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2004年 11月 11日
「言葉の壁」と「おポンチの壁」(要英語辞書)
どうも。きむらです。
今日、仕事に行く途中に馬を見ました。

シドニーは大きい公園(Hyde Park, Centennial Parkなど)があるので、東京と比べると馬を見かける機会は多いと思います。
でも、今日の馬(2頭いた)はだだっぴろい道路(Broadway)のど真ん中に立ってました。
Policeと書いてあるベストを着た人が乗っていたので、騎馬警官かなにかだとは思いますが、びゅんびゅん通る車をものともせず、のんびりカポカポ歩いてました。

ということで、昨日もハリポタ先生のギターレッスンに行ってきました。

さすがに全9回のレッスンの第4回目となると、先生も学生もだいぶ打ち解けてギターの話ばかりでなく、ジョークを言い合ったりするようになります。
すると、きむらはちょっとおいてけぼりを食ったような気分になります。

やっぱ、アレですよ。


言葉の壁。

きむらはシドニーに住んでもう十ン年になり、ある程度英語で意思の疎通ができるようになりました。でも、喜怒哀楽のうち「楽」にあたるジョークばかりは、何年住もうと英語を話そうとなかなか克服できません。

もの静かで、落ち着いたロマンス映画やシリアスなテレビを見、クラシック音楽を聞きながら文学書を読むような人なら、コメディやジョークが英語で理解できなくてもじゅうぶん生活していけるのではないかと思います。
しかし、きむらは違います。

子供のころから「お前は口から生まれた」と言われてきました。
うるさくて授業中に叱られること数知れず。
図書室を追い出され。
合宿をすれば、しゃべり続けて最後まで起きていました。

しゃべりたいわけです。
しかも、ただ話すのではなく、

何か一発かましたいんです。
日本語であれ、英語であれ。


だから、こういう場にいると、

「あー、しゃべりたい、突っ込みたい、ボケたい、でも、できない〜」

と、のたうちまわりそうになります。

なんとか話について行くことはできるんですが、「ふ〜ん」「ほほぅ」「ふむふむ」みたいな音を出しているだけで、気の利いたことをバシッとタイミングよく会話に挟み込むなんてことはできないんです。
だから、パーティーなどに行くと、突っ込むタイミングを逃す度にチーズを食べたりワインを飲んだりして誤魔化すもんですから、帰るころには腹は張るわ、たぷたぷするわで大変になってます。(酔ってハッピーになれればいいんですけど、酔わないんだ、これが)

しかし。いつまでも「聞いているらしい音」や「飲み食い」ばかりやっているわけにはいきません。やはり、どこかで一矢報いないと。(← 用法、間違ってないか?)

で、きむらがあみ出した起死回生の一発なんですが。

英語がらみの自虐ネタ。

これならストックが残りの人生分じゅうぶんあります。
これは何かというと、早い話が

自分がした英語の言い間違い・聞き間違いです。

今どきの言葉でいうと「言いまつがい」でしょうか。

例えばこんなのです。(辞書をご用意ください)

「郵便局で切手つきの封筒買おうとしたんだけど、envelopeって言ったつもりでenvironment(環境)なんて言っちゃった。でも、ちゃんと買えたよ〜♡」

これは初歩的です。どういうメンバーが来ているかよく分からないパーティーで、自分が日本人であり、英語は上手でないと自己紹介してから言うと、ちょこっと笑いが取れるでしょう。

「パーティーでアメリカから来てる物理学の教授と話したんだけど、the Northern hemisphere(北半球)と言おうとしてthe Northern hemorrhoid(自主規制:辞書で調べて下さい)って言っちゃってさぁ〜。まいったマイッタ」

これは中級の上ぐらいでしょうか。発音に失敗すると完全にスカされてしまいます。そして、聞き手によっては笑わずにひきつる人もいるかと思います。

「ご近所の奥さまの家にモーニングティーにおよばれしましたの。そしたら、アタクシったら、circumstance(状況)と言うところを、circumcision(これも自主規制:辞書で調べて下さい)なんて言ってしまって。奥様、鼻から紅茶を吹き出されましたのよ」

これは文句なく上級レベルでしょう。しかし、トピックが限りなく下の方向へ向かいますので、今まで築き上げた自分の上品なイメージをすべてなくす危険性を伴う捨て身の一発と言えましょう。


こんな風に失敗を失敗と思わずネタとして貯めておけばいいのです。

え?例文はどのジョークブックからの引用か、ですって?

これはきむらのオリジナル、本当の「言いまつがい」です(泣)


(蛇足)
おや。
ハリポタ先生のギターレッスンのレポートを書いているつもりが、いつの間にかギャグネタの話になってました。
レッスンはそれなりに楽しかったので、近日改めてその様子についても書きますね。

by kaoru_oishi | 2004-11-11 21:50 | その他もろもろ


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