
奇しくも・・・
どうも。きむらです。
今日は8月22日。
向田邦子が飛行機事故で亡くなってちょうど30年になります。

きむらが読んだ向田邦子の本は「父の詫び状」で、飛行機の搭乗時間を待つ間に寄った成田空港内の本屋で買いました。
そのときのきむらは、行く先のシドニーにこれからどれだけ滞在するか分からなかったため荷物はスポーツバッグひとつの軽装で、本はガイドブックと辞書しか持っていませんでした。

時間が限られていたのと本屋の店舗が小さくてあまり品揃えがよくなかったので、いつも読むようなSF系の本が見つからず、手元に残ってた日本円の硬貨で買えるだけの値段でしかも直木賞受賞作家の本ということで選びました。

そして。
飛行機が離陸し、機内で読み終えてからあとがきで著者が飛行機事故で亡くなったのを思い出し「おおお」と肝を冷やしました。

向田邦子というと、きむら世代にとっては「ホームドラマの脚本を書いていた人」というイメージが強かったですが、エッセイ集である「父の詫び状」を読んでその完璧な文章に打ちのめされました。

脚本家ってセリフを書くだけじゃなかったんですね。
それまで詩集や脚本は「小説と比べて余白が多くて本として買うにはもったいない」と思っていましたが、向田邦子を読むようになってから脚本に対する偏見が亡くなったように思います。
(まあ、でも、個人的にはやはり向田邦子は小説・エッセイのほうが好きですが・・・)

「父の詫び状」を読んで以来積極的に買ったので、向田邦子の本は脚本ものと第3者がノベライズしたもの以外はほとんど全部持っていて、後年ぽつぽつ出た向田邦子の家族が書いたエッセイや向田邦子の研究本などと一緒にシドニーのきむら家の本棚に並んでます。この間久しぶりに本を並べ替えたときにざっとチェックしてみましたけど、年を経て多少紙が変色していますが、じゅうぶん読書に耐えるコンディションでした。

・・・ここまではきむらの読書遍歴ですが。
先ほどインターネットで日本のニュースを読んでいて俳優の竹脇無我が亡くなったことを知りました。

絶句。
森繁と並んで、向田邦子のドラマではなくてはならない俳優でしたので。
それに。

きむらの子供時代に正統派美男子といえば、真っ先に名前が出て来る方でした。

訃報を知って即座にYouTubeに飛び「大岡越前」での加藤剛とのツーショットを観ました。
う、うつくしゅうございますっ(涙)
それからYouTubeではまだ発見できていませんが「源氏物語」の頭中将役で光源氏の沢田研二と並んで・・・確か立ちションしているシーンがあったような・・・。
それから、忘れられないのが「元禄太平記」。
ご存じない方はウィキペディアか何かでキャストだけでも見てビックリしてください。
もう豪華絢爛な顔ぶれの中で石坂浩二演じる柳沢吉保と堂々と渡り合う柳沢兵庫
役の竹脇無我。

あの時代の「美男子」は、現代の、ヘアスタイルやメイクや服装を作って成りすましている「イケメン」と違って、
本当にほんとうにほんとうに素で綺麗で、しかも自分の美しさを前面に出さない無造作な演技をしてました。

謹んでお悔やみ申し上げます。

この前は「ゲバゲバ90分」の前田武彦の訃報を読んだばかりですし、またしても昭和が遠ざかっていくようで寂しいです。


(蛇足)
ここ数年、日本のTVで面白いと思うのはアニメだけです。
昔っから筋金入りのアニメっ子だったからもあるでしょうが、ドラマやバラエティ番組を試してもすぐに飽きて最後まで観ていられません。

どうしてそうなんだろうかと考えてみたのですが、
動きや演技がオーバーアクションだったり、やたらケバケバしいCGがポンポン出て来たり、出演者個人の人間関係が番組の進行に影響を与えすぎていて普段日本にいないきむらには把握しきれない、あたりが理由ではなかろうかと思います。

ドラマもバラエティも昔は好きだったんですけどねぇ。
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by kaoru_oishi | 2011-08-22 22:50 | その他もろもろ


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