2015年 04月 23日
どうも。きむらです。 タイトルでお察しのとおり「雨」について、です。 ここ数日のシドニー周辺の雨の降りかたが尋常ではなさすぎて、前回の投稿から今回までにあったもろもろの出来事を吹っ飛ばして最優先トピックになってしまいました。 振り返るまでもなく、この「きむらブログ」では天気、特に雨についてよく取り上げてきました。どれだけどんぶり勘定で降るか、いろいろなケースを紹介してきたつもりです。 ですけど、今の雨の降りっぷりは過去の記憶を押しのけるくらいの勢いと量だったりします。 どれだけすごいかというと。 大雨がずーーーーっと降っています。 音楽ではありませんが、雨も緩急がついていて、大雨の後、小降りになり、ときには止んだりします。 ところが、今回の雨は止みません。 フォルテ(fですね)が常態で、そこからfの数が増えてフォルティシモ(ff)になりはしても、小降りでメゾピアノ(mpですね)やピアノ(p)化することはありません。 そして気象レーダーを見ると、恐ろしいことに雨雲がシドニー上空に貼りついたまま動く気配がないのです。 この間、TVのドキュメンタリー(「トップギア」のリチャード・ハモンドが案内役だったから、たぶんBBC制作ではないかと)で雨が降るしくみを見たばかりだったので、 「え。雨雲って、雨が降ったら消えていくものだよね。どうしてこんなに降ってもまだ雲が残ってるの!?」 と、驚愕してしまいました。 普段、それほど雨が降るところというイメージのないハンターバレー一帯もニュースによると洪水になっているそうですし、シドニー湾内もフェリーは運航中止になっている便も出ています。 (交通機関案内のサイトを見ると、注意を促す黄色と多数の「!」マークがどーんと出てきて被害の半端なさが分かります) この天気はもう、異常気象ってレベルではないです。 TVのニュースを見たり気象レーダーがあったりするので何がどうなっているか理解できますが、もしそんな情報源のない時代にこの豪雨が起こったら 「こ、これは、世界の終わりじゃぁぁぁ」 と、DIYストアに工具と材木を買いに走って方舟でも作りだしても不思議ではないと思います。 まあ、その時代にそんな店があるかは分かりませんけど。 ……などと。 落ち着いてキーボードをパコパコしている感じですが、昨日は暴風雨状態のときにいきなり前触れもなく隣家の大木の枝が折れてきむら家に向かって落ちてきたのでした。 サイズは人の背丈ほどで、きむらひとりでは動かせず、相方がノコギリで切って解体してどかせました。 それで。 その枝、落ちた先が家の外にあるデッキだったからよかったものの、もしあと2メートルほど家屋寄りに落ちていたら。 窓際に置いてあるデスクとPCがオシャカになっていたと思います。 そこで作業していたきむらごと。 2、3年前には、きむら家敷地内の木の枝(これはもっと大きかった)が突然落下して別の隣家との境のフェンスが壊れましたし、こうやって市街地でまったりしているつもりでも、結構スリルとサスペンスに満ちた日常生活を送っているのだぁとあらためて実感しました。 天気予報によると、この雨は週末には止むとのことなので、それまでは下手に木の側に寄らないほうがよさそうです。 まあ、晴れてからも雨水で重くなった枝がどーんと落ちてくる可能性もありますので、裏庭に用事があるときは上を見ながら全力疾走を心がけようと思っています。 枝が落ちてくるより、落ちている枝につまずいてコケる危険性のほうが高そうですけどね。 (蛇足) 学校は火曜からだったので、きむら子供は月曜に電車で友人の家に行きました。 なんでも、学校の課題を一緒に終わらせるとかで。 なぜ学校が始まる前日にやるのか……(静かな怒り) そして。 夕方になって駅まで親御さんの車で送ってもらうことになっていたのですが、何と豪雨でそのお宅が停電し、電動のガレージのドアが開かなくなってしまいました。 結局、相方が夜、車で迎えに行って無事に連れて帰りましたけど、手動切り替えがないとこういうことが起こるんですね。 気をつけないと。 って、きむら家の車は絶賛路上駐車中だったので、ちょうどそのころ浸水の危機にさらされていたのでした。 ドアの開閉を心配する前に、まずガレージを手に入れないと……(汗) #
by Kaoru_Oishi
| 2015-04-23 02:00
| その他もろもろ
2015年 03月 12日
どうも。きむらです。 昨夜は稲光がズバズバ走ってはいたものの、雨は降らずに終わるという不思議な天気でした。 例によって州の気象サイトの雨雲レーダーでチェックしていたのですが、巨大な雨雲が接近したものの、きむらたちの住んでいる辺りのギリギリ手前を通過したようです。 話は変わりまして。 実はきむら、1月の下旬からずっと個人的に勉強をしておりました。 と言っても、ネットで、ですが(笑) 勉強対象は、日本史、それから心持ち美術史、金属加工、あとはオンラインの操作云々。 来るXデーに向けてひたすら知識を積み上げておりました。 Xデーは3月中旬! 勉強の目的はズバリ「刀剣乱舞」! 今年からスタートした刀剣乱舞というオンラインゲームが今、大変な人気となっているので、きむらもさっそくそのビッグウェーブに乗ろうと思ったのでした。 記事をじっくり読みプレイ実況の動画も観ましたので、ゲームのあらましは理解しましたし、登場キャラクターもその設定も全部覚えました。 何というか、資格試験にでも臨むかのように、ガリガリ頭に叩き込んで行った感じです。 そして。 3月中旬になるやいなや、きむら、張り切ってゲームサイトに行きました。 予習はバッチリしてありますので、迷いはありません。 ゲーム紹介の下の「今すぐ開始」ボタンを押しました。 すると、新たな画面が出ました。 「このサービスはお住まいの地域からはご利用になれません」 な、なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーーーーーーっ!? …………そんなこと、どこにも書いてなかった…………。 約2ヶ月ほどの間、萌えへのたぎる思いをどうにか勉強に昇華させて来たのですが。 しかも。 サイトは潮垂れた思いのきむらにさらに追い打ちを。 きっと「ゲームさせてあげられなくてゴメンね」という親切心なのでしょう。 ですが、 「お住まいの地域からは以下のサービスがご利用できます」 の表示とともに出てきたのが、 「オンライン英会話サービス」 と 「恋愛マッチングサービス」 でした。 なんでやぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーっ!! 豪州で毎日英語にどっぷり浸かり、相方とらぶらぶだかぶらぶらだかな生活をしているきむらにはどっちも要らねぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーっ!! しかし。 ひとしきり怒りまくった後、少しクールダウンしたら思い出しました。 ああ、前にもこんなことがあった。 あれは今からさかのぼって数年前。 きむらは別のものにハマっておりました。 「戦国BASARA」 発生順序は逆になるのですが、アニメを観て「おおっ!」となり、その起源であるゲームをやってみようと思い立ったのです。 調べにしらべ、どうやら北米ではプレイしているらしいことを突き止めました。 「北米でやってるなら、豪州でも入手可能であろう」 しかし外国向けなので、戦国大名たちの名前は全然違う英語名になっていました。 なので、きむら、それらの名前をしっかり覚え、かつ、豪人の店員にちゃんと英語で説明できるよう頭の中でシミュレーションを繰り返しました。 (ゲームはきむら子供のを買う以外でしたから、用語など分からないことだらけでした) そして。 「あのね、Devil Kingsというゲームを探しているんだけど〜」 初心者っぽく見られたくなかったので、優雅に店内に入り、ゆっくりと店員に歩み寄ると余裕たっぷりの表情で聞きました。 数分後。 きむらはすごすごと店を出ました。 「Devil Kings」こと「戦国BASARA」はありませんでした。 売っているどころか、 北米と豪州はリージョンが違うからプレイできないんですとぉぉぉぉぉーーーーーっ!! まあ、あれから比べると、今回は誰も介在することなく、きむらひとりで盛り上がって盛り下がったからマシなのかもしれません。 ですが。 この行き場のない気持ちをどうしたらいいのでしょう。 どうしようもないからブログにしたためておきます。 ぐ、ぐやじぃ。 #
by Kaoru_Oishi
| 2015-03-12 10:42
| クールジャパン
2015年 03月 05日
どうも。きむらです。 秋、来ちゃいました。 暦の上で。 ですが、シドニーはまだまだ蒸し暑い日が続いています。 こちらは気候の感じですと、4月まで夏っぽい日があったりするので、衣替え等のはっきりした線引きが難しいです。 ちなみに学校は1月末から始まって4学期あるうちの1学期と4学期に夏服を着、2・3学期は冬服を着ます。しかし当然ながら季節を無視した、ちょー暑い日や寒い日がありますから、そのときは「冬服のブレザーの袖をめいっぱいまくり上げる」「夏服のワンピースの上に冬服のブレザー+タイツ」等、校則の外角高めギリギリのところを突いたトンデモファッションで登校することになります(← これは公立の場合。私立でこれをやったら一発アウトでしょう、たぶん) そして一般は、完全に季節感ファッションの無法地帯です。 「自分の体が感じるままに着るのがジャスティス!」といったところでしょうか。 バスの運転手さんは真夏だろうと真冬だろうと一貫して半袖半ズボンですし(冬はジャケットを着ずに半袖にベスト着てます)集団がいると、必ずひとり以上「真夏にセーター・革ジャン」や「真冬に半袖・シングレット」な人が出現します。 真冬の8月(日本の2月ですね)でも、異常気象で気温が25度ぐらいまで上がって夏並みになったりすると、すぐにビーチ行って泳いじゃいますし。 自分の体感 > 季節感 > 暦 こちらに住むほとんどの人にこの図式が当てはまりそうな気がします。 では、一般に季節に敏感とされる日本人で、かつ、豪州在住の長いきむらは何に秋の到来を感じているのでしょうか。 きむらの感性を問われる瞬間ですね(ドキドキ) …………。 ま、ズバリ、アレです。 「マルディグラ」♪ シドニー・ゲイ・アンド・レズビアン・マルディグラのパレードが毎年3月の上旬の土曜日に行われますので、そのダイジェストをニュースで見ると「ああ、今年も夏が終わったな〜」と、しんみりした気分になります。 パレードに向け、夏の間に(中には1年かける人もいます)肉体を限界まで鍛え上げた参加者のみなさんが、当日はおしげもなく観客にすべてを晒し、見せつけてくれる。 シドニーの街を乱舞するその姿は季節の終わりを告げる豪快な打ち上げ花火と称しても過言ではないでしょう。 今年のマルディグラのパレードは今週末の土曜日で、テレビでは翌日SBS放送でダイジェスト版が見られるはずです。 息のそろったダンスあり、凝ったコスチュームあり、社会や政治の風刺ありで、なかなか楽しめますので、シドニー在住の方は一度は沿道で鑑賞してみるといいと思います。 きむらも以前は毎年のように見に行っていましたが、きむら子供が生まれてからはトンとこういう夜の大人のイベントに出かけなくなり、ちょっと残念な気がします。 って。 生まれてからも行ってましたね、そういえば(← 言っているそばから言動を打ち消す、きむら(笑)) このブログ内にも自分で撮った写真をアップしておりました。 (どこかにまだありますので、ご興味あるかたはどうぞご覧ください♪) 今年は(というか、このところずーっと)どなたからもお誘いがありませんし、パレードを見に行く予定はありませんが、翌日のテレビ放送はぜひ見ておこうと思います。 (蛇足) きむら「ねーねーねー、マルディグラがね、あるんだけど……」(← あわよくば、と思ってる) 相方 「この間、バレンタインデーの翌日、一緒に映画見に行ったでしょ〜」 バレンタインデーのデートとパレードの見物はイベント的には別物という気もしますが。 まあ、そのデートとやらで見た映画が、定番の恋愛ものとかではなく「ジ・インタビュー」(去年の年末話題になった、アメリカのTV制作者が某国に行ってそこの指導者を暗殺しようとする、という痛快超B級コメディ映画)というのは、いかにもきむら&相方らしいチョイスだったりもしますけど。 #
by Kaoru_Oishi
| 2015-03-05 10:20
| その他もろもろ
2015年 02月 19日
どうも。きむらです。 先日の「史上空前」のクリケットの試合、終わりました。 結果は インド 300/7 vs パキスタン 224 で「India won by 76 runs」でインドが勝ちました。 …………。 意味がわからないって? そうでしょう。 きむらだって、分かってませんからっ!!(笑) 取りあえず、クリケットは 「試合時間が長い」 「途中に選手の食事休憩が入る。だから余計に長くなる」 「ヒットしたら、だいたい4点か6点入る」 「観客がボールをキャッチしたらスローモーションで再生され、解説のコメンタリーが入る」 こういうスポーツだと思っとけばいいです。 しかし、これだけ興味のない人(代表:きむら)にとってはどうでもいい試合でも、やはり観戦する人たちには一大事だったようです。 どれだけすごかったかといいますと。 その晩、きむら家が普通にだんらんしてますと、風に乗って雄叫びが聞こえてきました。 どうやらインドのご一家が試合を観戦中だったようですが、ぱっと思いつくかぎり、きむら家の周囲にインド系の住民はいません。 きっとはるかかなたからでも聞こえるくらい、大声で「うぎゃお〜っ!!」と喜んでいたのでしょう。 それから、相方の同僚はちょうど試合をやっている時間に家に電話がかかってきたそうです。 それは、いわゆる「勧誘系」の電話でした。 きむら家にもよくかかってきますが、ここ数年アウトソーシングが進んで、オペレーターが「ハーイ、僕はジョン、メルボルンのオフィスから電話してます」とフレンドリーに話しかけてくるものの、最初に聞こえる雑音が国際電話特有で、しかもオペレーターの英語のアクセントやイントネーションでバリバリ 「これ、ムンバイのコールセンターからだよね? それで、アンタの本名は絶対にジョンじゃないよね?」 と分かってしまう類いのものです。 (きむらは、自分自身も英語にアクセントやイントネーションがありますし、こちらにインド系の知り合いもいるので特に差別的に考えていませんが「丸わかりなのに、インド在住のオペレーターにオージーで豪州国内からかけていると名乗らせる勧誘系会社」のやり方には困惑を禁じえません) で、その晩、同僚が受け取った電話も 「ハーイ、僕はマーク、メルボルンのオフィスから……」 で始まりましたが、その途中で背後でいきなり、 うおおおおおおおっ!! という絶叫が。 どうやらコールセンターのみなさん、仕事中にクリケットの観戦をしていたようです。 もう、豪州国外からだってバレてますって(笑) そして、その話を相方から聞いたときに思い出しました。 そういや、今日ウチにも勧誘系の電話かかってきたけど、オペレーターが地元のオージーだったので、 「おや、めずらしい。国内からこういう電話がかかるなんて」 「ハハッ、そうでしょ〜♪」 なんて会話をしたことを。 (まあ、その後、勧誘は速攻でお断りしましたが(笑)) これって、もしかして。 クリケットで盛り上がりすぎてインドのコールセンターの業務がダウンしちゃったから、急きょ豪州内のスタッフが仕事を引き継いだんじゃ……(汗) クリケットというスポーツ自体は理解できなくても、一大イベントとしてなら、いろんな角度で楽しめそうです♪ #
by Kaoru_Oishi
| 2015-02-19 09:33
| It's Sporting Life
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